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犬図鑑

トイプードルのしつけ方、無駄吠え・甘噛みをやめさせるには?

2018.07.24 2024.03.21

トイプードルにもしつけは必須

トイプードルは全犬種の中でナンバー2の知能の持ち主で、非常に賢い犬種です。しかし、それはしつけの必要が無いという意味ではありません。

犬へのしつけとは「人間社会のルール」を身につけさせることです。しかし、犬からしてみればそれらのルールは不自然で、勝手に学習できるようことではありません。

トイプードルの知能が高いというのは「しつけられたことをすぐに覚えてくれる」ということなので、飼い主が責任を持って教えなければいけないのは他の犬種と同様です。

トイプードルのしつけ方一覧


トイプードルは生後2か月くらいから、しつけを始めるのが適切です。そこから生後半年くらいまでの間にきちんとしつけておかないと、生後半年以降から始まる人間でいう思春期や反抗期にあたる時期に困ったことになります。

まずは体に触るトレーニング

まずはトイプードルの体に触れましょう。一見するとトレーニングとは思えませんが、飼い主とトイプードルの主従関係をしっかり認識させるためにとても重要なことです。

ただしあまり乱暴に触ると過度なストレスになるので、指先でくすぐるように優しく撫でてあげましょう。頭だけでなく、鼻や足など全身を徐々に触れていくようにするとなお良いです。

トイレトレーニング

まずはトイレの作法を覚えてもらうことが第一でしょう。少し難しいかもしれませんが、トイプードルが観察して排泄するタイミングを掴み、排泄の直前にトイレシートの上に運んであげるのが効果的です。

そうしていれば、やがてトイレをする場所としてシートの匂いや形を覚えてくれます。そして大事なのは、失敗しても叱らないことです。叱られると排泄そのものが悪いことだと勘違いしてしまいます。

上手にできた時だけやや大げさに褒めてあげて、失敗してもなにも言わないであげるようにしましょう。

お座り

トイプードルのしつけとして「お座り」は重要です。何の意味もないように思えるかもしれませんが、トイプードルはやんちゃな子が多いので興奮しすぎて危ない目にあいがちです。

トイプードルの興奮を鎮めて、危険から守るために「お座り」は必ず覚えさせておきましょう。やり方は、おやつをトイプードルの頭上に持っていくと、おやつを見上げるように自然とお尻がおちていきますので、その瞬間に「お座り」とコマンドを出します。

そして、おやつを与えます。これを繰り返し、コマンドとお座りの姿勢を関連付けるようにします。コマンドを出しながらお尻を優しく押してすわらせるのも効果的です。

待て

「待て」もお座りと同様に重要です。好奇心旺盛なトイプードルが、明後日の方向に駆け出すのを食い止められるかもしれないからです。

やり方はまずは座らせて、餌を手で握ったまま眼前に持ってきます。すぐに食いつこうとしたら、「待て」とコマンドを出しながら止めます。そして落ち着いたら「よし」というコマンドと共におやつを与えます。

「待て」と「よし」の感覚は最初は数秒くらいにして徐々に延ばすようにしましょう。要するに、大人しくしていればおやつが貰えると認識させるのです。

無駄吠えの止め方

トイプードルは臆病な一面があるのでよく吠える傾向にあります。知らない人や、知らない環境で吠えてしまうのは散歩などで慣れさせてあげることで改善します。

その他にも物音や鏡に映った自分の姿に驚いて吠えたりもします。それらは、優しく声をかけて宥めてあげるようにしましょう。

しかし、逆に寂しさから「構って!」という意味の吠えは無視した方が良いです。つい構ってしまいたくなるかもしれませんが、それでは飼い主がいなくなるとすぐ吠える子になってしまいます。

甘噛み

仔犬のうちは歯が生え変わるので、歯がゆさからあらゆるものを噛むようになります。飼い主の手や足などもカジカジとしてしまうこともあり、別に痛いわけではないので可愛さからついされるがままにしてしまいがちですが、きちんと止めましょう。

噛み癖がついてしまっては成犬になってから困ったことになります。噛みついてきたら「痛い」と低めの声で制しましょう。

トイプードルのしつけ方の注意点


トイプードルをしつけるのに最も障壁となりやすいのが「可愛さ」です。そのぬいぐるみのような外見に惑わされてつい甘やかしてしまう飼い主がたくさんいます。

しかし、トイプードルは非常に知能が高いため、飼い主の見てないところで悪さをするようなずる賢い一面もあります。中途半端なしつけではあまり意味がありません。

叱るときははっきりと「ダメ」と言い、ちゃんとできたときは手放しで褒めてあげるというメリハリがとても大事です。

まとめ

トイプードルはとても賢くしつけもすぐに覚えてくれます。ずる賢いところもありますが、飼い主への愛情はとても深いので、飼い主のためになることは喜んでしてくれます。

その可愛さが台無しになるような悪い癖をつけさせないように、責任を持って人間社会のルールを教えてあげましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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