チワワを種類ごとに解説!各種の特徴、人気のミックスもご紹介
販売中のチワワ
可愛い見た目と元気な姿が魅力的なチワワですが、実はチワワにはさまざまな種類がいることをご存知ですか?
この記事ではチワワの人気の秘密から、毛並みの種類や体型の種類、性別の違いなどについて解説します。
チワワはなぜ小型犬の中でも人気なのか
まずチワワはどうして人気なのか、その理由について詳しく解説します。
飼いやすいサイズと生活のしやすさ
チワワは超小型犬のため、室内で飼いやすい犬種です。
運動量もそれほど多く必要ないため、広い庭や長時間の散歩がなくても元気に過ごせることも飼いやすさのポイントでしょう。
小さなスペースでも快適に暮らせるため、マンションやアパートに住んでいる飼い主さんにも人気があります。
また、食事の量が少なく済むため、飼育にかかる費用も比較的抑えやすいという特徴が魅力の一つです。
飼い主さんに甘えん坊な性格
チワワは賢く、人懐っこい性格をしています。
特に飼い主さんに対する愛情が深く、甘えん坊な一面を持っています。
そのため、一緒にいる時間を大切にできる人に向いている犬種です。
また、しつけをしっかり行えば、とても忠実で頼もしい存在になります。
家族の一員として深い絆を築きやすいことも、人気の理由のひとつです。
抱っこしやすく持ち運びしやすい
チワワは小柄なため、抱っこしやすく、移動がしやすい犬種です。
キャリーバッグに入れて気軽に外出できるため、旅行やドッグカフェなどに連れて行きやすいのも魅力です。
最近では、ペットと一緒に行ける施設が増えているため、チワワと一緒にさまざまな場所へ出かける楽しみも広がるでしょう。
チワワの毛並みの種類
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ここからは具体的にチワワの種類の違いについて説明していきます。
チワワを大別すると2種類に分かれ、それぞれ毛並みに違いがあり、見た目の印象が大きく異なります。
スムースコートタイプ
全体的に被毛が短いのがスムースコートタイプです。
体の小ささがより際立って、中には凛々しい印象を与える子もいます。
ロングコートタイプ
耳やあご、四肢の裏側などにフサフサした長めの被毛が生えているのがロングコートタイプです。
モフモフとしたぬいぐるみのような印象のチワワです。
チワワの毛色の種類
チワワは毛色の種類が非常に豊富で、比較的メジャーな毛色が以下のような色です。
- ・ブラック
- ・クリーム
- ・フォーン(薄い茶色)
- ・セーブル(黒味が強い茶色)
- ・チョコレート(明るめの茶色)
上記の他にも珍しい毛色で、青みがかったグレーの「ブルー」や、赤みの強い茶色の「レッド」などがあります。
さらに、それらの配色の割合によって以下のように分類されるので、本当に多彩なバリエーションがあります。
単色
完全に1色のみの毛色というわけではなく、基本的には2色で片方の色の割合が8割~9割程度の配色は単色とされます。
シンプルでやや幼い印象を与えるので余計にぬいぐるみ感があります。
タン
顔の毛色とは違った色の毛が目の上にチョンチョンと楕円形に生えていることをタンと呼びます。
まるで眉毛のようでとても可愛いトレードマークです。
2色(パーティーカラー)
2色の割合が5割~7割程度の場合は2色あるいはパーティーカラーと呼ばれます。単色よりもやや凛々しい印象です。
3色(トライカラー)
パーティーカラーに加えてまた別の色のタンが加わると、3色またはトライカラーとされます。
顔立ちがはっきりしてイケメンor美人さん度が強くなります。
チワワの体型の種類

チワワは体型によっても種類別されています。
毛色と同じく体型の違いで見た目の印象はガラリと変わり、好みも分かれやすい部分でしょう。
しかし、体型は生まれつきの遺伝的な要因だけでなく、食べ物などの生活環境の影響も受けます。
そのため、成犬になって子犬のときと体型が変わることがありますので、あまりこだわりすぎない方が良いです。
ドワーフタイプ
赤ちゃんチワワがそのまま大きくなったような、手足が短く胴回りの肉付きがいいタイプです。
ズングリとした印象で、ぬいぐるみのような見た目がたまりません。
ハイオンタイプ
ドワーフタイプとは真逆で、手足が長く全体的に細身なタイプです。
スラっとした印象で凛々しさを感じさせ、被毛の短いスムースコートタイプだとまるでモデルのようないで立ちです。
スクエアタイプ
手足は長過ぎず短過ぎず、体も太過ぎず細過ぎずなドワーフとハイオンの中間タイプです。
チワワの体型の中では一番メジャーな種類で、一般的なイメージに最も近いと言えるでしょう。
チワワの人気ハーフ犬
違う犬種を掛け合わせて両者の特徴を併せ持ったハーフ犬ですが、当然ながらチワワのハーフ犬も大人気です。その中でもとりわけ人気の高い4種をご紹介します。
チワックス
チワワとミニチュアダックスを掛け合わせたチワックスは、胴の長さはチワワの要素が強めで短く、顔のつくりはダックスの遺伝子で鼻が長くなる傾向にあります。
ダックスはその銅の長さでヘルニアを起こしやすい弱点がありますが、チワックスはその点を克服する子が多いです。
チワワのクリっとした目を受け継いでも、やや顔が面長になるため大人びた印象です。
チワプー
日本の二大人気犬種である、トイプードルとチワワを掛け合わせたのがチワプーです。
チワワは被毛が短めなのでカットのバリエーションが少ないですが、トイプードル譲りの被毛を持ったチワプーなら色々なアレンジが効きます。
