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フレンチブルドッグの適正体重は?成犬の体重や適正体重を維持するためのケア、気をつけたい病気や怪我について解説

2024.08.26 2024.08.26

ほかにはない魅力をもって根強い人気を誇るフレンチブルドッグですが、愛犬に迎えるなら気をつけたいのは健康ですよね。この記事ではフレンチブルドッグの体重に焦点をあてて、適正体重を保ち健康でいてもらうためのポイントについて解説します。

フレンチブルドッグってどんな犬?

まずはフレンチブルドッグはどんな犬なのか、以下で解説します。

特徴

フレンチブルドッグは、丸い大きな目とつぶれた鼻、四角い大きな頭が特徴の大人気犬種です。体は筋肉質で、短い背中とともに非常に力強い体つきをしています。「バットイヤー(こうもり耳)」と呼ばれる立ち耳を動かす姿にとても愛らしさがあります。

歴史

フレンチブルドッグの起源は18世紀のイギリスにさかのぼります。もともとはイギリスの闘犬として有名になりましたが、その後交配して小型化されました。その後フランスに持ち込まれ、フランスでは「フレンチブルドッグ」として愛されるようになり、その名前が定着したと言われています。

フレンチブルドッグの平均体重は?

まずはフレンチブルドッグの適正体重はどのくらいかについて解説していきます。

成犬の平均体重

成犬のフレンチブルドッグの適正体重は、オスで約9~14kg程度、メスで約8〜13kg程度です。

ただし、個体差があるため標準的な体重範囲に収まっていても、その犬にとって適正な体重かどうかを確認することが大切です。

愛犬だけの適正体重を大切に

体重管理で大事なのは、愛犬が健康で活動的でいられるかどうかです。

体形や体重は個体差がありますので、平均体重に囚われず我が子の適正体重を知り、維持できるように意識しましょう。

定期的な検診の際に獣医師に適正体重を相談するのが安心です。

愛犬の体型をチェックするときのポイント

愛犬の適正体重を見極めるには単純に体重の数値だけではなく、以下のポイントをおさえて体型をチェックしてみてください。

 

くびれがしっかりと見えるか

犬を真横と真上から見て、ウエストラインがしっかりと見えるか確認してください。

 

肋骨を確認できるか

毛で見えにくい場合は、肋骨を触ってみて、皮膚の上から肋骨が確認できるかどうかをチェックしてください。

 

獣医さんに相談する

くびれがなかったり肋骨が確認しにくい場合は肥満気味であることが考えられます。獣医さんに相談して、愛犬が目指すべき適正体重をしっかりと数値化してもらいましょう。

適正体重を維持するためのケア方法

ここからは適正体重をキープするために飼い主さんが気をつけたいケアのポイントについて解説します。

バランスの取れた食事

フレンチブルドッグの適正体重を維持するためには、バランスの取れた食事が重要です。

フレンチブルドッグは太りやすい傾向がありますので、獣医さんと相談しながら、体重に合わせて適量を守ることが大切です。高品質なドッグフードを選び、人間の食べ物は避けるようにしましょう。

食事の回数や量も、フレンチブルドッグの健康状態や活動量に合わせて調整することが良いです。

定期的な運動

体重維持には適度な運動がおすすめです。長時間の激しい運動は避け、短時間でも毎日続けることを大切にしましょう。

散歩や軽い遊びを通じて、犬の体力や気候に合わせて運動させることがポイントです。

定期的な運動は体重管理のみならず、ストレス解消や問題行動を予防することにもつながります。

獣医さんの定期健診

フレンチブルドッグの健康を維持するには、定期的な獣医さんの健診が欠かせません。年に一度は健康診断を受け、必要なワクチンはしっかり接種することが大事です。

またフレンチブルドッグがよくなりがちな呼吸器系の問題や関節病も早期発見することができます。

フレンチブルドッグが気をつけたい病気と怪我

適正体重が維持できていないと、病気や思わぬ怪我を招いてしまうこともあります。以下ではフレンチブルドッグが気をつけるべき病気と怪我について解説します。

短頭種気道症候群

フレンチブルドッグに多くみられる病気のひとつが短頭種気道症候群です。

鼻、喉、気管までの空気の通り道が狭くなりやすい特徴から、呼吸困難になりやすくなる状態です。パンティングやいびきなどの症状からはじまり、症状が悪化していきますので、初期症状をみつけたらすぐに獣医さんに相談するようにしましょう。

皮膚疾患

フレンチブルドッグはアレルギー性皮膚炎や細菌感染による膿皮症にかかりやすい傾向にあります。

しわの多い皮膚は特に注意が必要で、定期的に清潔に保つように心がけましょう。フケやかゆみの症状が見られた場合は、獣医さんに相談して適切な治療を受けることが必要です。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアはフレンチブルドッグをはじめとした犬にとって深刻な問題になりえる病気です。

この病気は背骨の間にあるクッションが飛び出し、神経に圧迫をかけることで、痛みや歩行困難を引き起こすことがあります。また悪化すると一生歩けなくなってしまうこともあります。

高い所からのジャンプは避け、体重管理とお散歩をはじめとした運動をしっかり行い、獣医さんの指導のもとで適切な対策を行うことが大切です。

まとめ

フレンチブルドッグは、丸い大きな目と「バットイヤー」(こうもり耳)が特徴の小型犬です。筋肉質でコンパクトな体形を持ち、非常に愛嬌があります。

適正体重は保つことは健康でいるためにとても重要です。バランスの取れた食事と適度な運動が必須で、定期的に獣医さんから健診を受けて病気を早期発見しましょう。特に呼吸器系の疾患や皮膚の問題、椎間板ヘルニアに注意が必要です。愛犬だけの適正体重を知って、健康で長生きしてもらえるようにケアしていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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