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チワワの平均寿命と気を付けたい病気

2018.08.28 2024.04.01

チワワの平均寿命は12~20年で、長寿な小型犬種です。健康上の注意が必要な主な病気は心臓病、歯周病、低血糖、気管虚脱です。心臓病は定期的な健康診断と適切な運動でリスクを抑え、歯周病は歯磨きや定期的なクリーニングで予防していきましょう。特に幼いチワワは低血糖になりやすく、定期的な食事が重要と言われています。ストレスケア、デンタルケアや病気への予防と早期発見・治療がチワワの健康を守る鍵となります。

チワワの年齢

人に例えた年齢

1歳

15歳

2歳

24歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

11歳

60歳

12歳

64歳

13歳

68歳

14歳

72歳

15歳

76歳

16歳

80歳

17歳

84歳

18歳

88歳

19歳

92歳

20歳

96歳

チワワの気を付けたい病気

小さな体と華奢な体つきが魅力のチワワですが、その外見もあいまって非常に繊細で怪我や病気をしやすい犬種でもあります。
そのため、チワワの飼い主さんは犬の病気や怪我の知識を持っておくことが重要です。以降でチワワがかかりやすい病気と怪我を一つ一つ解説していきます。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨とはひざの関節付近にある骨のことで、いわゆる「膝のお皿」です。膝蓋骨は膝がスムーズに動くのをサポートする重要な骨で、膝蓋骨脱臼は外的要因でそのお皿がズレてしまいその機能を損なわせてしまうものです。

小型犬全般によくみられる怪我ですが、チワワは特に活発な傾向にありますので、膝蓋骨脱臼にはとりわけ注意してあげる必要があります。

症状

軽度なものだと症状はあまり目立ちません。膝の動きが悪くなるので、歩くときにピョコピョコと足を上げながら歩くことはあります。しかし、軽度のうちは自分で関節を伸ばして直してしまうこともあるので、症状に気づかないこともあります。

しかし、放置しておくと悪化して痛みを感じるケースもあり、その場合は捻挫した人のように痛い足をかばいながら歩くようになるため、すぐに病院に連れていってあげましょう。

治療

軽度の場合はきちんと適切な管理をしてあげれば、自然治癒することもある怪我です。中度でも基本的には炎症を抑える薬で済むことが多く、日常生活への支障も少ないものです。

しかし、炎症が悪化して日常生活に支障がでるレベルで悪化してしまうと外科手術が必要になる可能性があるので、なるべく軽度のうちに対策を打っておく方が良いです。

予防

膝蓋骨脱臼は膝の負担が大きくなるとおこります。例えば、高いところから飛び降りるような運動を繰り返したり、適正体重を大幅に上回ったりしてしまうことが要因となりえます。

そして、見落としがちなのが「フローリング」です。ツルツルとした床はチワワにとっては非常に歩きにくく、見た目以上に負担がかかります。

以上のことから予防、あるいは軽度の膝蓋骨脱臼の対応策としては以下のような方法が有効です。

  • 適正体重をキープする
  • ジャンプするような運動を控えさせ、高い段差は箱などをおいて低くする
  • フローリングで滑らないようにマットを引いてあげる

尿路結石症

尿路結石は腎臓や膀胱にミネラルが集合して固まった石ができてしまう病気です。ミネラルそのものは体に必要な栄養素ですが、過剰に摂りすぎてしまうと結晶化してしまい体外に排出されなくなってしまう危険性があります。

こちらも小型犬全般に多い病気ですが、チワワはシュウ酸カルシウム結石となりやすいと言われ、詳しくは後述します。

症状

膀胱に結石ができた場合は、膀胱炎を発症しやすくそうなれば血尿や頻尿などの症状がみられます。膀胱から流れて、尿道に石がつまれば尿が排出されないか、排出される量が少なくなり血が混じることもあります。

稀にですが、腎臓に結石ができることもあり、その場合は腎臓の感染症や機能低下がみられ、見るからに元気をなくして、とても辛そうにするでしょう。

腎臓に結石ができたり、尿道が完全に詰まったりしまうようになると非常に危険で、最悪の場合は数日で死に至ることもあります。そのため、なるべく早い段階で専門医に診てもらうことが重要です。