性格もトイプードルの血が入るためか、人見知りな傾向があるチワワよりも社交的になることが多いようです。
チワマル
チワワとマルチーズを掛け合わせたチワマルは、チワワよりも抜け毛が少なくなるのでアレルギー体質の方でも飼いやすくなります。
チワワは活発ですが、マルチーズが穏やかな性格のためか、チワマルも大人しめなことが多く、見た目も落ち着きのある印象となる傾向です。
チワポメ
チワワとポメラニアンを掛け合わせたチワポメは、ポメラニアンの美しい毛並みとチワワの小ささを併せ持った大変可愛らしい容姿の犬種です。
被毛は長すぎず短すぎずのちょうどいい感じで、カットのバリエーションも豊富になります。
性格はチワワよりも社交的になる傾向が強いです。
男の子と女の子の違い
チワワを迎えるときに、男の子と女の子の違いが気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
それぞれの特徴を知ることで、家庭に合ったチワワを選びやすくなります。
性格の違い
男の子
チワワの男の子は甘えん坊で、人懐っこい性格の子が多い傾向があります。
飼い主さんに対する愛情が深く、常にそばにいたがることがよくあるでしょう。
また、遊び好きで元気な一面を持っているため、一緒にアクティブに過ごしたい人に向いています。
女の子
一方で、女の子のチワワは比較的落ち着いた性格の子が多く、しっかり者な一面を持っています。
甘えることは好きですが、男の子に比べて自立心が強く、一人の時間も大切にすることがあります。
しつけを覚えるのが早い傾向もあり、初めて犬を飼う人にも向いているでしょう。
体格の違い
男の子
男の子のチワワは女の子よりも筋肉がつきやすく、がっしりした体格になることが多いです。
個体差はありますが、成犬になったときの平均体重は男の子のほうがやや重くなる傾向があるといわれています。
女の子
女の子のチワワは男の子に比べて骨格が細めで、全体的に小柄な体型になることが多いです。
特に顔立ちがやや優しく見えることがあり、見た目の印象が異なることもあります。
育てやすさの違い
男の子
男の子のチワワは、甘えん坊な性格からしつけがしやすい反面、発情期になるとマーキングをしやすくなることがあります。
去勢手術を行うことで、マーキングの頻度を減らし、飼いやすくすることができます。
女の子
女の子のチワワは、比較的落ち着いているため、トレーニングをスムーズに進めやすいことが多いですが、発情期には気分が不安定になることがあります。
避妊手術をすることでホルモンの影響を抑え、性格が安定しやすくなります。
どちらを選ぶべきか?
男の子と女の子にはそれぞれの魅力があり、性格や体格の違いを理解したうえで、ライフスタイルに合ったチワワを選ぶことが大切です。
しつけのしやすさや甘えん坊な性格を重視するなら男の子、自立心があり落ち着いた性格を好むなら女の子が向いているかもしれません。
どちらも愛情をもって育てれば、素晴らしいパートナーになってくれるでしょう。
チワワの遺伝的な注意点
さまざまな種類がいるチワワですが、遺伝的に気をつけたいポイントもあります。
どのような点に注意が必要なのか、詳しく解説します。
チワワに多い遺伝的な疾患
チワワは遺伝的に発症しやすい病気がいくつかあります。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
これは膝のお皿の骨がずれてしまう病気で、小型犬に多く見られます。
歩き方がぎこちなくなる、片足を浮かせることがあるなどの症状が見られたら、獣医さんに相談しましょう。
気管虚脱(きかんきょだつ)
チワワは気管が細く、気管虚脱にも注意が必要です。この病気になると気管がつぶれやすくなり、呼吸がしづらくなります。
興奮したときや散歩中にガーガーというような咳をすることが多い場合は、気管虚脱の可能性があります。
頭の形と遺伝の関係
チワワの特徴的な丸い頭の形は、アップルヘッドと呼ばれます。
この頭の形の影響で、泉門(せんもん)と呼ばれる頭蓋骨の隙間が完全に閉じないまま成長することがあります。これは正常なこともありますが、強い衝撃を受けると頭を痛めやすいため、注意が必要です。
抱っこするときや遊ぶときは、頭に負担がかからないように気をつけましょう。
健康なチワワを迎えるために
遺伝的な病気を避けるためには、信頼できるブリーダーやペットショップから迎えることが大切です。
親犬の健康状態を確認し、できるだけ遺伝的な疾患のリスクが少ない個体を選ぶようにしましょう。また、定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見につながります。チワワの健康を守るためにも、日々の観察を大切にしましょう。
まとめ
チワワは超小型犬で飼いやすいサイズと愛らしい見た目が人気の理由です。
毛並みはスムースコートとロングコートの2種類があり、毛色や体型の違いも多彩です。
性別による性格や体格の違いもあり、男の子は甘えん坊で活発、女の子は落ち着いて自立心が強い傾向があると言われています。
また、チワワは膝蓋骨脱臼や気管虚脱などの遺伝的疾患に注意が必要です。信頼できるブリーダーやペットショップから迎え、定期的な健康診断を受けるようにしましょう。


犬の家&猫の里 編集部
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