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犬図鑑

スタンダードプードルの寿命はどのくらい?気を付けたい病気を紹介します

2019.04.04 2024.03.22

平均寿命

プードルというと小さいイメージがありますが、スタンダードプードルは大型犬に分類されるほど大きな体をしています。大型犬は臓器の大きさが体に比べて小さかったり、遺伝的に骨や股関節に異常がある犬種が多く、短命であると言われています。大型犬の平均寿命は10~12年とされていますが、スタンダードプードルは12~15年と大型犬の中では比較的長生きです。

平均寿命の換算方法は諸説ありますが、概ね以下の年齢になると言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

9歳

2歳

18歳

3歳

26歳

4歳

35歳

5歳

44歳

6歳

53歳

7歳

62歳

8歳

71歳

9歳

80歳

10歳

89歳

11歳

98歳

12歳

107歳

13歳

115歳

14歳

124歳

15歳

133歳

16歳

142歳

では、どのようなことに気を付ければ長生きしてもらえるのでしょうか。その秘訣について解説していきます。

長生きの秘訣

耳のケアをしっかり行う

プードルのチャームポイントともいえる垂れた耳。かわいらしいですが、蒸れやすいので日頃からケアをしっかり行う必要があります。耳の中で炎症を起こしたりするとかゆみや痛みを伴いますので、イヤークリーナーなどを使って清潔に保つようにしましょう。

ストレスフリーな生活を心がける

プードルは繊細な面があるので、ストレスをためやすい犬種と言われることも。たとえば、長時間お留守番させてしまうと、かまってもらえる人がいないさみしさから、ストレスにつながります。ほかにも、スタンダードプードルは活発で運動が大好きです。しかし、なかなか散歩に連れていってあげられないと、これもストレスになってしまいます。ストレスをため込むことで思わぬ病気を発症することもありますので、飼育環境を整える、コミュニケーションをとる時間を増やすなど愛犬が快適に過ごせるように気を使ってあげてください。

ブラッシングする

スタンダードプードルの被毛は柔らかく、カールしているために毛玉ができやすいです。毛玉やもつれができると、皮膚が引っ張られたり、擦れたりしてしまうので、皮膚トラブルの原因になります。抜け毛が少ない犬種なので、あまりブラッシングをしない方もいますが、皮膚を健康に保つためにもこまめにブラッシングを行ってください。

シニアになったら食事に気を付ける

プードルはシニアになっても若いときと同じように活発に動ける子が多いのですが、エネルギー代謝は確実に衰えています。そのため、若いときとまったく同じ食事内容だと肥満になってしまうことがあります。シニア用のフードはカロリーが抑えられ、健康に配慮されているものが多いので、年齢にあわせて食事を与えるようにしましょう。

気を付けたい病気

アジソン病

アジソン病は副腎皮質機能低下症と呼ばれます。体にとってなくてはならない副腎皮質からのホルモン分泌量が減少してしまう病気です。

症状

ぐったりしている、嘔吐、腹痛、体重の減少、食欲減退などの症状が見られます。ただ、症状は継続的にみられるわけではなく、良くなったり、悪くなったりします。

治療法

入院しながら、ホルモン分泌を補う点滴やステロイド剤の投与などを行います。状態が安定したら自宅で減少してしまった副腎皮質ホルモンを補うための内服薬を投与する維持治療に切り替えます。

予防法

スタンダードプードルの場合、遺伝性であることが多いので有効な予防法というものがありません。そのため、早期の発見と治療が重要になります。

クッシング症候群

クッシング症候群は、先ほどのアジソン病とは逆で、副腎皮質からのホルモンが必要以上に分泌されてしまう病気です。

症状

水を飲む量が多くなり、おしっこの量・回数も増える、毛が抜ける、お腹がふくれるといった症状が見られます。

治療法

クッシング症候群は下垂体性と副腎腫瘍性の2種類があります。下垂体性の場合、腫瘍が小さければ投薬による治療になりますが、大きいものは手術で摘出します。
副腎腫瘍性の場合、手術よる摘出が第一選択となります。

予防法

クッシング症候群についても明確な予防法がありません。プードルは特にこの病気を発症しやすいと言われているので、上記の症状が見られた場合には、すぐに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

脂腺炎

脂腺炎は角化亢進を主とする遺伝性の皮膚疾患です。

症状

症状としては、フケやかゆみ、紅斑、脱毛などです。ただ、症状が見られないケースも多いので見逃されやすいです。

治療法

治療としては、免疫抑制剤やビタミンA誘導体の投与などを行います。加えて、角質溶解性シャンプーで体を洗います。

進行性網膜萎縮

進行性網膜萎縮は網膜の異常によって、だんだんと光を感知できなくなる病気です。

症状

最初は暗いところでものが見えにくい程度ですが、次第に明るい状態でもつまずきやすくなる、ものにぶつかるといった行動が見られるようになります。最終的には失明に至るとされています。

治療法・予防法

進行性網膜萎縮は遺伝性の病気なので、予防法がないと言われています。また、確かな治療法がないため、もしも発症してしまった場合は、飼い主さんのサポートが重要となります。床などに極力物を置かない、驚かせないように大きな音が出るものは片づけるなど視力が下がってしまった状態でも安全に生活できる環境を作ってあげてください。

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まとめ

スタンダードプードルは大型犬の中では比較的長生きする犬種です。食事内容や日頃のケア、運動など基本的なことに注意していれば、より長く一緒にいられる可能性が高いです。ただ、遺伝性の疾患が多いので、譲り受ける際は両親や兄弟の血統をきちんと調べることが大切です。

参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjvd/8/4/8_4_87/_pdf/-char/ja
https://mag.anicom-sompo.co.jp/9005

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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