シェットランド・シープドッグの特徴・性格分析

遠い昔から牧羊犬として服従訓練を受けてきた牧羊犬のシェルティーは、飼い主には愛情深く穏やかな犬種。機敏で注意深く飼い主の心を読み取るのが得意です。厳しい自然環境を生き抜いてきたため、暑さ寒さに強いく丈夫な体を持っています。繊細な神経を持ち、音には敏感で、無駄吠えは多く、日本犬の柴犬とよく似たタイプです。　神経質というほどではありませんが、少しシャイな犬もいるので小さなころから外に連れ出していろいろな刺激に慣れさせてあげてくださいね。

シェットランド・シープドッグの種類

スコットランド北端のシェットランド諸島が出身のシェルティーは、「小型のラフコリー」とも呼ばれ世界中で人気です。シェットランド島の厳しい自然のため食べものが乏しく、牧羊犬も自然に小型になったと考えられています。その牧羊犬をさらに小型犬と交配させたものが現在のシェルティです。19世紀末にイギリスに普及し、日本に紹介されたのは、1958年。折しも「名犬ラッシー」でコリーブームの最中でした。日本で人気犬種のひとつです。

シェットランド・シープドッグの毛色・見た目

しなやかなで長く美しい被毛と均整のとれたシェルティー。セーブル、トライ、ブルーマール、バイブラック、バイブル―と被毛の色は多彩。頭・首・胸・四肢、尻尾の先に白のマーキングがあります。長くまっすぐな上毛が体全体を覆い、柔らかな下毛は密生しています。 アーモンドの形をした目の色はブラウン、ブルー、シルバーがあり、被毛の色に関係しています。体高33～41cm,体重は6-10キロ。毛玉ができるので毎日の念入りなブラッシングが必要になり、換毛期には驚くほどの抜け毛があります。

シェットランド・シープドッグのしつけ方法

愛情深いシェルティーは、いつも家族と一緒にいたいタイプなので室内で飼ってあげたい犬種です。家族の声の聞こえる場所で、よく声をかけてあげるなどすれば、外飼いでも大丈夫です。ただし、車やチャイムなど音に敏感で警戒吠えが多いため、吠え声には注意が必要です。家族にはよくなつき従順ですが、少し人見知りな面もあるので神経質な犬にならないように、子どものころからいろんな場所に連れ出して環境の変化になじませてあげてくださいね。

シェットランド・シープドッグの気を付けたい病気

• ・コリー眼異常（コリーアイ症候群）
• ・てんかん
• ・股関節形成不全

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

シェットランドシープドッグ(シェルティー)の寿命はどのくらい？気をつけたい病気を紹介します

シェットランド・シープドッグのお散歩と運動

もとは牧羊犬なので運動は必要です。ジョギングや速足の速度で散歩したり、広い場所で自由に走りまわれるとストレスの解消になります。小動物を見つけると急に追いかけたり、吠え続けたりと、興奮しやすい面もあります。どの犬種にも言えることですが、あまり興奮しすぎるとスイッチが入ってしまい制御するのは困難になります。でも訓練性は高いのでちゃんとしつければ、愛される家庭犬に育ちます。皮膚疾患が出やすいので散歩の後はブラッシングし、清潔にしてあげてくださいね。