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犬図鑑

パグの寿命となりやすい病気について

2018.10.17 2024.03.21

パグの寿命となりやすい病気について

パグの寿命

犬の寿命には体格が大きく影響しており、一般的には、大型犬よりも小型犬のほうが長生きとされています。

一般的にいわれる犬の平均寿命

  • 小型犬:12~15歳
  • 中型犬:11~15歳
  • 大型犬:10~13歳

パグの寿命はオス、メスに関係なく12~15歳といわれています。

平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、小型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

12歳

2歳

25歳

3歳

29歳

4歳

33歳

5歳

37歳

6歳

42歳

7歳

46歳

8歳

50歳

9歳

55歳

10歳

59歳

11歳

63歳

12歳

68歳

13歳

72歳

14歳

76歳

15歳

81歳

16歳

85歳

17歳

89歳

18歳

94歳

19歳

98歳

20歳

102歳

では、できるだけ長く愛犬と暮らすためには何をしたらよいでしょうか。気を付けてあげたい病気や、生活する上で注意すべきポイントについて解説します。

長生きの秘訣

皮膚の手入れはこまめに

しわくちゃの愛嬌ある表情が魅力のパグですが、顔に数多くあるシワは、こまめにお手入れをしてあげないと時に皮膚炎の原因にもなります。
皮膚がかゆくなるとストレスにもなりますので、食事の後や散歩から帰ってきた後に低刺激のウェットティッシュや濡らしたガーゼなどで優しく拭いてあげましょう。

肥満を防ぐ

パグは太りやすい体質なので、他の犬種よりも食事量や運動量の管理を徹底する必要があります。
ちょっと散歩に行かない日々が続くとすぐに肥満気味になってしまいます。そのため、20~30分ほどの散歩を1日2回行うのが理想的です。
次に食事の量ですが、パグは食欲旺盛なので可愛い愛犬に「もっと!」と催促されてしまうと、ついつい与えすぎてしまう飼い主さんも多いと思います。
しかし、年齢に合わせた適正食事量を守り、理想体重から極端に超えたりすることのないようにしましょう。

定期的な健康診断

パグは呼吸器の病気、脳の病気、遺伝性の病気を発症しやすい犬種です。普段からコミュニケーションをとりつつ、飼い主さんが健康状態をチェックしてあげることも大事ですが、あわせて年に1回、健康診断にいくようにしましょう。特にシニア期に突入してからは若い時よりも様々な病気にかかる可能性が高くなるため、半年に1回と少し回数を増やしても良いかもしれません。

パグがかかりすい病気とは?

壊死性髄膜脳炎

壊死性髄膜脳炎は別名「パグ脳炎」とも呼ばれています。詳しい原因は分かっていませんが、特定の小型犬種に多いことから遺伝が関与しているのではないかと言われています。数日で死亡に至ることもある恐ろしい病気です。

症状

突然の痙攣発作、視力の低下、クルクル回るといった症状が現れます。

治療法、予防法

効果的な治療法はこれといってなく、ステロイドや抗痙攣薬の投与など対症療法にとどまります。
原因が特定されていないことから、有効な予防法もないのが現状ですが、遺伝的要因が言われているため、親兄弟含めて発症した犬がいないか確認しておいたほうが良いかもしれません。

水頭症

水頭症は、脳室に脳脊髄液がたまることで、脳が圧迫されてしまう病気です。脳室から分泌された脳脊髄液は通常、古くなったものから排出されていきますが、脳脊髄液が過剰に分泌されたり、排出機能に異常があると脳室に必要以上にたまってしまうのです。

水頭症には先天性要因と後天性要因があります。
先天性:遺伝、出生前のウイルス感染など
後天性:頭部への外傷、脳腫瘍、脳の病気など

症状

元気がなくぐったりしている、寝てばかりいるといった症状が現れますが、大人しくのんびりしているパグの場合、気づきにくいので特に注意が必要です。また、痙攣する、攻撃的になるといった症状も報告されています。

治療法、予防法

治療法としては、薬を使用して脳室内の脳脊髄液を減らすなどの内科的治療と手術の外科的治療法があります。
先天性の場合、予防は難しいですが、後天性の場合の予防としては、頭部への強い衝撃を避けたりする、脳の病気の発症を予防するなどが挙げられます。

皮膚炎

パグは顔にシワが多いので、シワの中に汚れがたまりやすくなります。その汚れをエサにして細菌が繁殖し、皮膚炎を起こしやすいのです。

症状

フケがでる、毛が抜ける、皮膚の赤みなど

治療法、予防法

かゆみがひどい場合は症状を抑えるために抗ヒスタミン薬とステロイド剤を投与します。
皮膚トラブルに関しては、毎日顔のシワの間や蒸れやすい箇所をこまめに掃除し、清潔な状態を維持してあげることでだいぶ予防することが出来ます。

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まとめ

パグは比較的長生きできる犬種ですが、呼吸器の病気、脳の病気、遺伝性の病気を発症しやすいという面もあります。
飼う前にどんな病気になる可能性があるのか、もしなってしまった場合にはどう向き合っていけばよいのかをしっかりと知っておくことが大切です。

また、皮膚炎や肥満などは飼い主さんがしっかりと気をつかってあげることで防ぐことができます。初めて飼うから正しいお手入れ方法や愛犬にあった食事量や運動量がわからないという方はブリーダーさんやペットショップで聞いてみることをおすすめします。

参考文献
パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎) <犬> | みんなのどうぶつ病気大百科

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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