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猫の熱中症対策!夏場のエアコン事情について

2021.08.30
                     

熱中症というと、人間だけがかかってしまうようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実は猫でもかかる可能性があります。

日本の夏は高温多湿で、かなり蒸し暑いので、特に注意が必要です。

大切な愛猫の命を守るためにはどのような対策が必要なのか、ぜひ飼い主さんは知っておきましょう。

猫にとって適切な室温は?

もともと猫の祖先は砂漠地帯で暮らしていたと言われており、猫は比較的暑さに強い生き物です。

とはいえ、気温が30℃超えるようなムシムシと暑い環境下では熱中症になってしまう恐れもあるので、窓を開けたり、エアコンを使ったりして、快適に過ごせるような環境を作ってあげましょう。

猫にとっての適温は、夏の場合26~28℃とされています。

もちろん、体の大きさや毛の長さなどによって適温は変わってきますので、熱がっている(もしくは寒がっている)場合は温度を調整してあげてください。

部屋に温度計を設置しておくと、愛猫にとっての適温がよりわかりやすいですよ。

気を付けたい熱中症について

熱中症というのは、気温が高い環境下などでうまく体温調節ができず、体の中に熱がこもってしまうことで起こります。

暑いとき、人間の場合は全身から汗をかくことで体温を下げることができますが、猫は汗腺が肉球と鼻にしかないので、効率的に体温を下げることができません。

また、犬のようにパウンティング(ハアハアと舌を出して、唾液を気化させて体温を下げる)もあまりしません。

猫は体温調節が得意ではないので、気温が30℃を超えるときや30℃以下でも湿度が高いときは熱中症に注意が必要です。

猫が熱中症になってしまうと以下のような症状が見られます。

  • ・元気がなくなる
  • ・呼吸が早くなる
  • ・けいれん
  • ・チアノーゼ
  • ・足元のふらつき
  • ・体が熱くなる
  • ・よだれが多く出る
  • ・下痢、嘔吐

熱中症と疑われるような症状が見られたら、まずは涼しいところに愛猫を移動させ、首、脇、後肢の付け根などを冷やしてあげてください。
水分補給はさせたほうが良いですが、意識がはっきりしていないようなときに無理に水を飲ませてしまうと、誤飲のリスクもあるので注意してください。

熱中症を発症したときに、病院に連れていった方が良いのか迷う方もいると思いますが、熱中症にかかると、場合によっては多臓器機能障害を引き起こす恐れもあります。

落ち着いたように見えても実は臓器がダメージを受けている、というケースもありますので、必ず動物病院を受診するようにしましょう。

夏場はエアコンが必須?

夏場に猫がひとりで留守番をするときは、窓が開けられないので、エアコンを使用したほうが良いです。

ただ、中にはエアコンを嫌がる子もいるので、部屋のドアを開けておいて、エアコンが効いている部屋とそうでない部屋を自由に行き来できるようにしておくのがおすすめです。

気を付けたいクーラー病

エアコンによって体が冷えすぎてしまうと、人間も疲労感や手足の冷え、むくみなどさまざまな体の不調が現れますよね。これはクーラー病もしくは冷房病と呼ばれています。

実は猫もこのクーラー病にかかってしまうことがあります。

先ほども少し説明しましたが、猫にとっての適温は、夏の場合26~28℃です。

人間にとっては少し暑いくらいの温度が、猫にとってはむしろ快適です。

しかし、人間が快適だと思う温度に設定してしまうと、人間よりも低い位置で生活している猫は体が冷えすぎてしまい、クーラー病にかかりやすくなります。

クーラー病を防ぐためにも、室温を下げすぎない、風向きを調整してエアコンの風が直接当たらないようにする、などの対策を行うようにしましょう。

猫の暑さ対策方法

エアコンをつけっぱなしにする

短時間の留守番ならエアコンは消しても大丈夫かな、と思うかもしれませんが、脱走防止のために窓もドアも開いていない部屋は、あっという間に室内の温度が上昇してしまいます。

