ジャック・ラッセル・テリアにトリミングは必要?お手入れやカット方法を解説!
販売中のジャックラッセルテリア
家庭用の犬として人気のジャックラッセルテリアですが、定期的なトリミングをきちんと行っていますか?中にはボサボサのままで手が付けられておらず、どうしようか迷っているという方もいるのではないでしょうか。
ジャックラッセルテリアは、毛の種類によって必要なお手入れやカット方法などが異なります。どういったタイミングでどのような手入れをすべきなのか?毛のタイプ別に必要なお手入れの方法と、自宅でカットする方法についてご紹介します。
そもそもトリミングやカットは必要なの?
ジャックラッセルテリアは、毛の種類によって3タイプに大きく分けられます。短毛であるスムースの場合、何も手を加えなくても毛が抜けやすく、すぐに生え変わるためカットの必要性はほとんどありません。しかし、残り2のタイプである「ラフ」と「ブロークン」の毛質を持つジャックラッセルテリアは毛が伸びやすいため、トリミングを行う必要があります。
ただ、最も毛が長くなるラフの場合でも生活に支障をきたすほどの長さまで伸びることはないので、トリミングが必須という訳ではありません。衛生面や見た目の清潔感に大きく影響するため、その辺りが気になる方はカットを検討すると良いでしょう。特に、長い毛が暑苦しく感じる夏場はおすすめです。
また、毛が長くなると毛玉になって部屋や服に大量の毛玉が付着してしまう可能性があります。掃除機をかければ問題ないのですが、手間に感じるようになったらカットを検討しましょう。
それから、ジャックラッセルテリアは抜け毛が多い犬種です。特に生え変わりの時期になると大量の抜け毛が落ちるので、カットをしてあげることで生え変わりを促進させることができます。
お手入れ方法
毛の種類によって必要なお手入れが異なります。
スムース
上でも説明したように、基本的にカットの必要はありませんが、ブラッシングやシャンプーなどのお手入れはしておきましょう。特にスムースは毛が抜け落ちやすいので、毎日のブラッシングが欠かせません。
毛のカットは必要ありませんが、爪は切ってあげる必要があるので忘れないようにしてください。他には、耳やアゴひげなど、細かい部分で気になる毛ができた際に整えてあげる程度でOKです。
ラフ
毛が最も長くなるため、トリマーに頼んで全体的なトリミングをしてもらうのがベストです。きれいな毛並を維持したいのであれば、1~2か月に一度はカットをしましょう。
長くなった被毛は、毛を抜く作業であるストリッピングを行うのが有効です。ストリッピングをすることで古い毛を排除し、健康的な新しい毛を増やすことができます。ただし、素人が行うと皮膚を傷めてしまう可能性があるので、トリマーさんにお願いするのが良いでしょう。
スムース程ではありませんが、毛が抜けることが多いのでこちらもブラッシングが必要です。
ブロークン
ラフのように全体の毛が伸びているわけではないので、トリマーに依頼しなければならない程ではありません。そのため、自宅のカットで済ます方も多いようです。体の箇所によって毛の長さが違うため、その生え方の癖を知った上でトリミングを行うのがポイントです。
ラフと同様、ストリッピングやブラッシングも有効なので定期的に行いましょう。
自宅でカットする方法
ラフの場合や初心者の方はトリマーさんに頼むのが確実ですが、自らの手で愛犬のカットをしている方も少なくありません。必要な道具を揃えて、あとは最低限の知識を備えれば初心者でも挑戦できます。
準備するもの
まずは、カットの基本となる「ハサミ」と「バリカン」は必須です。基本的にはハサミで切って、足裏などの繊細な部分はバリカンを使用します。それから、毛並を整えるコームやブラシも用意しておきましょう。人間の散髪でもよく使う「スキバサミ」も便利な道具のひとつです。細かく毛量を整えたい時に重宝します。
特殊な道具としては「トリミングナイフ」というものがあります。犬の毛をカットする専用の道具で、毛を抜くためのプラッキングをする目的で使われています。ジャックラッセルテリアのように抜け毛の多い犬は、毛を予め抜いてあげることで、毛質が良くなって美しい毛が生えるようになります。
カットのコツ
ジャックラッセルテリアは皮膚が弱いので、ハサミが当たらないように細心の注意を払うのがコツになります。少しでも刃先が触れると怪我をしてしまうかもしれません。必ず毛の中に指を入れて、皮膚がどの位置にあるか分かった状態でカットに入りましょう。
カットに自身がない方は、スキバサミで少量の毛を処理することにチャレンジすると良いでしょう。この方法なら、皮膚を傷つけるリスクが少なくて済みます。
プラッキングでは、とにかく力を入れ過ぎないことが大切です。古い毛はスルッと簡単に抜け落ちるものなので、無理な力を入れずに自然に抜ける感覚を覚えましょう。
無理なカットは厳禁!まずはサロンでトリミングしよう
ジャックラッセルテリアの毛をカットする際には、毛の種類に応じた手入れが必要です。素人が適当にカットしようとすると、手入れを怠ることで逆効果になってしまう可能性もあります!自宅で手入れする場合には、まず毛の性質を知り、それに合った方法を覚える所から始めましょう。
初心者の間は無理をせず、ペットサロンでトリミングを依頼するのが無難です。サロンでアドバイスを聞きながら道具を揃え、自宅でのカットを検討してみるのも良いでしょう。カットに関する講習会が行われていることもあるので、要チェックです!
犬の家&猫の里 編集部
犬の家&猫の里は、ワンちゃんネコちゃん専門のペットショップです。
動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
飼い主さまと大切なペットを末永くサポートさせて頂きます。
日々ワンちゃんネコちゃんに対する知識レベル向上に励み、みなさまに
お役立ち情報をお届けします。
その他の記事