ポメラニアンの寿命はどのくらい?気をつけたい病気について紹介します
販売中のポメラニアン
ポメラニアンの平均寿命
ポメラニアンの平均寿命は、一般的に12~16歳とされており、小型犬の中でも比較的長寿な犬種と言えます。
犬の年齢 | 人に例えた年齢 |
---|---|
1歳 | 12歳 |
2歳 | 25歳 |
3歳 | 29歳 |
4歳 | 33歳 |
5歳 | 37歳 |
6歳 | 42歳 |
7歳 | 46歳 |
8歳 | 50歳 |
9歳 | 55歳 |
10歳 | 59歳 |
11歳 | 63歳 |
12歳 | 68歳 |
13歳 | 72歳 |
14歳 | 76歳 |
15歳 | 81歳 |
16歳 | 85歳 |
17歳 | 89歳 |
18歳 | 94歳 |
19歳 | 98歳 |
20歳 | 102歳 |
ポメラニアンの最高齢は?
ポメラニアンは20歳が最高齢とされています。人間でいうと100歳目前ですね。
毛色による寿命の違い
ポメラニアンは非常の毛色のバリエーションが豊かですが、基本的に毛色によって寿命に差があるということはありません。ただし、マールカラーの子は少し注意が必要です。マールカラーというのは、まだら模様のようになっている毛色のことで、個体数が少なく、レアカラーとも言われています。しかし、マールカラーは遺伝子に問題があるとされており、マールカラー同士の個体を交配させると、高確率で異常を持った個体が生まれてきてしまいます。そのため、マールカラーは公式で認められた毛色ではありません。
珍しいからという理由で購入を希望される方もいるかもしれませんが、何らかの異常を持っている可能性もありますので、注意してください。
気をつけたい病気
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼は膝にあるお皿のような骨が内側もしくは外側にずれてしまう病気です。遺伝的な素因が原因の一つとされており、子犬のうちから発症することも多くあります。
膝蓋骨脱臼は症状の程度によってグレード1からグレード4まで分類されています。一番重症度の高いグレート4は、常に膝蓋骨が脱臼しており、歩くこともままならない状態です。
先天性の膝蓋骨脱臼を防ぐことはできませんが、後天性のものであれば膝に負担をかけない生活を意識することで予防することができます。
気管虚脱
気管虚脱は、何らかの原因で気管が平らにつぶれて呼吸がしにくくなってしまう病気です。特に小型犬が発症することが多く、中でもポメラニアンは遺伝的にこの病気にかかりやすい傾向にあります。咳が急に増えたり、呼吸をするときにゼーゼーといった異常な音がしたりした場合には気管虚脱の可能性があります。
気管虚脱の発症原因はわかっていないため、予防が難しいのですが、肥満になると呼吸器への負担が増えてしまうので、体重管理には注意したいところです。また、過度に吠える、首輪を引っ張ってのどを刺激する、なども呼吸器に負担がかかりますので、控えるようにしましょう。
僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)
この病気は心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかり閉じなくなることで血液が逆流してしまう病気です。中高齢の小型犬が発症しやすいと言われています。
初期段階では特に症状は見られませんが、進行すると呼吸が荒くなったり、ゼーゼーと咳をすることがあります。また、肺水症や呼吸困難を引き起こすことがあり、最悪の場合は死に至ることもあるので、非常に注意が必要です。
塩分の高い食事やおやつは心臓に負担をかけてしまうので、心臓病を防ぐためにもできる限り控えるようにしましょう。
歯周病
歯周病は歯と歯茎の間にある歯周ポケットの中に細菌が入り込むことで歯肉炎や歯周炎を引き起こすものです。進行してしまうと、鼻炎や呼吸器感染、心臓病などの原因にもなるので、実は恐ろしい病気なのです。
ポメラニアンは口が小さいので口の中のケアがしにくいかもしれませんが、ケアをすれば防ぐことができる病気ですので、日々しっかりと歯磨きをしてあげましょう。
長生きの秘訣
肥満にならないよう心がける
「肥満は万病のもと」とはよく言いますが、それは人間に限らず、犬も同じです。肥満になることで、先ほど紹介した膝蓋骨脱臼や心臓病、さらには糖尿病などになるリスクが高くなってしまいます。
適度な運動と食事管理で適正体重を維持できるようにしてください。
ポメラニアンは運動が好きな犬種ですから、散歩に行くことでストレスの発散にもなり、より健康増進につながります。
定期健診を受けさせる
知らない間に病気が進行し、気づいたときにはもう手遅れ、という事態はできる限り避けたいですよね。人間と違って犬は言葉で体の不調を訴えることはできませんから、飼い主さんが積極的に健診を受けさせてあげましょう。特にシニア期に突入したら年に2回は健診を受けておく安心です。
住環境を整える
ポメラニアンは骨折や脱臼をしやすい犬種なので、現在の住環境が安心・安全かどうか、今一度見直してみてください。ツルツル滑るフローリングは足腰の関節に大きな負担がかかってしまうので、滑り止めのラグやマットを敷いてあげるとよいでしょう。
老犬になったら
ポメラニアンをはじめとした小型犬は10歳前後からシニア期に入ります。老犬になると筋肉が落ちてくるので、歩行スピードがゆっくりになるだけでなく、元気に走り回ることが少なくなります。また、人間同様、年を重ねると耳が遠くなるので、名前を呼んでも反応しないことが多くなります。
高齢になると、できることが少しずつ減り、免疫力も下がることから体調を崩しやすくなりますので、若いとき以上に丁寧なお世話を心がけてあげましょう。
食事を老犬用に切り替えたり、運動量に気を使ったりすることはもちろんですが、何よりスキンシップをとってあげることが一番大切です。
普段からチェックしておきたいポイント
体重
ポメラニアンは全身長い毛で覆われているため、見た目からは体型の変化がわかりにくいです。適正体重を維持できているかどうか確認するためには、体重を量るのが一番早いですが、体重計がない場合にはお腹周りを触ってみましょう。触ったときに肋骨の位置がわからないほどお肉がついている場合は少し太り気味かもしれません。
逆に肋骨がはっきりわかる場合はやせすぎているので注意が必要です。
皮膚・被毛の状態
ポメラニアンは毛量が多いので、皮膚疾患になっていても気づけないことがあります。ブラッシングをするときは被毛をかき分け、皮膚が赤みを帯びていないか、膿んでいないかなどをこまめに確認してあげてください。また、毛づやや毛にフケがついていないかなど被毛の状態もあわせてチェックしてあげましょう。
口内環境
厄介な歯周病を防ぐためにも、歯垢や歯石がたまっていないか、口臭はきつくないかなど、口内環境は普段からチェックしましょう。
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まとめ
ポメラニアンは小型犬の中でも長生きする犬種ではありますが、関節疾患や呼吸器疾患にかかりやすい傾向にありますので、特に肥満に注意が必要です。適度な運動や食事管理をしっかりしてあげることで、愛犬と長く一緒に過ごすことができますよ。
犬の家&猫の里 編集部
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