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ヨークシャーテリアの毛色は変わるの?被毛の特徴や毛色の種類、自宅での被毛ケアについて解説

2024.07.08 2024.07.08

柔らかくふわふわとした毛が可愛らしいヨークシャーテリアですが、「一生のうちに7回色が変わる」と言われていることをご存知ですか?それは本当なのでしょうか。またヨークシャーテリアの被毛には他にどんな特徴があるのかも気になりますよね。この記事では、毛色の変化についてはもちろん、被毛の種類や特徴、さらにケアの方法について解説していきます。

ヨークシャーテリアの毛色の変化

「一生のうち7回色が変わる」と言われているヨークシャーテリアの被毛ですが、その毛色の変化について解説していきます。

子犬から成犬までの毛色の変化

ヨークシャーテリアは子犬の時と成犬の時で毛色が大きく変わる犬種として知られています。子犬の頃の毛色は主に黒や黒とタン(薄い茶色)がミックスした毛色をしています。この黒い毛色は「子犬特有の愛らしさを引き立てますが、成長とともにこの毛色は徐々に変わっていきます。

ヨークシャーテリアが成犬になると、黒い毛は次第に変化していきます。青みがかった灰色に変わったり、タンの部分は金色や薄いクリーム色になったりします。

しかし、毛色が変化する仕組みは解明されておらず、全てのヨークシャーテリアが同じように変わるわけではありません。個体によっては黒い毛が濃く残る場合や、タンの部分がより淡い色になることもあります。

「絶対にこの色になってほしい」と思っても期待している毛色にならない場合もあります。愛犬だけの毛色の変化をおおらかに楽しむようにしましょう。

毛色の変化が起こる時期

ヨークシャーテリアの毛色が変わり始める時期は、生後6ヶ月から1歳くらいまでが一般的です。この時期に子犬のふわふわした毛が徐々に抜け落ち、大人の毛に生え変わります。この変化は数ヶ月から1年ほどかかることがあり、個体によって異なります。

毛色が変わる時期は、ヨークシャーテリアが成犬になる過程で大切な時期です。この時期を楽しみながら、愛犬の変化を見守ってください。

ヨークシャーテリアの被毛の特徴

ここからは毛色の変化以外の被毛の特徴について解説していきます。

ヨークシャーテリアはシングルコート

ヨークシャーテリアはシングルコートの犬種です。

シングルコートとは、犬の被毛が一層だけで構成されていることを指します。ダブルコートを持つ犬種は、アンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の二層から成り立っていますが、ヨークシャーテリアの場合はこのアンダーコートがありません。

シングルコートのヨークシャーテリアの被毛は、絹のような質感が特徴です。この被毛は非常に柔らかく、直毛であることが多いです。

抜け毛は少なめ

ヨークシャーテリアは一般的に抜け毛が少ない犬種です。これはシングルコートであることが大きな理由です。シングルコートの犬は、ダブルコートの犬に比べて毛の抜け替わりが少なく、家の中での抜け毛の量も少ないです。そのため掃除が楽で、アレルギーを持つ人にも比較的飼いやすいと言われています。

しかしヨークシャーテリアの毛は絡まりやすいので、毎日のブラッシングは欠かせません。ブラッシングを怠ると毛玉ができやすくなり、これが抜け毛の原因になることもあります。また毛玉ができると皮膚にも悪影響を与えることがあるので、定期的なケアが必要です。

抜け毛が少ないとはいえ、完全に無いわけではありません。ヨークシャーテリアも季節の変わり目や体調の変化によって毛が抜けることがあります。

自宅での被毛ケア

自宅ではどのようなケアをすれば良いか、飼い主さんが知っておくべきケアの方法について解説します。

毎日のブラッシング

ヨークシャーテリアの被毛は長くて絹のような質感が特徴ですが、その美しさを保つためには日々のブラッシングが欠かせません。ブラッシングを毎日行うことで、毛が絡まるのを防ぎ、毛玉の発生を抑えることができます。またブラッシングは血行を促進し、皮膚の健康を保つためにも重要です。

ブラッシングには、まず目の粗いブラシを使って毛のもつれを解き、その後に細かいブラシやコームで丁寧に整えると良いでしょう。特に耳の後ろや脇の下、脚の付け根など、絡まりやすい部分に注意を払ってください。ブラッシングは優しく行い、毛を引っ張りすぎないように気をつけましょう。

シャンプーは1ヶ月に1回程度

ヨークシャーテリアのシャンプーの頻度は、だいたい1ヶ月に1回程度が目安です。ただし外でたくさん遊んだり、汚れが気になる場合は、もう少し頻繁にシャンプーしても問題ありません。重要なことは、シャンプーの頻度を飼い主さんのライフスタイルや犬の活動量に合わせることです。

シャンプーを選ぶ際には、犬用のものを使用しましょう。人間用のシャンプーは犬の皮膚に合わないことが多く、乾燥やかゆみの原因になることがあります。ヨークシャーテリアのデリケートな被毛には、保湿成分が含まれたシャンプーが適しています。シャンプー後はしっかりとすすぎ、リンスやコンディショナーを使って毛を滑らかに保つことが大切です。

トリミング

ヨークシャーテリアの被毛は伸び続けるため、定期的なトリミングが必要です。一般的には1~2ヶ月に一度のトリミングが理想的ですが、被毛の状態や飼い主さんの好みによって調整が可能です。トリミングはプロに任せることが多いですが、基本的なコツを押さえて自宅で行うことも可能です。

トリミングを始める前にブラッシングで毛を整え、もつれを取っておくことが大切です。次に、毛の長さを均一に保つために、専用のハサミやバリカンを使いましょう。特に目や耳の周り、足の裏など、毛が伸びすぎて邪魔になる部分を丁寧にカットしましょう。

季節ごとの被毛ケアのポイント

季節によってヨークシャーテリアの被毛ケアの方法も変わります。

夏場は特に暑さ対策が重要です。毛が長いと熱がこもりやすいため、サマーカットなどで被毛を短くすることを検討しても良いでしょう。また夏は皮膚が乾燥しやすくなるので、保湿効果のあるシャンプーやコンディショナーを使うと良いです。

冬場は寒さ対策が必要です。長い毛が保温効果を高めるため、毛を少し長めに保つのも良いでしょう。ただし暖房器具を使うと乾燥が進むため、室内の湿度を保つことも大切です。また冬でも定期的なブラッシングとトリミングを怠らないようにしましょう。

まとめ

ヨークシャーテリアの毛色は「一生のうち7回変わる」と言われ、子犬の時は黒や黒とタンの毛色が、成犬になると青みがかった灰色や金色などに変化します。この変化は生後6ヶ月から1歳の間に始まりますが、毛色も色が変わる時期も個体差があります。ヨークシャーテリアはシングルコートで抜け毛が少ないため、毎日のブラッシングが重要です。自宅での被毛ケアとして、日々のブラッシング、1ヶ月に1回のシャンプー、1~2ヶ月に一度のトリミング、さらに季節ごとのケアをしっかり行っていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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