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犬図鑑

柴犬が噛むのをやめない?気を付けたい甘噛みについて

2021.05.12 2024.03.15

子犬の頃は、家具や飼い主さんの手など何でもカジカジ噛んでしまうことがあります。
子犬の甘噛みはそれほど痛くもないので、放置してしまう飼い主さんも多いのですが、そのままにすると、問題行動に発展することも。
では柴犬の甘噛みはどのようにしつけたら良いのでしょうか。

柴犬は甘噛みしやすい?

柴犬は古来より猟犬や番犬として人間とともに生活していました。そのため飼い主への忠誠心が高く賢い犬種ですが、警戒心が強い側面もあり、自分に危害が加えられるとわかると、噛むという行動に出やすいです。
ただ、甘噛みしやすいかは個体差がありますので、柴犬だから必ずしも噛み癖があるというわけではありません。

甘噛みは直す必要がある?

子犬のうちは力もそれほど強くないですし、甘噛みしている姿がかわいらしいことから、そのまま放置してしまう飼い主さんも多いようです。<br>しかし、しつけを行わずにそのままにしておくと、成犬になってから問題行動に発展する可能性が高いです。
一番懸念されるのが、人にケガをさせてしまうことです。柴犬は噛む力が強いですから、小さな子に襲いかかった場合、大けがをさせてしまうかもしれません。
そんな最悪な事態を避けるためにも、甘噛みはしっかりしつける必要があります。

甘噛みする理由は?

甘噛みをしてしまう理由として以下のようなことが考えられます。

歯がかゆい

人間の子どもの歯が乳歯から永久歯に生え変わるように、子犬の歯も子どもの歯から大人の歯に生え変わります。
この時期はどうしても歯がムズムズしたり、歯がゆい感じがしたりするので、甘噛みをしてしまうようです。
歯がかゆいことからくる甘噛みは仕方ない部分もあるので、噛んでも良いおもちゃなどを用意して、噛みたい欲求を満たしてあげましょう。

抵抗

柴犬は独立心が強いため、あまりベタベタと触られたり、ずっと抱っこされたりするのは好みません。
突然ガブッと噛まれたときには「触らないで」「やめてほしい」と訴えている可能性があります。

興奮

飼い主さんと遊ぶことに夢中になり、興奮しすぎて噛んでしまうこともあります。
これは柴犬に限らず、興奮しやすい犬種によく見られます。

要求噛み

散歩に行こう、お腹がすいた、遊ぼうなど何か要求を伝えるために噛むこともあります。
この要求噛みに一度応えてしまうと、噛めば要求が通ると学習してしまい、噛み癖がひどくなってしまうので注意が必要です。

ストレス

毎日運動欲求を満たすだけの散歩をしてあげないと、運動不足からストレスがたまり、噛んでしまうことがあります。
また、先ほど柴犬は独立心が強いと説明しましたが、あまりにもコミュニケーションが少なすぎると、それもストレスにつながってしまいます。少し難しいですが、適度な距離で接してあげるようにしましょう。

成犬も甘噛みする?

成犬になっても甘噛みをすることがありますが、理由の特定がしにくい傾向にあります。成犬の場合は要求噛みや抵抗、ストレスなどに加え脳機能の異常や水頭症、てんかんなど病気によって噛んでしまう可能性も考えられます。

甘噛みのしつけ方法

低い声で短く叱る

愛犬が家族や噛んではいけないものに対して甘噛みしてしまった場合、いつもより低い声で「ダメ」や「ノー」などと短く叱りましょう。
これで噛むことが良くないことだと印象付けます。
叱るときの言葉はできるだけ家族で統一しておくと、愛犬にも伝わりやすいです。

気をつけるべきポイントとして、叱るときに大声で怒鳴ったり、たたいたりするのはやめましょう。
こうした行為は恐怖心を与えてしまうので、逆にしつけがうまくいかなくなってしまいますよ。

無視をする

噛まれた際に飼い主さんがおおげさに反応してしまうと、かまってくれたと認識してしまうことがあります。そのため、手や足を噛まれたら短く叱ってしばらく無視をしましょう。
遊びの途中だった場合は中断し、その場を離れるといった対応も有効です。
すぐに効果が出なくても、繰り返し行ううちに噛んだら遊んでもらえない、かまってもらえないということを認識するようになるので、徐々に噛み癖が落ち着いてきます。

コードやスリッパなど噛んでほしくないものを噛んだ場合は、叱った後に噛んでも良いおもちゃで気をそらして、そのうちに片づけてしまいましょう。

社会化トレーニングを行う

柴犬は警戒心の高さから噛み癖に発展してしまうことがあるので、子犬のうちから社会化トレーニングを行うことが重要です。
トレーニングといっても難しいことはなく、家族以外の人や他の犬と触れ合う機会を少しずつ増やしていくだけで良いのです。
人や犬との付き合い方がわかれば、必要以上に警戒する必要もなくなるので、そもそも攻撃的な態度になることも少なくなります。
抱っこして家の周りを歩くだけでもさまざまな刺激を受けることができるので、立派な社会化トレーニングと言えますよ。

まとめ

甘噛みしやすいかは個体差がありますが、警戒心の強い柴犬は噛むという行動に出やすい子もいます。子犬の頃の甘噛みは特に問題視していない飼い主さんも多いのですが、しつけずに成犬になってしまうと、家にあるものを何でも噛んだり、最悪の場合は人にケガをさせてしまったりすることもあります。
成犬になってからしつけるのはなかなか大変なので、子犬の頃から噛むことは悪いことだということをしっかりしつけるようにしましょう。

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この記事の監修者

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