そのため、短時間の留守番であってもエアコンはつけっぱなしにしておきましょう。

エアコンをつけっぱなしにしておくと、電気代がちょっと心配…ということであれば、自動運転にしておきましょう。

自動運転にしておけば、設定温度になるまでは強風運転、設定温度に達したら微風運転、のように効率の良い運転を行ってくれるので、電気代が抑えられます。

十分な水を用意する

暑い季節は水分補給が非常に重要なので、いつでも新鮮な水が飲めるように、水は数カ所に設置してあげてください。

特に留守番させるときは、水の量が十分かどうかしっかりと確認した上で、出かけるようにしましょう。

ひんやりグッズ

猫が夏でも快適に過ごせるように、ペット用の冷却マットや接触冷感の生地を使ったペット用ベッドなどさまざまなひんやりグッズが販売されています。

好みもあると思うので、複数のひんやりグッズを用意して、お気に入りのものを見つけてあげましょう。

直射日光を避ける

直射日光が部屋の中に入ると、室温が上昇してしまうので、日当たりの良い部屋はカーテンを閉めるようにしてください。

遮光だけでなく遮熱効果もあるカーテンであれば、室温の上昇が抑えられ、エアコンの効果も高めることができます。

風通し

家の中の風通しを良くすることも暑さ対策の一つです。

2か所以上の窓を開けるか、もしくは窓を1か所開けて、サーキュレーターなどを回すと効率的に風を通すことができます。

ただし、留守番させるときは必ず窓を閉めてから外出してください。

ブラッシング

ダブルコートと言って、アンダーコートとオーバーコートの2種類の毛が生えている猫種は毛量が多い傾向にあるので、こまめにブラッシングをして、通気を良くしてあげてください。

特に防寒の役割をしているアンダーコートは密に生えているため、熱がこもらないようにするためにも、しっかり除去しましょう。

エアコンなしで熱中症対策はできる?

夏でもそこまで気温や湿度が高くなく、比較的快適に過ごせる地域であれば、無理にエアコンを使う必要はありません。

先ほど紹介したような、部屋の風通しを良くする、直射日光を避ける、ひんやりグッズを活用する、などの対策を行いながら、過ごしやすいお部屋づくりをしてあげましょう。

暑さ対策での注意点

部屋を冷やしすぎない

エアコンを猫の適温よりも低い温度に設定してしまうと、場合によってはクーラー病によって体調を崩してしまうこともあるので、部屋の冷やしすぎには注意してください。

扇風機を出しっぱなしにしない

夏はエアコンと併用して扇風機を使っているご家庭も多いと思いますが、飼い主さんが家を空けるときは、扇風機を出しっぱなしにしないようにしましょう。

固定されていない扇風機は不安定なので、猫がイタズラした拍子に倒れてしまうこともあります。また、回転している羽に触ろうとしてケガをするリスクもあるため、留守番をさせるときは念のため扇風機を片付けましょう。

停電した場合も想定しておく

エアコンは、暑さ対策には非常に効果的ですが、電気で動いているため、停電が起きてしまうと困りますよね。

停電が起きてしまったときのことも想定して、ペット用のひんやりグッズも複数用意しておくようにしましょう。

他にも、水の入ったペットボトルを凍らせて、部屋に置いておくというのも一つの手です。

危険な場所には立ち入れないようにしておく

体が冷えすぎてしまうのを防ぐ意味でも、ドアを開け放して、自由に部屋を移動できるようにしておくことは重要です。

しかし、浴室やキッチンなど猫にとって危険な場所には立ち入れないようにしてください。

どこでも簡単に入れるような状態だと、留守番をさせている間に思わぬ事故を引き起こしかねません。

安全に留守番をさせるためにも、入ってほしくない場所には柵などを設置するか、そもそも入れないように扉を閉めてしまいましょう。

まとめ

猛暑が続いてしまうと、猫も熱中症になってしまう可能性があります。

熱中症は進行すると、多臓器機能障害を引き起こす恐れもあるので、しっかりと暑さ対策はしておきたいところです。

室温が30℃を超える日や30℃以下でも湿度が高いときは、熱中症のリスクが高まってしまうので、積極的にエアコンを使うことをおすすめします。

ただし、体が冷えすぎてしまうとクーラー病になってしまうこともあるので、部屋の冷やしすぎや、エアコンの風向きには注意してあげてくださいね。

もくじ

この記事の監修者

ペットショップ 犬の家&猫の里

犬の家&猫の里 編集部

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