マルプーってどのくらいの大きさ?成犬の平均体重や体重管理のコツ、かかりやすい病気について解説
販売中のマルプー(マルチーズ×トイプードル)
マルチーズとトイプードルの魅力がぎゅっと詰まったミックス犬、マルプー。小さく愛らしい見た目が人気ですが、家族に迎える際にはその大きさや健康管理のポイントも気になりますね。この記事では、マルプーの成犬時の大きさや平均体重のこと、体重管理のコツ、さらに健康維持のために知っておきたいかかりやすい病気について詳しく解説していきます。
マルプーってどんな犬?
以下で、マルプーの特徴と性格について見ていきましょう。
特徴
マルプーは、プードルの巻き毛とマルチーズの柔らかい被毛を受け継いでおり、見た目はとても愛らしく、ふわふわとした印象です。
毛色は白やクリーム、茶色などさまざまで、ミックス犬種ならではの個体差があります。
被毛の質はシングルコートで、抜け毛が比較的少なめです。
一般的にプードル由来の高い知能をもち、しつけがしやすいとされています。活動的でありながらも家の中で過ごすことを好むため、室内飼いに適した犬種といえるでしょう。
性格
マルプーの性格は、一般的にとても人懐っこく、社交的です。
飼い主さんや家族に対して強い愛情を持ち、甘えん坊な一面も見せます。またフレンドリーで他の動物や人間にもすぐに馴染むことができるため、多頭飼いにも向いています。
賢い面もあり、新しいコマンドを覚えるのが得意です。ただし、しつけが甘いとわがままになってしまうこともあるため、しっかりとしたしつけが大切です。
また愛情深いがゆえに分離不安を起こしやすいこともあるので、お留守番の練習を少しずつ取り入れていくこともよいでしょう。
マルプーの大きさ
ここでは、成犬の平均体高、平均体重などについて解説します。
成犬の平均体高
成犬のマルプーの体高は、約20cm~25cmが一般的と言われています。コンパクトな体型ため、都市部のアパートや狭い住宅でも問題なく飼うことができます。
成犬の平均体重
成犬の平均体重は、約2kg~3kgが一般的です。まれに4kgを超える個体もいますが、基本的には超小型犬もしくは小型犬に分類されます。
平均体重には個体差がある
マルプーはミックス犬種なので、大きさに個体差が出ることもあります。ある個体はマルチーズ寄りに小柄だったり、またある個体はプードルの体格に近かったりすることもあるため、飼い主さんは愛犬の個体に合った体重管理を意識すると良いでしょう。獣医さんによる定期的な健康診断を受けることで、適正体重を維持するためのアドバイスをもらうこともおすすめです。
マルプーの体重管理のコツ
マルプーを健康に保つためには、日々の体重管理が欠かせません。ここでは、食事や運動、体重チェックのコツについて紹介します。
健康的な食事
マルプーの健康を維持するためには、バランスの取れた食事が基本です。
市販のドッグフードを選ぶ際には、小型犬用で栄養価の高いものを選ぶと良いです。特にタンパク質やビタミンを含んだフードは、筋肉や皮膚の健康に役立ちます。手作りの食事を与える場合は、獣医さんと相談し、栄養バランスをしっかりと考えて取り組みましょう。
適度な運動
適度な運動は、体重管理とストレスの軽減に役立ちます。マルプーは小型犬ですが、活動的な犬種です。1日に20分から30分程度の散歩や軽い遊びを取り入れることで、運動不足を防ぎましょう。
運動は関節にも負担をかけにくい、無理のない範囲で行うことがポイントです。
体重チェックの方法
体重管理の一環として、定期的な体重チェックは欠かせません。自宅での計測を習慣化するようにしましょう。
体重が急に増えたり減ったりした場合は、獣医さんに相談し、早めに対応することで病気の兆候を見逃さないようにすることが大切です。
マルプーの日常のケア
以下で被毛のケアや健康診断、快適な環境づくりについて説明します。
被毛のケア
マルプーの被毛は柔らかく絡まりやすいため、定期的なブラッシングが必要です。毎日のブラッシングは毛玉を防ぐだけでなく、皮膚の健康を保つのにも役立ちます。
特に皮膚が敏感な犬種なので、刺激の少ないブラシを選ぶようにしましょう。
獣医さんによる健康診断
定期的な健康診断は、マルプーの健康を長く保つために必要です。
1年に1回は獣医さんによる診察を受け、予防接種や寄生虫のチェックを行いましょう。これにより、病気の早期発見や治療が可能になります。
快適な環境づくり
心身ともに健康に過ごすためにはストレスが少ない環境が必要です。
飼い主さんは清潔で安全な居場所を提供し、温度調節に気をつけて快適な環境を作ってあげるようにしましょう。愛犬がゆっくりと休める静かな場所を用意してあげることがおすすめです。
マルプーがかかりやすい病気
ここでは、マルプーが注意すべき病気について解説します。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
小型犬に多い膝蓋骨脱臼は、マルプーでも発生することがあります。パテラは膝の関節が正常な位置からずれてしまう病気です。
症状として歩くのを嫌がるようになったり、片足を上げて歩く仕草が見られたりしたら、獣医さんの診察を受けましょう。早期発見が重要で、症状が進むと手術が必要になるケースもあります。
外耳炎
マルプーは耳の構造がやや湿気をためやすい形をしているため、外耳炎を起こしやすい傾向にあります。
耳の中を定期的に清潔に保ち、異常な臭いやかゆみのサインが見られた場合は、早めに獣医さんに診てもらうことが大切です。
鼻涙管閉塞
鼻涙管閉塞とは、鼻涙管が塞がってしまった状態を指します。この管が閉じてしまうと、涙が排出されず目から溢れ出してしまい、流涙症となります。涙は唾液と同じように常に分泌されているため、溢れ続けた涙が「涙やけ」を引き起こし、目の周りの皮膚が変色してしまうこともあります。涙が増えてきたら、獣医さんに相談するようにしましょう。
まとめ
マルプーは、マルチーズとプードルのミックス犬で、ふわふわの被毛と人懐っこい性格が特徴です。成犬の体高は約20〜25cm、体重は約2〜3kgと小柄で室内飼いに適しています。しつけしやすい賢さがあり、社交的で甘えん坊ですが、分離不安になりやすい面もあります。
健康管理では、適切な食事や運動、体重チェックが重要です。特に注意すべき病気として、膝蓋骨脱臼や外耳炎、鼻涙管閉塞があり、早期のケアが求められます。
犬の家&猫の里 編集部
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