ポメラニアンの猿期ってなに?いつからはじまるのか紹介します
販売中のポメラニアン
皆さんはポメラニアンの猿期というものをご存知でしょうか。
ポメラニアン愛好家の中では有名のようですが、多くの人は聞き馴染みがないかもしれませんね。
では猿期とはいったいどんな期間なのでしょうか。
まるでお猿さんのような姿に
ポメラニアンというと、ふかふかでコロンとした姿を想像しますが、生後4か月~8か月ごろにかけて毛が生え変わる換毛期がおとずれ、抜け毛が多くなります。かなりの量が抜けてだいぶボリュームがなくなってしまうので、初めてポメラニアンを飼う方は、もしかして病気?とちょっと心配になってしまうかもしれません。
体や尻尾はもちろん、鼻周りや目の周りなど顔の毛も抜けていきます。
すると、顔の中心部と顔周りの境目がハッキリするため、まるで小さなお面をつけているかのような姿になります。これがお猿さんのように見えることから、猿期と呼ばれているのです。
猿期はいつまで?
ではこの猿期はいつ頃まで続くのでしょうか。
実はポメラニアンの猿期はかなり個体差があると言われています。
生後1年で終わる子もいれば、3、4歳でやっと長い毛が生えそろってきたという子もいるようです。
猿期のトリミングに要注意
ポメラニアンの猿期では注意していただきたい点があります。それはバリカンでのトリミングです。毛がまだ完全に生え揃っていない時に、バリカンなどでポメラニアンの毛をカットしてしまうと毛質が変わってしまうことがあるようです。
ポメラニアンのカットスタイルとして、体や首周りの毛を短めに切る「柴犬カット」は非常に人気が高いですが、この時期はあまりおすすめできません。猿期に関しては、トリマーさんと相談しながらカット方法を考える必要があります。
毛の色が変わることも
多彩な毛の色が特徴的なポメラニアンですが、この毛の色に関して、飼う前にぜひ知っておいて欲しいことがあります。
それは成長するに従い、毛の色が変化するということです。
晴れて猿期を卒業すると、立派な大人の毛が生えそろうわけですが、子犬のときと比べると毛の色が薄くなったり濃くなったりします。
このことを知らないと、子犬のときの毛の色が好きだったのに・・・とちょっとがっかりしてしまうかもしれません。
ペットショップによっては大人の毛に生え変わった際の毛の色を教えてくれるところもあるため、購入の際は相談してみるのも一つの手です。
ポメラニアンの抜け毛対策
一生に一度の猿期が終わり、長い毛が生えそろった後も、ポメラニアンは年に2回換毛期があり、春と秋は抜け毛が非常に多くなります。
家中に被毛が散らばってしまうと掃除が大変です。掃除の手間を省くためにも、毎日の抜け毛対策が重要になります。ポメラニアンの抜け毛対策として効果的なのが、ブラッシングとシャンプーです。
ブラッシング
ポメラニアンの毛はダブルコートと呼ばれ、アンダーコートとオーバーコートの二重構造になっています。
軽いブラッシングだけだとオーバーコートしかブラッシングされません。アンダーコートも手入れする必要があるので、毛をかき分けしっかりと根元からコームでとかしていきます。毛玉を見つけた場合は無理にコームで引っ張るのではなく、指で優しくほぐしてあげてください。
シャンプー
ポメラニアンは毛が多いため、こまめにシャンプーする必要があるのかな・・・と思う方もいるかもしれませんが、他の犬と同じく、月に1、2回程度で問題ありません。
むしろ洗いすぎは乾燥や皮膚病をまねくことにもつながりかねません。
シャンプーする際は、ぬるめのお湯でお尻、体、頭の順に洗います。シャンプーが残らないようしっかりと流し、抜け毛もしっかりと除去してあげてください。
猿期は成長の証
ポメラニアンの猿期は、子どもの毛から大人の毛に生え変わる期間のこと。いわば成長の証と言えます。初めて目にする飼い主さんはほんとに大丈夫かな?と心配になってしまうかもしれませんが、長い毛が生えそろうまで時間がかかっても、どうか温かい目で見守ってあげてください。むしろ一生に一度しかおとずれない“猿期の姿”を記録に残すなど、楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
また、ポメラニアンは抜け毛が多い犬種ですが、日頃からしっかりと対策をしておけば、飼い主の負担も少なくなります。ポメラニアンの被毛の特徴を理解して、日々の抜け毛対策に努めましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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