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ブルドッグの種類はどのくらいあるの?毛色や大きさについて紹介します

2019.01.16 2024.03.18

ブルドッグというと、がっしりとした体つきにシワのよった顔が特徴的な犬を想像しますよね。ただ、ブルドッグと一口に言っても、さまざまな種類があります。

今回は、ブルドッグの種類をはじめ、毛色などについてもご紹介します。

ブルドッグの起源

かつてイギリスでは、ブル・ベインティングという雄牛と犬を闘わせる見世物が行われていました。そこで活躍していたのが、現在のブルドッグの原種とされているオールド・イングリッシュ・ブルドッグです。オールド・イングリッシュ・ブルドッグは短足ではなく、余分な皮膚が余っているという体型ではなかったのですが、品種改良を重ねていくことで、現在のブルドッグに近い姿に変化していきました。

1835年になるとブル・ベインディングは動物愛護の観点から禁止されることとなりました。結果、ブルドッグの活躍の場はなくなり、一時は絶滅の危機に瀕するほど数が減っていきました。

闘犬として役目を終えたブルドッグは、小型化や性格を穏やかにする目的でさまざまな犬種と交配し、だんだんと家庭犬として人気を得るようになったのです。

ブルドッグの種類

イングリッシュ・ブルドッグ

イングリッシュ・ブルドッグというのは、通常のブルドッグの正式名称になります。別名ブリティッシュ・ブルドッグとも言います。
中型犬に分類され、平均的な大きなとしては体高31~36㎝、体重が23~25kgとされています。

アメリカン・ブルドッグ

アメリカン・ブルドッグはその名の通り、アメリカが原産の犬です。イングリッシュ・ブルドッグは足が短く、頭部が大きめですが、アメリカン・ブルドッグは足が長く、より筋肉質です。
大型犬に分類され、体高が50~70㎝、体重は30~60kgと迫力があります。
アメリカン・ブルドッグは、日本でよく見られるイングリッシュ・ブルドッグとは違い、運動が大好きで、足が早いという特徴があります。

フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグの起源は諸説あるのですが、中でも有力とされているのが、イギリスからフランスにブルドッグが送られた際、テリアやパグと掛け合わせたことで生まれたというものです。ブルドッグ特有のペチャっとした鼻はそのままに、テリアから受け継いだ大きく立った耳が特徴です。
フレンチ・ブルドッグは小型犬に分類され、平均的な大きさは体高30㎝、体重10~13キロほど。憎めないその表情とブルドッグよりも小型で可愛らしいことから人気が高いです。

ミニチュア・ブルドッグ

ブルドッグの小型化を目的として誕生したミニチュア・ブルドッグはイングランド生まれです。現在のブルドッグを小さくしたというよりは、祖先であるオールディ・イングリッシュ・ブルドッグを小さくしたような見た目になっています。先ほど紹介したフレンチ・ブルドッグがフランスから輸入されるようになると、ミニチュア・ブルドッグの人気は少なくなり、残念ながら1930年ごろに絶滅したとされています。

ブルドックの毛色について

ブルドックのスタンダード

犬にはスタンダード(犬種標準)というものがあります。スタンダードとは、ドッグショーや計画繁殖する犬の参考にするもので、毛色、尻尾、ボディなど各犬種の理想とされる基準が一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)によって細かく定められています。

このスタンダードによると、ブルドッグの毛色は単色か単色にブラックのマスクとマズルとされています。単色の場合はブリンドルかさまざまな色調のレッド、フォーン、ファロー、ホワイトとパイドが認められています。

ブリンドル

ベースとなるカラーに別の色が全体的に混ざっている毛色です。褐色やホワイトの差し毛が部分的に入っている場合もあります。

単色カラー

  • ・ホワイト
  • ・レッド
  • ・フォーン
  • ・ファロー

フォーンというのは、金色がかった茶色のことです。ファローは淡い黄色を指します。

パイボールド(パイド)

パイボールドというのはなかなか聞きなれないかもしれませんが、白地に一色または二色のはっきりした色の斑があるものです。犬種によってはパーティーカラーと呼ばれることもあります。

まとめ

今回は、4種類のブルドッグを紹介しました。フレンチ・ブルドッグはペットとしての人気も高いことから、知っている人も多いのではないでしょうか。しかし、そんなフレンチ・ブルドッグの人気におされて絶滅してしまったミニチュア・ブルドッグや一見するとボクサー犬のようなアメリカン・ブルドッグは初めて耳にしたという方もいるかもしれませんね。
みんな名前にブルドッグとついていますが、表情や体型、性格など違った特徴を持っていますので、さらに詳しく調べてみるのも楽しいですよ。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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