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マルチーズの寿命はどのくらい?気をつけたい病気について紹介します

2021.04.22 2024.03.17

マルチーズの寿命はどのくらい?気をつけたい病気について紹介します

マルチーズの平均寿命

超小型犬に分類されるマルチーズの平均寿命は13歳前後です。超小型犬の平均寿命が13~14歳なので、平均的と言えます。
平均寿命の換算方法は諸説ありますが、人に例えた場合、小型犬は概ね以下のような年齢だと言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

12歳

2歳

25歳

3歳

29歳

4歳

33歳

5歳

37歳

6歳

42歳

7歳

46歳

8歳

50歳

9歳

55歳

10歳

59歳

11歳

63歳

12歳

68歳

13歳

72歳

14歳

76歳

15歳

81歳

16歳

85歳

17歳

89歳

18歳

94歳

19歳

98歳

20歳

102歳

マルチーズの最高齢は?

日本では、24歳まで生きたマルチーズがいるという報告もあるようですが、残念ながらギネス記録には登録されていません。もし24歳まで生きたとするならば、人間でいうと100歳を超えています。
ちなみに、ギネス記録に認定されている世界最高齢の犬は、オーストラリアン・キャトル・ドッグの29歳5か月だそうです。

気をつけたい病気

僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)

犬が患う心臓病の中でも特に多いのが、僧帽弁閉鎖不全症だと言われています。
この病気は、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がうまく閉じなくなり、血液が逆流してしまうというものです。初期段階ではあまり症状が見られませんが、進行してくるとぜんそくのような咳や呼吸困難に陥ることがあります。
完治が難しい病気なので、薬によって症状を抑えながら生活をしていくことになります。

白内障

白内障は、目の中にある水晶体が白くにごり、視力が低下してしまう病気です。進行すると失明する恐れがあります。
目が少し白っぽいことに加え、夜の散歩を嫌がる、よく物につまずくなどの症状が見られたら、一度動物病院を受診してみましょう。

流涙症

鼻涙管という涙を排出する管が詰まっていたり、生まれつき狭くなっていたりすることで、目から涙があふれてしまう病気です。目の周りが常にぬれている状態になるので、毛の変色や細菌感染などが起こります。
流涙症は、逆さまつ毛といった物理的な刺激や結膜炎などによっても引き起こされますので、いつもより涙が多い場合には、目の状態をよく確認してあげてください。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼は、膝のお皿の骨が正常な位置からずれてしまう病気で、マルチーズを含め、小型犬によく見られます。遺伝的な要因が大きい病気ではありますが、体重増加や滑りやすい床での生活など膝に負担がかかりやすい要素を取り除いてあげると、病気にかかるリスクがグッと下がります。

長生きの秘訣

ストレスを与えない
マルチーズはとても甘えん坊なので、長時間留守番をさせたり、スキンシップが少なかったりするとストレスがたまってしまいます。ストレスは寿命を縮める大きな原因になりますので、一緒に過ごす時間をしっかり確保して、適度なスキンシップをとりましょう。

運動量を調節する

マルチーズはそこまで運動量が多くない犬種です。1回10分ほどの散歩を2回行えば十分ですが、運動不足になるからと長めに散歩させると、かえって体調を崩してしまうこともあります。「マルチーズは運動量が少ない犬種」ということを理解し、適度な運動量を心がけましょう。

定期的に健康診断を受ける

元気そうに見えても、実は体の内側では病気が進行している、なんてケースはよくあります。病気によってはなかなか症状が現れないものもありますので、定期的に健康診断を受けさせるようにしましょう。早期に発見そして治療ができれば、長生きにもつながります。

老犬になったら

シニア期に突入すると、基礎代謝が落ちてきてしまいます。加えて、マルチーズは太りやすい傾向にありますので、フードをシニア用のものに切り替えてあげましょう。
また、足腰も弱くなってくるため、マルチーズが行き来するところにはラグを敷いたり、滑り止めコーティングを施してあげたりしてください。

普段からチェックしておきたいポイント

マルチーズは垂れ耳かつ耳の毛が多いので、汚れがたまりやすいです。汚れをそのままにしておくと外耳炎などを引き起こしてしまうので、嫌なにおいがしないか、耳の中が汚れていないかをこまめにチェックしましょう。
お手入れの際は、週に1回を目安に、コットンとイヤークリーナーを使って優しく汚れをふき取ってください。

気をつけたい病気のところでも紹介した通り、マルチーズは流涙症になりやすいので、涙の量が多すぎないか、逆さまつ毛やゴミなど目を刺激しているものがないかなどを確認しましょう。
日頃からクリーナーを使って目の周りを清潔に保っていれば、涙やけになるリスクを減らすことができますよ。

小型犬は一般的に歯石がつきやすいと言われているので、歯周病を予防するためにも口の中は普段からチェックしてあげてください。
食事のあとにガーゼなどで優しく歯の表面を拭いてあげるだけで、きれいな状態を保つことができますよ。

まとめ

マルチーズの平均寿命は13歳前後で、超小型犬の中でも平均的と言えます。ただ、飼い主さんのサポート次第では、これよりもさらに長く一緒にいることが可能です。
マルチーズは命に関わるような病気は少ないですが、白内障や膝蓋骨脱臼は重症化するとかなりストレスがかかってきてしまうので、定期健診をしっかり受けて、早期に発見、治療ができるよう努めてあげてください。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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