治療

尿路結石には2種類あり、そのうちの一つのストラバイト結石と呼ばれるものは、できた場所が悪くなければ食事療法で治せる場合があります。

しかし、チワワにできやすいとされるシュウ酸カルシウム結石の場合は食事では改善できないので、できた場所に関わらず手術となることが多いです。

また、結石の種類に関わらず尿道の完全閉塞などの緊急をようするもの、結石が大きすぎるものは手術での摘出となります。

予防

尿路結石はミネラルの過剰摂取が要因なので、以下のようなミネラルの多すぎる食材を与えるのは避けましょう。

  • 牛乳
  • 牡蠣
  • ほうれん草
  • エビ類
  • カニ類
  • イワシ

また飲ませる水も硬水はミネラルが多いので、軟水を与える方が適切です。ある程度は必要な栄養素なので過剰に避ける必要はありません。

そして、尿路結石は早期に発見することが重要なので、トイレをしたあとのシートの色を確認する癖をつけておきましょう。赤やオレンジが混じるようならすぐに病院に連れて行ってください。

水頭症

水頭症は脳脊髄液が異常に増えて、脳の他の器官を圧迫してしまう神経性疾患です。前述の二つと比べても非常に重症な病気で、完治の難しい難病とされています。

チワワはこの水頭症の発症率が他の犬種よりも高く、その多くが先天性つまりは生まれつき水頭症であるケースです。先天性の場合は生後3~6ケ月で発症します。

症状

症状は、運動障害や麻痺、痴呆、興奮、凶暴化、視力低下など多岐にわたります。典型的でわかりやすい症状が旋回運動で、小さく円を描くようにくるくると一か所を歩き回ることを繰り返します。

治療

水頭症の治療は基本的には内科的治療です。ステロイドや利尿剤などの投薬により、脳脊髄液圧を下げて脳の圧迫を軽減させます。

ただし、投薬によって改善がみられない場合は外科手術で脳脊髄液を腹腔に流す手法を用いることもあり、小さなチワワには負担の大きい処置です。そのため、水頭症は早期発見することで、投薬の範囲で処置が収まるようにすることが重要です。

予防

チワワの水頭症はその多くが先天性で、後天性にしても頭部の外傷や脳腫瘍などの突発的な要因で患うものなので予防策はこれといってありません。

早期発見できて、内科的治療が上手くいっても完全な健康体になることは難しく、短命となってしまう可能性は非常に高いです。

水頭症のチワワの家族は「完治できない」「短命である」ことを受け入れて、少しでも幸せな生活を送ってもらうために、愛情を注ぐことが大事です。

食事療法などで軽減できる可能性もあるので、獣医師さんの話をよく聞いて、根気強く愛犬の闘病を助けてあげましょう。

長生きの為に気を付けたいこと

ストレスケア

ストレスは様々な病気を引き起こすため、長生きのためにはストレスを与えないことが大切です。
特にチワワはストレスに弱く、寂しがりやすい性格をしていますので、飼い主さんがしっかりとストレスケアしてあげましょう。

できるだけ外へ連れ出して散歩をさせ、たくさん遊んであげることがストレスケアになります。

適正体重の維持

肥満は糖尿病や心臓病など、様々な病気の原因となります。
チワワは運動量が少ないため、食事を与えすぎには注意が必要です。チワワの平均体重は1.5~3kgとなっていますので、定期的に体重を測り、適正体重を維持できているか確認しましょう。
チワワの年齢に応じて、適切な食事管理をしてくださいね。

デンタルケア

犬は2歳以上になると、およそ8割が歯肉炎や歯周病になりますので、こまめに歯磨きをしたり、ガムやおもちゃでデンタルケアすることが大切です。
歯が痛くなると食欲が低下して体力も落ちますし、歯肉から細菌やウイルスが侵入して感染症にかかる恐れもあります。
デンタルケア不足が病気に繋がることもありますので、飼い主さんはデンタルケアにも気を遣ってあげましょう。

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まとめ

チワワのかかりやすい病気は比較的軽度なものから難病とされるものまであります。すべてに共通して言えるのは「早期発見」が重要であるという点です。

病気を早期発見・治療すれば、チワワは平均寿命以上に長生きしてくれることでしょう。
チワワはデリケートな犬種ですので、定期的に健康診断を受けさせたり、日頃から愛犬をよく観察してケアしてあげてくださいね。

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この記事の監修者

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