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犬図鑑

ドーベルマンは外で飼える?飼いやすさや飼い方を紹介します

2019.03.04 2024.03.21

引き締まったボディにツヤのある毛並みなど、その容姿からは聡明さが感じられます。飼ってみたいな…とあこがれる人も少なくありません。しかし、ドーベルマンは飼いやすい犬種なのでしょうか?
この記事では飼いやすさや飼い方についてご紹介します。

ドーベルマンについて

性格

ドーベルマンに獰猛、常に攻撃的というイメージを抱いている方も多いのでははいでしょうか。しかし、意外にもドーベルマンは落ち着きがあり、人懐っこい犬種なのです。甘えん坊な一面もあり、そのギャップに癒されている飼い主さんも多いようです。

大きさ

トイプードルやチワワなどに比べると飼育頭数は少ないので、実際にドーベルマンを見たことがある人は少ないかもしれませんね。ドーベルマンは大型犬に分類され、体高は60~70㎝、体重は30~40kgほど。シャープな印象がありますが、筋肉質でがっしりしており、前足をあげてとびかかってくるとなかなかの迫力です。

ドーベルマンの飼い方

食事

ドーベルマンは胃捻転といって胃がねじれてしまう病気にかかりやすい犬種です。死にいたる恐れもある病気で、はっきりとした原因はわかっていません。ただ、一度に大量のエサや水を摂取する、早食いするなどが発症リスクを高めると言われているので、食事は1日2回に分ける(成犬の場合)、1回の食事量をすべて器に出すのではなく、少しずつ与えるなどを意識しましょう。

運動

ドーベルマンは運動量が多く、60分前後の運動を1日2回行うのが目安とされています。ジョギングしながら散歩したり、ドッグランで自由に運動させてあげるのがおすすめです。ただ、成犬になる前の過剰な運動は、関節に負担をかけてしまうので、注意が必要です。
また、先ほど胃捻転の話がありましたが、食事の直後に激しい運動をすると発症リスクが高まるとされているので、散歩に連れて行くタイミングにも注意が必要です。

飼育環境

ドーベルマンを番犬として屋外で飼育している家庭も見かけますが、屋外飼育はあまりおすすめできません。というのも、屋外飼育だと温度や湿度を調節してあげることができないからです。
屋内で飼育する場合、1年を通して室温は20~25℃くらいに保つようにしてあげましょう。加えて、夏はクールマット、冬はホットカーペットを設置してあげると自分で適宜調節することができます。
湿度は40~60%が最適とされています。特に夏場は湿度が高すぎると屋内でも熱中症になる恐れがありますので、注意してください。

お手入れ

ドーベルマンの被毛は短くて硬いので、抜け毛が家具や洋服に刺さりやすいです。抜け落ちる量を減らすためにも、ラバーブラシで毎日ブラッシングするようにしましょう。ラバーブラシはゴムやシリコンなどでできているので柔らかく、肌を傷つける心配が少ないです。特に毛が短く、毛量が多くない犬種におすすめです。仕上げにイノシシなどの毛で作られた獣毛ブラシを使うと、ツヤを出すことができます。

しつけ

警察犬・麻薬犬として活躍するドーベルマン。素人にもしつけができるのだろうか…とちょっと不安に感じてしまうかもしれませんが、賢く物覚えが良いことに加え、訓練性が高いので、しつけ自体は難しくありません。
ただ、ドーベルマンは県や自治体によって特定危険犬種に指定され、飼育が制限されるほどです。実際にドーベルマンが人を襲う事件も起きているので、ドーベルマンに対して怖いという印象を持っている方が多いです。そのため、早くから社会性を身につけ、外でも冷静なふるまいができるようにしっかりしつけることが重要です。

ドーベルマンのしつけのポイントは、「主従関係をしっかり築く」「まてを必ず覚えさせる」ということです。
ドーベルマンは自分がボスと認めた人に対しては非常に従順です。逆に認められないとまったく指示を聞いてもらえません。主従関係を築くためには、エサが欲しい、散歩に行きたいという愛犬からの要求には応えず、基本的に飼い主主導で行動する必要があります。

もう一つのまてについてですが、これは行動を制止す際に必要になってきます。ドーベルマンは警戒心が強いので、主人を守ろうと攻撃的になることがあります。他の犬や人をケガさせないためにも、まては完璧にマスターさせましょう。
まての途中に動いてしまった際、厳しく叱りつける人がいますが、それは逆効果になってしまいます。まての場合はむしろほめてのばすほうが効果的です。問題行動を起こした際は毅然とした態度で短く叱り、できたときには大げさなくらいほめてあげることで、「動かずにじっとしていればいいことがある!」と認識してもらうようにしてください。

まとめ

ドーベルマンは非常に賢い犬種なので、しつけはしやすいです。ただ、体が大きく力もあるので、他の犬や人にケガさせないためにも、質の高いしつけが求められます。さらに、ボスであると認められなければ、思うように指示を聞いてくれないので、犬を初めて飼うという方にとっては扱いが難しいです。

また、体が大きく丈夫そうに見えますが、暑さや寒さに対してそこまで強いわけではないので、外で飼うことはあまりおすすめできません。そのため、ある程度広い家ではないと、飼育が難しいということを念頭に置いておいてください。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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