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ロシアンブルーは飼いにくいの?性格や特徴、飼う上での注意点、問題行動への対応について解説

2024.09.18 2024.09.18

青くて美しい目が魅力的なロシアンブルーですが、その高貴な雰囲気から「飼いにくい」というイメージを持たれています。しかし飼いにくさは本当なのでしょうか?この記事では、ロシアンブルーの性格や特徴、飼う上で気をつけたいポイント、そしてよくみられる問題行動の種類と対処法について解説します。

ロシアンブルーの基本情報

まずはロシアンブルーとはどんな猫なのか解説します。

外見

体型はスリムで筋肉質、長い脚としなやかな体が特徴的です。特に、美しいエメラルドグリーンの目が際立っており、この特徴的な瞳がロシアンブルーをさらに魅力的に見せています。

耳は大きく、顔のバランスが整っており、全体的に高貴な印象を与えます。この高貴で落ち着いた雰囲気が、飼いにくいと言われる理由のひとつと言えるでしょう。

被毛

ロシアンブルーの被毛は短く密集しており、ダブルコートと呼ばれる二重構造を持っています。このダブルコートは、外側のオーバーコートと内側の柔らかいアンダーコートから構成されているため、ロシアンブルーは比較的寒さに強いといえるでしょう。

また毛色はグレーのようなブルーグレーの色合いが特徴的で、光を反射するとシルバーに輝きます。

皮膚や被毛の健康維持のためには定期的なブラッシングが欠かせません。

ロシアンブルーの性格

ここからはロシアンブルーの性格について解説します。

飼い主さんに従順

ロシアンブルーは非常に従順な性格を持っており、飼い主さんとの絆を深めることを大切にします。家族の一員として、飼い主さんのそばにいることを好みますが、過度に甘えることはありません。

またロシアンブルーは大きな声で鳴くことが少なく、その静かで穏やかな性格が家庭の中で落ち着いた存在感を示します。ただし、過度にかまわれすぎることを嫌う場合もあるため、適度な距離感を保ちながら接することが大切です。

人見知りで神経質

ロシアンブルーは人見知りで神経質な一面もあります。新しい環境や見知らぬ人に対しては慎重で、最初は距離を置くことが多いです。この性格が飼いにくいと言われる要因のひとつと考えられます。

敏感で周囲の変化に敏速に反応するため、初対面の人に対しては時間をかけて慣れさせる必要があります。

この性格は、家庭内での落ち着いた生活を好む飼い主さんにとっては魅力的かもしれませんが、賑やかな環境や頻繁な来客がある家庭では猫がストレスを感じやすくなる可能性があります。

そのため、ロシアンブルーが安心して過ごせる静かな場所を用意してあげることが重要です。

ロシアンブルーを飼う上で気をつけたいポイント

実際にロシアンブルーを飼うときにはどんなことに注意すれば良いかを解説します。

生活環境の整え方

ロシアンブルーは静かな環境を好む猫ですので、生活環境を整える際には、愛猫が安心して過ごせるスペースを確保することが大切です。例えば、専用の隠れ家やキャットタワーを設置してあげると安心感を得られるでしょう。

また猫は高い場所を好む傾向があるため、キャットタワーや棚などを利用して、上下に動ける空間を作ることも効果的です。

さらにロシアンブルーの敏感な性格を考慮して、新しい家具を置いたり、引っ越しをしたりする際には、環境の変化には時間をかけて対応することが大切です。

食事と栄養管理

ロシアンブルーをはじめとした猫の健康を維持するためには、バランスの取れた食事が不可欠です。ロシアンブルーは比較的筋肉質な体型を持っているため、高品質なたんぱく質を含む食事が重要です。市販のキャットフードでも成分をよく確認して、たんぱく質がしっかりと含まれているものを選ぶようにしましょう。

またロシアンブルーは肥満になりやすい傾向があるため、食事の量を適切に管理することが大切です。定期的に体重を測り、適正な体重を維持できるよう、食事の量や種類を調整しましょう。

