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メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの違いは?特徴や性格を紹介します!

2022.12.19 2024.03.27

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットは、どちらも大型の猫種で、そっくりな見た目をしていますよね。パッと見ただけでは、判別するのが難しいかもしれません。

この記事では、メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの違いや見分け方について、紹介していきます。どちらを家族に迎え入れるか迷っている方は、参考にしてみてください。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの違いは?

メインクーンもノルウェージャンフォレストキャットも大型な猫種で、被毛や骨格がよく似ていますが、歴史や特徴に違いがあります。

メインクーンの祖先はノルウェージャンフォレストキャットであるため、違いを見分けにくいかもしれません。違いを見分ける際は、横顔や耳先、腰の高さなど、いくつかポイントがあります。特徴や性格など、それぞれの違いについて、見ていきましょう。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの特徴の違い

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの特徴の違いを見ていきます。

メインクーンの特徴

メインクーンはアメリカで最も古い歴史を持ち、狩りの習性があり、アライグマ(ラクーン)に似ていることから命名されました。体長や尻尾の長さが最も長い猫として世界認定されている大型猫種です。

厳しい寒さに耐えられるよう、筋肉質でがっしりとした骨格をしています。分厚く耐水性の被毛の色はブラック、ホワイト、レッド、ブルー、クリームなどバリエーション豊富で、様々なパターンがあります。

目の色も、ブルーやグリーン、ゴールドやカッパー、オッドアイなど、個体によって違います。大きな耳の先端には「リンクスティップ」と呼ばれる飾り毛がついており、ライオンのようなひげ、長くてふさふさした尻尾がメインクーンの特徴です。

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

ノルウェージャンフォレストキャットは、メインクーンの祖先とされる、北欧のノルウェー生まれの大型の長毛猫です。10世紀頃、現在のトルコからきた「アンゴラ」と「ドメスティック」の2種類の掛け合わせにより誕生したとされています。ノルウェーの厳しい寒さに耐えられるよう、分厚く密度の高いコートをまとっています。

メインクーンとよく似ているノルウェージャンフォレストキャットは、ノルウェーを除く国では正式な猫種として認定されていませんでした。その後、1993年にCFAに正式な猫種として認定されます。

逆三角形をした顔立ちや丸みのある頬、後ろ足が長く腰高なところがメインクーンと異なり、メインクーンよりもスマートです。また、ほかの猫種よりも成長がゆっくりで、成猫になるまでに3~5年ほどかかります。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの性格の違い

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットでは、性格にはどのような違いがあるのでしょうか。

メインクーンの性格

メインクーンは別名「穏やかな巨人」と呼ばれるほど、温和で優しい性格です。オスは甘えん坊で、メスは独立心が強い傾向があります。学習能力が高く、非常に賢いです。活発で好奇心旺盛なハンター気質な面も持ち合わせています。飼い主さんに忠実で人懐っこく、順応性も高いので、ペットとして飼いやすいです。

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

ノルウェージャンフォレストキャットは、忍耐強く、温厚な性格です。先住猫や小さな子どもがいる家庭にも迎え入れやすいでしょう。あまり鳴き声を発しないので、集合住宅でも飼いやすいです。

知的でハンター気質な面もあり、屋外で行動することを好みます。フレンドリーで飼い主さんとのスキンシップが大好きです。木登りが得意で、高いところから見下ろしていることが多いかもしれません。いたずら好きな面があるので、留守番時は注意しましょう。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの体格の違い

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの体格はよく似ていますが、異なる部分もあります。それぞれについて見ていきます。

メインクーンの体高・体重

体高

27~30㎝

体重

オス6~8㎏、メス4~6㎏

大型の猫種で、体重が10㎏以上になる個体も珍しくありません。成長すると、体長は1m前後になります。性別によっても、体格差があります 。

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関連記事:メインクーンの性格や特徴について紹介します

ノルウェージャンフォレストキャットの体高・体重

体高

40~60cm

体重

オス4.5~7㎏、3.5~5.5㎏

筋肉質で厚い胸板、骨太でしっかりした骨格をしています。前足よりも後ろ足が長いのも特徴です 。

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メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命と気をつけたい病気の違い

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットでは、平均寿命や気をつけたい病気の違いについて見ていきましょう。

メインクーンの平均寿命と気をつけたい病気

メインクーンの平均寿命は 11~14歳とされています。 気をつけたい病気は、「多発性嚢胞腎」「肥大型心筋症」などです。早期発見が大切なので、定期的に健康診断を受けましょう。ほかにも、「股関節形成不全」 になりやすいため、歩行に異常があれば、動物病院を受診してください。また、「毛球症」予防のためにも、ブラッシングをしっかり行いましょう。遺伝的に「脊髄性筋萎縮症」や「多発性のう胞腎」になりやすいですが、遺伝子検査をすると発見できるので、調べてもらうと良いでしょう。

関連記事:メインクーンのかかりやすい病気と寿命について

ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命と気をつけたい病気

ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は11~14歳です。気を付けたい病気は、「糖尿病」「眼瞼内反症」「尿路結石症」などです。寒い地方の猫種なので、暑さに弱いため、夏場はサマーカットをし、室温を調整して、熱中症対策をしましょう。また、「毛球症」になりやすいため、ブラッシングをこまめにし、抜け毛を除去してください 。

関連記事:ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命とかかりやすい病気について

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの見分け方は?

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットの2種は、どちらか判断つきにくい猫種です。見分ける際は、鼻筋と耳の先端の飾り毛に注目してみてください。

メインクーンは鼻筋がやや丸く、「ジェントルカーブ」と呼ばれるカープがあり、ノルウェージャンフォレストキャットは鼻筋がまっすぐしています。また、メインクーンの耳には飾り毛があり、ルウェージャンフォレストキャットにはありません。さらに、ノルウェージャンフォレストキャットは後ろ足が長くて腰高なのも、見分けるポイントです。

メインクーンとノルウェージャンフォレストキャットでしつけ方に違いはある?

メインクーンは知能が高く、しつけやすい猫種です。子猫の頃から爪とぎ場所を教え、過ごす場所全てに爪とぎを設置してあげると良いでしょう。人に懐きやすい一方で、必要以上にべたべたされることを好みません。スキンシップは過度にならないようにしましょう。

ノルウェージャンフォレストは、賢く飼い主さんに忠実なので、噛み癖やトイレ、爪とぎといったしつけもスムーズにできます。子猫のうちにしっかりしつけておくことが大切です。

どちらも長毛種なので、ブラッシングとシャンプーなどの被毛のお手入れが欠かせません。子猫のうちから、コミュニケーションを兼ねて慣れさせておくのがおすすめです。

爪とぎをされて困る家具などには、猫が嫌うスプレーをかけて、近づけさせないようにしましょう。体が大きく、かなり高い位置まで手が届くので、爪をとぎそうな場所には保護シートや爪とぎセットを設置しておきましょう。

まとめ

メインクーンもノルウェージャンフォレストキャットも、大型でがっしりとした体格やふさふさの被毛など、見た目の違いに気づきにくい猫種です。

見分ける際は、鼻筋と耳先の飾り毛をチェックしましょう。鼻筋がまっすぐしていればノルウェージャンフォレスト、耳の飾り毛があればメインクーンです。

性格はどちらも穏やかで優しく、しつけもしやすいです。ご家庭の生活環境を整えた上で、お気に入りの一匹を迎え入れてあげてくださいね。

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この記事の監修者

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