犬図鑑
ボルゾイの特徴や性格について紹介します!
ボルゾイの特徴・性格分析
ボルゾイはロシア語で「俊敏」。物静かで優美に歩くボルゾイですが、走り始めると驚くほど脚が速いのです。目の前を風のように駆けていくボルゾイの姿にはただただ圧倒されてしまいます。このように運動能力が高い大型犬のボルゾイですが、家の中ではでとても落ち着いてい静か、無駄吠えもほとんどないので集合住宅でも飼育可能です。他人にはクールなのに、家族には甘えん坊でひょうきんな面も。しかしマイペースで独立心もあり、べたべたと甘えてくるというよりも、飼い主にそっと寄り添って癒してくれる犬種です。暑さには弱いので温度調節のできる室内での飼育が向いています。
ボルゾイの種類
ボルゾイは以前ロシアン・ウルフハウンドと呼ばれていて、広大なロシアでオオカミ狩りに使われていた狩猟犬です。絶滅したラップ・スレッド・ドッグとコリーを交配して作られたようです。中世のロシア貴族たちの間ではスポーツとしての狩猟がとても盛んで、美しく有能なボルゾイを狩猟のお供として愛され大切に繁殖されてきました。しかしボルゾイは皇族・貴族だけが持つことを許される、いわば特権階級の象徴だったため、1917年のロシア革命で民衆の手でほとんど処分されてしまいます。贈り物として海外に渡っていたボルゾイたちの血が今のボルゾイに受け継がれています。
ボルゾイの毛色・見た目
すらりと背が高く、シルキーでしなやか被毛を持つエキゾチックなボルゾイ。顔立ちは細く流線型で、瞳の色は暗色で知性的です。毛色は単色のホワイト、ブラックや、ホワイトに斑の入ったホワイト&レッド、ホワイト&ブラック、ホワイト&レモンや、トライカラーなど、ブルーとブラウン以外の色はあり、とてもカラフルです。ふさふさした被毛は長く、ストレートやウェーブ・カールのかかったものがありますが、絹糸のようにしなやかでとても触り心地がいいのです。
ボルゾイのしつけ方法
温厚で従順なボルゾイではありますが、サイトハウンドとしての本能も残っています。獲物を見つけて暴走することのないようにきちんと訓練してあげてくださいね。狩猟では主人の指示待ちではなく、自分で状況を判断することが必要でした。そんなボルゾイの独立心が訓練を難しくさせている面もあるようですが、いったん納得すると驚くほど素直に従ってくれます。繊細で神経質な面もありますので、頭ごなしにならないように優しく言い聞かせながらしつけをしてあげてくださいね。
ボルゾイの気を付けたい病気
- ・胃拡張・胃捻転性症候群
- ・外耳炎
- ・骨肉腫
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ボルゾイのお散歩と運動
運動量が必要ですが、長時間走らせるよりは、短い時間でも広い場所で思いきり走らせてあげましょう。ドッグランでは大型犬の先頭に立ち、風のように、そしてダイナミックに駆け抜けていくボルゾイの姿を見ることがあります。走るのが大好きな犬です。運動の欲求が十分に満たしてあげて、ストレスの少ない環境においてあげてくださいね。満たされたボルゾイは飼い主に従順で、家の中でも静かに落ち着いていて全く手のかからない犬種です。運動量を確保することは問題行動の予防にもなります。
犬の家&猫の里 編集部
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