また、清潔な水をいつでも飲めるようにしておくことも、健康維持には欠かせません。

日常的なケアの方法

ブラッシング

ロシアンブルーの被毛は短く密度が高いため、定期的なブラッシングが必要です。ブラッシングは被毛の健康を保つだけでなく、抜け毛を防ぐ効果もあります。また、ブラッシングを通じて飼い主さんとのコミュニケーションを深めることもできるので、週に1~2回程度はブラッシングを行うと良いでしょう。


爪のケアと耳掃除

爪のケアや耳掃除も忘れずに行うことが大切です。特に爪が伸びすぎると怪我をするリスクがあるため、定期的にチェックして適切に切ってあげましょう。

耳は汚れがたまりやすい場所なので、月に1回程度はチェックし、必要があれば掃除を行いましょう。

運動不足を防ぐための工夫

ロシアンブルーは、遊び好きで活発な一面も持っています。運動不足にならないようにするためには、日常的に遊びの時間を設けることが重要です。キャットトイやレーザーポインターを使って、猫が興味を持ちやすい遊びを取り入れましょう。

また、キャットタワーやトンネルなどの遊び場を用意して、自由に動き回れる環境を作ることも効果的です。特に室内で過ごす時間が長い猫にとって、運動の機会を増やすことは健康維持に欠かせません。定期的に遊びの時間を確保し、猫の健康をサポートしてあげましょう。

ロシアンブルーの問題行動とその対策

ロシアンブルーをはじめとした猫は問題行動を起こすことがあります。以下で具体的な問題行動とその対処法について解説します。

警戒心を持ちすぎる場合

ロシアンブルーは非常に警戒心が強い猫種で、特に新しい環境や見知らぬ人に対しては敏感に反応します。これがストレスにつながることもあります。そのため、猫が安心できる空間を提供することが大切です。


対処法

警戒心を和らげるためには、猫が自分のペースで新しい環境や人に慣れることができるようにすることが重要です。無理に抱き上げたり、急に近づくことは避け、猫が自分から接近してくるのを待ちましょう。また穏やかな声で話しかけたり、安心できる香りや音楽を取り入れることも効果的です。

過度に依存する場合

ロシアンブルーは、飼い主さんに対して強い愛着を持ちやすい猫種ですが、過度に依存することもあります。飼い主さんがいないと不安になり、鳴き続けることがあるかもしれません。


対処法

過度な依存を防ぐためには、猫が一人でも安心して過ごせるような環境を作ることが重要です。例えば、飼い主さんが不在の時には、猫が好きな音楽をかけたり、安心できるアイテムを用意しておくと良いでしょう。また、独立心を養うために、一人遊びができるおもちゃや知育トイを用意することも効果的です。

攻撃的になる場合

ロシアンブルーは通常穏やかな性格を持っていますが、環境の変化やストレスによって、噛み付いたり引っ掻いたりなど攻撃的になることがあります。これは、猫にとっても飼い主さんにとっても困った問題となるため、早めに対策を講じることが必要です。


対処法

攻撃的な行動を抑えるためには、まずその原因を特定することが大切です。新しいペットや家具の導入、大きな音などがストレスの原因となっている可能性があります。猫が慣れるまでの間、環境を安定させる工夫をしましょう。また攻撃的な行動が見られた場合は、無理に接触せず、猫が落ち着くのを待つことも大切です。

まとめ

ロシアンブルーは高貴な雰囲気と凛とした性格から、飼いにくいイメージを持たれがちですが、実際は飼いにくいわけではありません。むしろ従順であまり鳴かずに落ち着いた性格は、飼いやすい猫種とも言えるでしょう。

スリムで筋肉質な体型と美しいエメラルドグリーンの瞳が特徴的な猫です。被毛は短く密集しており、シルバーの輝きを持つブルーグレーが特徴です。性格は飼い主さんに従順で静かですが、人見知りで神経質な面もあります。飼育時には静かな環境を整え、食事やケアをしっかり行うことが大切です。問題行動として警戒心や依存、攻撃的になることがありますが、猫のペースに合わせた対応が効果的です。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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