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犬図鑑

ブルドッグの寿命はどのくらい?気をつけたい病気を紹介します

2019.01.16 2024.03.18

ブルドッグ平均寿命

ブルドッグの平均寿命は、8~10歳と言われています。中型犬の平均寿命が13~14歳とされているので、やや短命なようにも思えますね。

これには、人間が思い描く理想のブルドッグに近づけるべく繰り返された選択的交配が関係していると言われています。

ブルドッグの原種であるオールド・イングリッシュ・ブルドッグは足も長く、余分な皮膚もありませんでした。そのため、健康上の問題が少なかった原種の姿に戻そうとする動きもあるようです。

平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、中型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

12歳

2歳

19歳

3歳

26歳

4歳

33歳

5歳

40歳

6歳

47歳

7歳

54歳

8歳

61歳

9歳

68歳

10歳

75歳

11歳

82歳

12歳

89歳

13歳

96歳

14歳

103歳

15歳

110歳

16歳

117歳

17歳

124歳

18歳

131歳

19歳

138歳

できるだけ長く一緒にいるためにできることは何でしょうか。気を付けてあげたい病気や、生活する上でのポイントについて解説します。

長生きの秘訣

肥満を防ぐ

「肥満は万病のもと」というのは、犬も同じこと。適正体重をオーバーしすぎるような状態は避けなければなりません。
ブルドッグは食欲旺盛であることから、特に食事による管理が重要です。太った見た目を作り出してしまう脂肪細胞は成長期に増殖するのですが、この時期に増殖させすぎると、太りやすい体質になってしまいます。子犬のうちから食べ過ぎを抑制しましょう。

皮膚を清潔に保つ

ブルドッグのチャームポイントでもある顔のシワ。日頃からお手入れをしてあげないと、強烈な臭いを放つことがあります。それだけでなく、皮膚炎の原因にもなってしまうため、常に清潔に保つよう心がけましょう。

お手入れ自体は簡単で、顔のシワをのばしながら、濡れた柔らかい布で優しく拭いてあげるだけです。食事のあとやお散歩の後などこまめに拭いてあげるようにしてください。

暑さ対策を行う

ブルドッグをはじめ、鼻がペチャっとしたパグやペキニーズなどは短頭腫と呼ばれ、体温調節が苦手です。そのため、夏場は熱中症にかかるリスクが高まります。
熱中症を避けるためにも、ブルドッグの飼育に温度と湿度調整は欠かせません。夏場は特に室内の温度をこまめに調整してあげるだけでなく、散歩に出かける時間帯にも気をつかってあげましょう。比較的日差しの弱い早朝がおすすめです。

気をつけたい病気

病気は寿命に大きく関係するものなので、事前にどのような病気にかかりやすいのかはぜひ知っておきたいところです。知ることで、普段から気にかけ、病気の早期発見につなげることができます。

乾性角結膜炎

涙の量が減少することによって、角膜や結膜に炎症が起きる病気です。

症状

結膜や角膜の充血、粘り気がある黄緑色の目ヤニが出る、色素沈着、まぶたのけいれんなどが見られます。

治療法

内科的治療が主で、目を清潔にし、炎症を抑える薬を点眼したり、人口涙液で減少してしまった涙の量を補います。完治は難しく、発症した場合は継続的に治療を行う必要があります。

予防法

これといった予防法はないので、普段から目の周囲を清潔に保つ、部屋を加湿することで目が乾燥してしまうような環境を作らないといったことが大切です。

心室中隔欠損症

心室中隔欠損症は、生まれつき左心室と右心室を分けている「中隔」に穴が空いている病気です。

症状

中隔に空いている穴が小さい場合には特に症状がないのですが、穴が大きい場合には疲れやすい、呼吸困難、チアノーゼ、発育不全などが見られます。

治療法

穴が小さい場合は自然に閉鎖することもあるようですが、ほとんどは外科的治療によって穴をふさぎます。

予防法

先天的であるため予防法はなく、早期の発見と治療が重要になります。

股関節形成不全

股関節の形態的な異常のことで、成長期によく見られると言われています。

症状

腰を振るように歩く、上手く座れない、後ろ足が上手く使えないので跳ねるように歩くなど。

治療法

軽度であれば、運動制限や体重管理などに加え、鎮痛剤やレーザー療法によって痛みを和らげるような治療法を行っていきます。
重度の場合は、症状や股関節の状態に合わせた手術を選択する必要があります。

予防法

股関節形成不全に関しても、遺伝が一つの原因となっています。その場合には有効な予防法がありませんが、他の原因として子犬の頃の過剰な栄養摂取が挙げられています。子犬のときのエサは少ない量でもしっかり栄養が取れるように作られているので、与えすぎに注意しましょう。

まとめ

犬は人間と成長スピードが異なり、私たちよりも早く年をとります。いつの間にか体力や食欲が落ちていたり、病気にかかりやすくなることも。
自分の家族として迎え入れる犬の平均的な寿命を知り、いつ頃からシニア期に入るのかも把握しておく必要があります。

また、ブルドッグは遺伝的な病気がやや多い犬種と言えます。先天的な病気に関しては有効な治療法がないので、早期の発見・早期の治療が重要になってきます。
毎日スキンシップをとることで、愛犬の健康状態の変化を見逃さないように努めましょう。

参考文献
犬の股関節形成不全(異形成)の診断と治療
乾性角結膜炎がみられた犬2例の臨床ならびに病理学的所見

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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