ラブラドールレトリーバーに毛色の種類はある?
販売中のラブラドールレトリーバー
ペットとして絶大な人気があるラブラドールレトリーバーですが、皆さんはラブラドールレトリーバーというと何色の子を思い浮かべますか?
この記事ではそんなラブラドールレトリーバーの毛色についてご紹介します。
ラブラドールレトリーバーってどんな犬?
ラブラドールレトリーバーは体高54~57㎝、体重30kg前後の大型犬です。水猟犬として活躍していた過去はありますが、決して攻撃性は高くなく、人懐っこいです。飼い主に対して非常に従順で、状況判断に優れていることから、訓練のしやすい犬種です。
遺伝性の病気も比較的少ないので、大型犬の中では長生きする傾向にあります。
ラブラドールレトリーバーの毛の特徴
ラブラドールレトリーバーは「ダブルコート」の犬種です。
犬の毛の生え方には「ダブルコート」と「シングルコート」の2種類があります。ダブルコートは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二層構造になっています。オーバーコートは硬くて太く、紫外線などから皮膚を守る役割があります。
もう一つのアンダーコートは柔らかく、皮膚に密着するような形で生えており、寒さから身を守ってくれます。ただ、寒い季節が終わるとこのアンダーコートはごっそりと抜けてしまうので、抜け毛が多いです。
毛色の種類
ラブラドールレトリーバーの毛色は、イエロー・ブラック・チョコレートの3種類です。イエローは白に近いものから赤みを帯びているものまでさまざまですが、すべてひっくるめてイエローです。
ブラックは黒ラブと呼ばれ、非常に人気です。全身をツヤのある黒い毛で覆われており、高貴で凛々しい印象があります。
濃い茶色のチョコレートは、日本での飼育頭数が多くないのでなかなかお目にかかることがありませんが、アメリカではおなじみのカラーとされています。
ラブラドールレトリーバーというと、かつてはブラックが主流でした。そのため、イエローやチョコレートなどブラック以外は間引きされていたようです。
また、近年ではシルバーのラブラドールレトリーバーも存在していますが、シルバーは公認カラーとされていません。
毛色の遺伝
ラブラドールレトリーバーには、黄、黒、茶という被毛の色を決める遺伝子があります。この3つの中で現れやすいのが優性遺伝子(※)である黒です。
ただ、両親ともにブラックなのに、生まれてきた子はイエローだったということがあります。両親の見かけの色はブラックですが、遺伝子因子として持っている色が黒色だけでなく黄色も持っていれば、イエローの子も生まれてきます。
ラブラドールレトリーバーの毛色の遺伝子タイプは9通りあるのですが、DNA鑑定をすれば、生まれてくる子犬の毛色を予測することができます。
※優性遺伝子とは、優れた遺伝子ということではなく、あくまで形質が現れやすい遺伝子という意味です。
毛色によって性格が違う?
毛色によって性格が違うというのは、ラブラドールレトリーバーに限らず、他の犬種でも言われていることですが、なかでもラブラドールレトリーバーは特に実感する、という飼い主さんも多いです。
イエローのラブラドールレトリーバーの性格
盲導犬として見かけるラブラドールレトリーバーはイエローが多い印象がありませんか?イエローのラブラドールレトリーバーは3種の中でも比較的穏やかで落ち着いた性格と言われることが多いのです。
ブラックとチョコレートのラブラドールレトリーバーの性格
ブラックもしくはチョコレートのラブラドールレトリーバーは、優しく社交的ではありますが、活発な部分があり、イエローのラブラドールレトリーバーと比較するとやや落ち着きがないように感じるかもしれません。
まとめ
ラブラドールレトリーバーの毛色は、イエロー・ブラック・チョコレートの3種類とカラーバリエーションは少なめです。ただ、イエローに関しては同じイエローでもかなり印象の違う子がいますので、実際見てみることをおすすめします。
また、毛色によって性格が違うということも紹介しましたが、科学的に証明されているというわけではないので、あくまで一つの情報として参考にしていただければと思います。
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犬の家&猫の里 編集部
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