ポメラニアンは多頭飼い向き?多頭飼いのポイントを解説します!
販売中のポメラニアン
ポメラニアンは多頭飼いに向いている犬種だってご存知でしたか?フレンドリーな性格や仲間意識の強さなどから多頭飼いしやすいんです。
この記事では、ポメラニアンを多頭飼いするメリット・デメリットや多頭飼いする際の組み合わせなどについて詳しく解説します。
ポメラニアンが多頭飼いに向いている理由
フレンドリーな性格
ポメラニアンは明るく元気でフレンドリーな性格の子が多いです。そのため、初めて見る犬でも一緒に遊ぼうと自分から近寄っていくことがあります。
先住犬もしくは新しく家族になる犬もフレンドリーな性格だと、より早く仲良くなってくれることでしょう。
仲間意識が強い
ポメラニアンの祖先は、サモエドという犬種だと言われています。サモエドは、寒冷地でソリを引き、作業犬として活躍していたのですが、強調性があり、とても仲間意識が強い犬種です。そんなサモエドの血をひいているので、ポメラニアンも仲間と群れることが得意なのです。
飼育にかかる手間が比較的少ない
多頭飼いは、経済面や飼育にかかる手間の面でハードルが高いと感じる方も多いと思います。確かに大型犬を多頭飼いするとなると、家の広さや食費、お散歩をさせる手間などいろいろ考えなければいけませんが、ポメラニアンは小型犬ですので、比較的多頭飼いしやすい犬種です。
ポメラニアンを多頭飼いするメリット
犬はもともと群れで生活をする動物なので、一匹でいるよりも仲間がいる方が不安やストレスを感じにくくなると言われています。どうしても留守番をさせなければいけない場面もあるかともいますが、そういったときも他の犬がいれば寂しさが紛れます。
また、犬からしか学べないことを家の中で学べる、ということも大きなメリットです。一匹しか飼っていない場合、散歩に行ったり、ドッグランに出かけたりすることで、他の犬と触れ合い、刺激を受けます。一方、多頭飼いの場合は家の中のコミュニティで犬同士の社会ルールを学ぶことができるのです。
ポメラニアンを多頭飼いするデメリット
無駄吠えが増える可能性がある
多頭飼いをしていると、一匹が吠えて、他の犬もつられるように吠えるということがよくあります。一匹だけならそこまで気にならないかもしれませんが、数匹が一気に鳴き始めると、近所迷惑になってしまうことも。ポメラニアンの鳴き声は甲高く、響きやすいので、無駄吠えが増えるとなかなか大変です。先住犬が無駄吠えをしないよう、しっかりとしつけてから多頭飼いをすることをおすすめします。
先住犬がストレスを感じることがある
ポメラニアンは、一般的に多頭飼いに向いている犬種ではあるのですが、性格はその子によって少しずつ異なります。中にはひとりで遊ぶことを好む子もいますし、すごく甘えん坊な子もいて、多頭飼いをすると逆にストレスになってしまうこともあります。
先住犬の性格をしっかり把握した上で多頭飼いを検討するようにしましょう。
多頭飼いで準備するものは?
ケージ
大きめのケージでみんな仲良く過ごしてもいいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、ケージはできる限り頭数分用意してあげてください。自分だけの空間が確保されるので、それぞれが落ちついて休むことができます。
トイレ
トイレも頭数分必要になります。トイレが一つしかないと汚れやすくなってしまいますので、不衛生です。スペース的に少し大変かもしれませんが、頭数分必ず用意し、だれがどこに排泄するのか、しっかりとトレーニングも行いましょう。
ベッド
先住犬がベッドを使用している場合は、新しく家族になる子の分も用意しましょう。新入りの子が先住犬のベッドを占領してしまうと、けんかになってしまうことがあります。
食器
年齢や犬種によって食べるもフードや量は違いますから、大皿であげるのではなく、それぞれに食器を準備してあげてください。
クレート
病院に連れて行くときなどクレートを使用する機会がある方は、クレートも頭数分用意しておきましょう。
ポメラニアンを多頭飼いする際の組み合わせは?
年が近い方がいい?
年の差があっても飼うことはもちろん可能ですが、年齢が近いほうが仲良くなるスピードが早い傾向にあります。
同性の方がいい?
多頭飼いにおいて性別を気にされる方も多いですが、結論から言うと、ポメラニアンは同性同士でもオスとメスを一緒に飼っても問題ありません。縄張り意識が強いわけではないのでオス同士で飼ったからけんかが増える、ということもありません。
同じ犬種の方がいい?
ポメラニアンはどんな犬種でも比較的うまく付き合っていけるので、同じ犬種に限らず別の犬種でも多頭飼いはできます。しかし、ジャック・ラッセル・テリアなどテリア種は群れることを好まないので、注意が必要です。
多頭飼いする際の注意点
先住犬のしつけをしっかりしておく
先住犬のしつけがしっかりできていないうちに多頭飼いを始めてしまうと、新しく迎えた犬のしつけがしにくくなる傾向にあります。
先住犬がゴミ箱をひっくり返したり、人が来るたびに吠えたりすると、それを見て同じように行動してしまいます。
逆にしつけができていれば、先住犬を見て学習しますので、新しい子のしつけもスムーズです。
均等に愛情を注ぐ
新しく迎えた犬にばかり意識が向いてしまうと、先住犬は飼い主を取られたと思ってしまい、嫉妬してしまいます。かといって先住犬を優先しすぎると、新しく迎えた犬がストレスを抱えてしまいます。エサをあげる順番やほめる順番は先住犬を優先にしつつ、愛情は均等に注ぐように努力しましょう。
まとめ
ポメラニアンは一般的にフレンドリーな子が多いので、テリア種などを除けば基本的にどの犬種、どの年齢の子とも多頭飼いは可能です。
多頭飼いをすると、一匹でいるよりも不安やストレスを感じにくくなるといったメリットがありますが、先住犬のしつけが完了していないと、新しく迎えた犬のしつけがしにくくなる傾向にありますので注意してください。
犬の家&猫の里 編集部
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