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ボストンテリアはあまり吠えない?鳴き声が気になる場合のしつけとは?

2021.10.12 2024.03.18

ボストンテリアは、小型犬の中でも無駄吠えの少ない犬種といわれています。

ここでは、ボストンテリアの吠えない習性と、鳴き声が気になる場合のしつけについてご紹介していきます。

ボストンテリアが吠えないのは大丈夫?

ボストンテリアは、音に反応して吠えることもなく、散歩中に他の犬と出会っても仲良くしていても鳴き声をあげることが少ない犬種です。

鳴かないことはとても利口なのですが、吠えないことに対して不安に思う方も多いのではないでしょうか。

中には、動物病院に連れて行って検査を受けるべきか悩む飼い主さんもいらっしゃいます。

ボストンテリアを初めて飼う方、または多頭飼いをしている方でも他の犬種と違う部分なので、悩みどころではあります。

ボストンテリアが鳴かないことに対する悩みの一例

  • ・声が出せないのではないか?
  • ・耳が聞こえないのではないか?
  • ・性格が消極的過ぎて他の犬に吠えることができないのではないか?

ボストンテリアは、元気で温厚・人懐っこい性格で飼いやすいといわれていますが、あまりにも鳴かないことで、不安に思ってしまう方もいられます。

しかし、ボストンテリアが吠えないことは珍しいことではないので安心してください。

ボストンテリアがあまり吠えない理由

ボストンテリアがあまり吠えないことに不安を感じている方もいらっしゃいますが、それには理由があります。

短鼻種

ボストンテリアが吠えない理由の一つに短鼻種であることが挙げられます。

ブルドッグ・フレンチブルドッグなどと同じ短鼻種の特性を見てみましょう。

短鼻種の特性

  • ・忍耐強い性格
  • ・攻撃性が低い
  • ・温厚でおおらか

皮膚に弛みがあり、外敵の攻撃から身を守ることができ、幅広い顎は噛みしめる力が強く、自身の攻撃力に自信があります。

ボストンテリアがおおらかで、他の犬に好意的にふるまうことができるのは、自身の体力・強靭さ・攻撃力の強さを分かっているからです。

他の犬の攻撃が脅威ではないと分かっているからこそ、余裕をもっておおらかに接することができます。

これは、過度に警戒心の強い小型犬と比較するとわかりやすいでしょう。

性格

ボストンテリアは「アメリカ犬界の紳士」「タキシードを着た紳士」という異名をもらっているくらいにどっしりとした性格です。

しかし、強いからと言って攻撃的な性格の犬種ではなく、争い事を自分から起こすことはしません。

ボストンテリアの性格

  • ・人懐っこい
  • ・愛嬌がある
  • ・無駄な攻撃を好まない
  • ・自分のことは自分で解決する頑固な一面を持っている

つまり、無駄に吠えて相手を遠ざけたり、威嚇をしたり、自分の力を相手に見せつけるような必要がないことを分かっています。

ボストンテリアの性格面から見ても、吠えることなく日常生活を過ごせることがわかりますね。

人間と一緒にいても、生活の中でも催促をしたりせず、家族への信頼を持っておおらかに接していられるのです。

無駄吠えの原因は?

吠え癖が少ないといわれているボストンテリアでも、中には吠えて飼い主さんを悩ませることもあります。

では、無駄吠えをしてしまう理由は一体何なのでしょうか?

子犬・成犬の両者の場合で原因を見ていきましょう。

子犬の場合は一過性の吠え癖

生後間もない子犬や、迎えたばかりの子犬は夜間や早朝、家族の留守中に鳴いてしまうことがあります。

これは、「夜泣き」といわれ、子犬の不安や寂しさから起こる吠え癖です。

ボストンテリアのような性格の持ち主でも、子犬のときはこういった吠え癖は出てしまうこともあるでしょう。

また、この吠え癖は子犬が新しい環境に慣れるまでの一過性の行動であって、一生続くものではありません。

家族も一過性の吠え癖であることを理解して、できるだけ子犬が安心できる環境や接し方を心がけてあげましょう。

成犬の場合

ボストンテリアの成犬はあまり吠えないといわれていますが、環境によっては吠え癖が出ることもあります。

では、成犬に見られる吠え癖を見ていきましょう。

条件反射で出る吠え癖

普段は温厚でおおらかに暮らしているボストンテリアが、些細な物音やできごと、散歩中に他の犬に条件反射で吠えることがあります。

このような吠え癖は、子犬期の社会化不足が原因です。

ボストンテリア自身が物音や対象物の正体を把握できていないので、原因不明の恐怖を感じ、自分自身と家族を守るために吠えてしまいます。

吠え癖を直してあげようと、その場で叱りつけたり、抱き上げたりしても改善はできません。

ボストンテリアが何に不安を感じて吠えるのかを生活の中で見つけて、取り除いてあげることが必要です。

過度な要求の吠え癖

ボストンテリアのように知能が高い犬種は、人の行動を大変良く観察しています。

飼い主さんの行動を常に意識し、自分の要求を伝えるべきタイミングをしっかり把握しています。

もちろん、家族であれば誰に向かって要求を伝えたら確実に受け入れてもらえるのかということも見極めが得意です。

しかし、自分の要求が受け入れられないときに、吠えたり鳴いたりすることで要求が通ると、「吠えれば・鳴けば要求が通る」と思ってしまいます。

このように、「吠える・鳴く」ことで要求が満たされることを学習すると、次第に要求がエスカレートし、気づけば吠えれば飼い主が応じるという関係になってしまいます。

過度な要求の吠え癖は、無闇に受け入れないとしっかり認識しておきましょう。

まとめ

ボストンテリアは、大変忍耐強くおおらかな犬種です。

しかし、いくら忍耐強くおおらかでも、ストレスを全く感じないわけではありません。

相手の行動や取り巻く環境が原因で、我慢の限界を超えてしまい吠え癖に繋がることもあります。

一度吠え癖がつくと、誤った直し方では悪化させてしまう場合もあるので、何が原因かを根気強く向き合ってあげましょう。

犬と人間の距離感のベストを探して、両者ストレスのない生活を心がけることが大切でしょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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