シェットランドシープドッグ(シェルティー)の毛色について紹介します
販売中のシェットランドシープドッグ
シェットランドシープドッグってどんな犬?
シェットランドシープドッグは、正式名称が長いことからシェルティーの愛称で親しまれています。イギリスの最北端に位置するシェットランド諸島が原産の牧羊犬で、家畜が畑を荒らさないように吠えて防ぐ番犬のような役割を担っていました。そのため、動くものに反応しやすく、スタミナがあります。性格としては飼い主に従順で、家族と過ごすことが大好きです。ただ、家族以外には警戒心が強い面があります。シェルティーは賢いのでしつけがしやすく、初心者でも飼いやすい犬種です。
被毛について
シェルティーと言えば豊富な被毛が特徴的で、特に首回りはふさふさとした飾り毛が一つのチャームポイントとなっています。ただ、シェルティーの抜け毛の多さに頭を悩ませている飼い主さんも多いようです。シェルティーはダブルコートと呼ばれる被毛のタイプで、毛が二重構造になっています。皮膚に密着するような形で生えており、保温・保湿効果のあるアンダーコートと紫外線や汚れから皮膚を守るためのオーバーコートの2種類の毛が生えています。このうちのアンダーコートは、換毛期である春と秋にごっそり抜けてしまいます。そのため、抜け毛が多くなってしまうのです。シェルティーの豊かで美しい被毛をキープするためには、こまめなお手入れとお部屋の掃除が必要になるということを事前に知っておきましょう。
毛色の種類
シェルティーの毛色は、「セーブル」「トライカラー」「ブルーマール」「ブラック&ホワイト」「ブラック&タン」の5種類が公認されています。ブラック&タン以外は、胸や足、尾の先、ブレーズ(目の間から鼻筋を通る白い線)などにホワイトマーキングが見られるものが良いとされています。ただ、ボディにホワイトマーキングがあるのは、いかなる毛色においても望ましくありません。
セーブル
シェルティーの定番のカラーと言えばこのセーブルです。セーブルは薄い基本の色に黒い毛が入る毛色です。セーブルの中にも種類があり、薄いゴールドがベースとなるピュアセーブルとマホガニー(赤褐色に近い栗色)がベースとなるヘテロセーブルがあります。
トライカラー
トライカラーはホワイト、ブラック、タン(黄褐色)の3色で構成された毛色です。3色のバランスには個体差がありますが、基本的にボディはブラックで目の上や頬、足などに濃いタンが入っているのが望ましいとされています。
ブルーマール
ブルーマールはベースカラーとなるブルーにブラックの班が入り、まるで大理石のような模様の毛色です。
※ブルーマールの注意点
ブルーマールは美しく珍しい毛色であることから人気が高いのですが、注意が必要なこともあります。この毛色の犬はマール遺伝子といって部分的に色を脱色させる遺伝子をもっています。この遺伝子を持った犬同士の交配は行ってはいけないとされています。なぜかというと、マール同士の交配によって生まれた子は生まれつき目が見えないなど何らかの障害を持って生まれてくる可能性が高いと言われているからです。ブリーダーやペットショップでブルーマールのシェルティーを購入するときは、事前に親の毛色を確認するようにしましょう。
ブラック&ホワイト
その名の通り、ブラックとホワイトの2色で構成された毛色です。バイブラックとも呼ばれるこの毛色は非常に珍しいとされています。個体ごとにブラックとホワイトの割合は異なり、中にはボーダーコリーと見間違えてしまいそうな子もいます。
ブラック&タン
今ではめったにお目にかかれませんが、ブラックとタンの2色で構成された毛色もあります。
上記5種類のほかにもブルー&ホワイト&タン、ブリンドル、セーブルマール、セーブルマール&ホワイトなどの毛色もありますが、これらは「ミスカラー」と呼ばれ、公認はされていません。
まとめ
シェットランドシープドッグの毛色は「セーブル」「トライカラー」「ブルーマール」「ブラック&ホワイト」「ブラック&タン」の5種類があります。中でもよく見かけるのがセーブルやトライカラーです。同じ毛色でも色の範囲や模様には個体差があり、少しずつ印象が異なってくるので、ぜひお気に入りの子を見つけてみてください。
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犬の家&猫の里 編集部
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