鈴の音のように鳴くソマリですが、「飼いにくい」と言われているのは本当でしょうか。

ソアリを既に飼っている方や、これから家族として迎えたいと思っている方は気になるところですね。

今回はソアリの性格や飼い方をご紹介していきます。

ソマリってどんな猫？

ソマリというのはアビシニアンの長毛種で、ロングヘアード・アビシニアンとも呼ばれています。

ふさふさとした長いしっぽと首回りに生えている豊かな被毛から、キツネのような猫と表現されることもあります。

性格は人懐っこく、甘えん坊で、飼い主さんには愛情深く接してくれます。

さらに、周りと協調できる賢さもあります。

ソマリは鳴き声に定評があり、鈴を転がしたような、澄んだ美しい声で鳴くと言われています。

ワイルドな容姿に美しい声など魅力たっぷりなソマリですが、なぜ飼いにくいと言われてしまうのでしょうか。

ソマリが飼いにくいと言われる原因

神経質

ソマリはやや神経質なところがあるので、外からの音がうるさい、スキンシップが足りない、環境が変わった、運動不足といったさまざまな要因でストレスを感じてしまいやすいです。

ストレスがたまると、問題行動に発展してしまったり、攻撃的になったりするので、飼いにくいと言われることがあります。

運動量が多い

猫は犬と違って毎日散歩させる必要はなく、運動量もそこまで多いという印象はないかもしれません。

しかし、ソマリに関しては、活発で遊び好きであることから、運動量が多い傾向にあります。
家の中を駆け回ったり、いろいろなところに登ったりすることもありますので、おとなしく静かな猫を希望している人には向いていない猫種かもしれません。

暑さ・寒さに弱い

ソマリは全身豊かな被毛に覆われているので、暑さが苦手です。

さらに、寒さに対してもあまり強くないので、一年を通して室温に注意を払ってあげる必要があります。

夏場、冬場はその日の気温に合わせてこまめに室温を調整しなければいけないので、一人暮らしの方や家を留守にすることが多い方にとっては、少し飼育が難しいかもしれません。

抜け毛が多い

ソマリはダブルコートの猫種なので、抜け毛が多いです。

特に春や秋は換毛期にあたるので、抜け毛が一層多くなってしまいます。

抜け毛が多いとカーペットや家具、飼い主さんの洋服などとにかくいろいろなものが抜け毛だらけになってしまうので、こまめに掃除することが苦手な人には不向きと言えます。

ソマリの飼うときのポイント

運動できる環境を整えてあげる

運動量が多いソマリを飼うのであれば、十分に運動ができるような環境を整えてあげましょう。

猫は上下運動を好むので、キャットタワーやキャットウォークを設置してあげるのがおすすめです。

また、部屋の中はあまり物を置かないようするなど、活発に動きまわってもケガをしないような工夫もしてあげましょう。

積極的にスキンシップを取ってあげる

ソマリは甘えん坊で、飼い主さんと一緒にいることを好む子が多いので、できれば積極的にスキンシップを取ってあげてください。

特に、長時間留守番させてしまった後は、たっぷり遊んであげましょう。

毎日コミュニケーションをしっかり取ってあげれば、寂しさからくるストレスを軽減できますし、信頼関係を築くことにもつながりますよ。

室温の管理をしてあげる

ソマリは暑さ・寒さに弱いので、エアコンなどを使用して、常に適温を保つようにしましょう。

猫の適温は、夏の場合が26～28℃、冬の場合は20～23℃とされています。

毛の長さや体の大きさによって適温はやや変わりますので、愛猫の様子を見ながら調整してあげてください。

日本の夏は湿度が高く、熱中症になってしまう危険性もありますので、特に室温管理には注意しましょう。

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こまめにブラッシングする

ソマリの毛は細くて柔らかいので、毛玉ができやすいです。

毛玉ができると皮膚が引っ張られて痛みを感じてしまったり、皮膚の通気が悪くなって皮膚炎を引き起こしたりします。

そのため、毎日丁寧にブラッシングをしてあげましょう。

こまめにブラッシングをしてあげれば、抜け落ちる毛の量を軽減することができるので、抜け毛対策にもなります。

まとめ

今回は、ソマリが飼いにくいと言われる原因をご紹介しました。

神経質な性格、運動量の多さ、抜け毛の多さなど確かに手間がかかってしまうところはあるのですが、他の猫種に比べて、特段飼いにくいということはありません。

ソマリに限らず、猫を飼うのであれば、それ相応の手間がかかってしまうのは当然です。

ソマリがどんな猫なのかをよく理解し、ソマリに合った環境、ソマリに合ったお世話をしてあげることができれば、問題なく飼うことができますよ。

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