ウエストハイランドホワイトテリアの寿命と気を付けたい病気
平均寿命
ウエストハイランドホワイトテリアの寿命は12~14年とされており、比較的長生きする犬種です。
平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、小型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。
犬の年齢 | 人に例えた年齢 |
---|---|
1歳 | 12歳 |
2歳 | 25歳 |
3歳 | 29歳 |
4歳 | 33歳 |
5歳 | 37歳 |
6歳 | 42歳 |
7歳 | 46歳 |
8歳 | 50歳 |
9歳 | 55歳 |
10歳 | 59歳 |
11歳 | 63歳 |
12歳 | 68歳 |
13歳 | 72歳 |
14歳 | 76歳 |
15歳 | 81歳 |
16歳 | 85歳 |
17歳 | 89歳 |
18歳 | 94歳 |
19歳 | 98歳 |
20歳 | 102歳 |
では、できるだけ長く一緒にいるためにはどうしたらよいでしょうか。気を付けてあげたい病気について解説します。
気を付けたい病気
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎は、食べ物やノミ、ダニ、花粉といったアレルゲンが原因となって引き起こされる皮膚疾患です。
症状
赤み、湿疹、脱毛などが見られ、かゆみを伴うので、足でしきりに体をかくようになります。
治療法
まずは検査でアレルゲンを特定し、アレルゲンを除去します。その上で、抗ヒスタミン剤などを投与して、かゆみをコントロールしていきます。
予防法
日常生活の中で、ノミやダニ、ハウスダストといった原因になりうるものを避ける必要があります。
また、食べ物がアレルゲンになることも多いので、事前に食物アレルギーの検査を行っておくと良いでしょう。
レッグペルテス病
レッグペルテス病というのは、太ももの骨と骨盤とを連結している部分(大腿骨頭)にうまく血液がいきわたらなくなることで、壊死してしまう病気です。
症状
足に痛みを伴うので、足を引きずったり、足をあげたままにしたりすることがあります。
治療法
レッグペルテス病の治療法には内科的治療法と外科的治療法の2種類があります。症状が比較的軽い場合には、鎮痛剤の投与やレーザー療法などの内科的治療法を行います。内科的治療法で改善が見られなかったり、症状が重い場合には、手術で大腿骨頭を切除します。
予防法
原因がはっきりとわかっていないので、有効な予防法というのはありません。早期に病気を発見することが愛犬の負担を軽減することにつながるので、普段から歩き方をよく観察して、上記のような症状が見られたら、すぐにかかりつけの病院を受診するようにしましょう。
股関節形成不全
股関節の形態的な異常のことで、成長期によく見られると言われています。
症状
腰を振るように歩く、上手く座れない、後ろ足が上手く使えないので跳ねるように歩くなどの症状が見られます。
治療法
軽度であれば、運動制限や体重管理などに加え、鎮痛剤やレーザー療法によって痛みを和らげるような治療法を行っていきます。
重度の場合は、症状や股関節の状態に合わせた手術を選択する必要があります。
予防法
この病気の原因ははっきりとわかっていないのですが、遺伝や子犬の頃の過剰な栄養摂取、激しい運動が関与していると言われています。そのため、年齢にあった食事の与え方、関節に負担をかけない運動の仕方を心がけることが予防につながります。
頭蓋下顎骨症
この病気は、下あごの骨と頭の骨に激痛が走る病気で、成長期に特に発症しやすいと言われています。
症状
口を開くときに痛みを伴うので、食事をうまく食べられない、よだれを垂らすなどの症状が見られます。さらに頭部が腫れることがあります。
治療法
痛みがおさまるまでリハビリを行うもしくはステロイド剤などの薬で痛み抑えるような治療法となります。
予防法
遺伝が原因とされているので、有効な予防法ありませんが、健康診断の際はX線CT検査を受けることで早期に発見できる可能性が高まります。
白内障
白内障とは、目の中にある水晶体というものが白く濁ってしまう病気です。
症状
目の中でレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまうと、物がぼんやりとかすんで見えるようになるため、頻繁に家具にぶつかったり、壁を頼りに歩くなどの症状が見られます。
治療法
治療は投薬と手術の2つがあります。ただ、投薬の場合は白内障を完治させるわけではなく、あくまで進行を遅らせるだけです。
手術の場合は視力の回復が望めますが、費用や実施できる病院が限られているなどの問題もあります。
予防法
白内障の原因は、遺伝の場合と加齢の場合がありますが、犬の白内障は遺伝性ものが多いです。遺伝の場合は予防が難しいので、日頃から愛犬の目の状態をしっかりと確認し、早期に発見、治療を行うことが重要です。
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まとめ
ウエストハイランドホワイトテリアは比較的長生きする犬種で、命にかかわるような病気もあまりありません。ただ、かかりやすい病気は遺伝的なものが多く、予防は基本的に難しいものばかりです。
また、白内障やアレルギー性皮膚炎のような発症したら長きにわたって付き合っていかなければいけない病気もあるということを理解しておきましょう。
参考文献
犬の股関節形成不全(異形成)の診断と治療
犬の若年性白内障の2例
大腿骨頭壊死症(レッグペルテス症) <犬> | みんなのどうぶつ病気大百科
犬の家&猫の里 編集部
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