ロシアンブルーの毛色の種類と気になる抜け毛について
販売中のロシアンブルー
ブルーグレーの美しい被毛が印象的なロシアンブルー。気品ある容姿で見る人の心を魅了し続けています。
ロシアンブルーと言えば、ブルーの被毛が真っ先に思い浮かびますが、他の毛色も存在するのでしょうか?
今回はロシアンブルーの毛色の種類と気になる抜け毛について、抜け毛対策やケア方法までをまとめています。
ロシアンブルーをお迎えしてみたいと思っている人は、是非参考にしてみてくださいね。
ロシアンブルーの被毛の特徴
ロシアンブルーの被毛は短毛でダブルコートです。毛質は柔らかく、手触りはシルクのように滑らかです。
ロシアンブルーは、ロシア北部のアルハンゲル島が原産であり、寒さから体を守るため、保温効果の高いアンダーコートがしっかり生えています。
また、ロシアンブルーの美しいブルーの毛色は、アルハンゲル島に住み着いていた猫がもたらしたものと考えられています。
ロシアンブルーの毛色は、公式に認められている色はブルーのみですが、数は少ないもののホワイト、ブラック、ブルーポイントなどの個体も存在します。
ロシアンブルーの毛色の種類
では、ロシアンブルーの毛色について見ていきましょう。
ロシアンブルーの毛色1.ブルー
グレーがかった単色のブルーで、独特の深みがあります。ロシアンブルーの被毛は、1本1本の毛にティッキングと呼ばれる色の濃淡があり、毛先はキラキラ輝くシルバーに見えます。
光の当たり方によって色味が変わって見えるため、深みのあるブルーグレーの大変美しい毛色に見えます。
ロシアンブルーの毛色2.ホワイト
とても珍しい毛色です。ロシアンブルーは、第2次世界大戦後、様々な種類の猫とのかけあわせが行われ、オーストラリアのブリーダーによって、ホワイトのロシアンブルーが作り出されました。
「ロシアンホワイト」とも呼ばれていますが、公式にロシアンブルーのカラーとしては認められていません。
ロシアンブルーの毛色2.ブラック
ブラックも、ホワイト同様にオーストラリアのブリーダーによって作り出されました。他のカラーと比べると、ややスリムに見えるのが特徴です。
ブラックも公式に認められていないため、血統書付きとして販売できないことから繁殖するブリーダーが少なく、大変希少な毛色となっています。
ロシアンブルーの毛色3.ブルーポイント
ブルーポイントを持つシャム猫との交配が行われていたため、極まれにブルーポイントのロシアンブルーが生まれることがあります。
ベースカラーは白で、鼻先、耳、手足、しっぽにブルーのポイントが入るのが特徴です。この色も公式に認められていないためあまり繁殖が行われず、大変希少な毛色となっています。
ロシアンブルーの目の色
ロシアンブルーの公式に認められている目の色は、グリーンのみとなります。ロシアンブルーの目がグリーンなのは、絶滅の危機にあったロシアンブルーを、ブルーポイントのシャム猫と交配させたからだと言われています。
また、ブルーポイントのロシアンブルーの目の色はブルーになります。
ロシアンブルーは子猫のときは「キトンブルー」と呼ばれる青い目をしていますが、成長するにしたがって、エメラルドグリーンの目に変化していきます。
ロシアンブルーの目の色が変化するのは、メラニン色素の量が関係しています。子猫期は少なかったメラニン色素の量が成長するにしたがって増えていき、だんだんと目の色が変化していくのです。
ロシアンブルーの抜け毛が多い?
ロシアンブルーは、短毛種でダブルコートです。ダブルコートとは、オーバーコートとアンダーコートの2種類の毛で構成されている被毛のことです。
ダブルコートの被毛であることから抜け毛が多い印象のあるロシアンブルーですが、実は抜け毛は比較的少ない猫種だと言われています。
抜け毛が少ないので猫アレルギー物質も出にくく、お掃除も比較的楽なところが嬉しいですね。
しかし抜け毛が少ないロシアンブルーも、換毛期(毛の生え変わりの時期)である3月~5月頃と、9月~10月頃には抜け毛がとても多くなりますので、1日1回ブラッシングをして、抜け毛を取り除くようにしましょう。
ロシアンブルーの抜け毛対策方法
ロシアンブルーの抜け毛対策方法として有効なのは、何と言ってもブラッシングです。2日1回のブラッシングを欠かさないようにして、抜け毛が部屋に落ちてしまう前に取り除くようにしましょう。
部屋には掃除機をこまめにかけるようにしましょう。掃除機をかけた後にウエットテッシュなどで拭き掃除をするのもおすすめです。
ソファーやベッド、カーテンなどの布製品や洋服などはコロコロクリーナーやガムテープを使うと、抜け毛が取りやすいです。
また、空気中に舞っている抜け毛を取り除いてくれる空気清浄機はとてもおすすめです。気になる猫の匂いも取り去ってくれますので、設置してみてはいかがでしょうか。
ロシアンブルーのケア方法
ロシアンブルーの美しい被毛を保つために、ブラッシングは欠かさないようにしましょう。普段は2日に1回のペースで、換毛期には1日1回軟らかいブラシを使って毛の流れに沿って優しくブラッシングしましょう。
力を入れ過ぎると皮膚を傷めてしまいますので十分注意しましょう。時間は3分くらいを目安として、あまり長時間やり過ぎるとロシアンブルーが飽きてしまいますので、短時間で終わらせるようにしましょう。
1年に2回の換毛期にはシャンプーするのもおすすめです。抜け毛がごっそり落とせますので、その後のケアが大変楽になるでしょう。
まとめ
ロシアンブルーの毛色は公式に認められている色はブルーのみですが、それ以外の珍しい毛色もとても美しく、うっとりしてしまうほどですね。
抜け毛は比較的少ない猫種ですが、換毛期には抜け毛が多くなりますので、毎日のブラッシングを楽しみながら頑張ってみてくださいね。
犬の家&猫の里 編集部
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