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日本スピッツは抜け毛が多い?抜け毛対策やお手入れ方法を紹介します

2021.06.07 2024.03.15

純白でフワフワとした毛や美しい飾り毛が魅力的な日本スピッツ。しかし、その美しさを維持するためのお手入れは非常に大変そうですよね。日本スピッツを飼うとなったら、どのようなお手入れが必要になるのか、気になる抜け毛事情もあわせてご紹介します。

日本スピッツの被毛のタイプは?

日本スピッツの被毛は、ダブルコートといって毛が二重構造になっているタイプです。具体的にどのように毛が生えているかというと、一つの毛穴からオーバーコートと呼ばれる太くて硬い毛とアンダーコートと呼ばれる細くて柔らかな毛が数本ずつ生えています。

日本スピッツは抜け毛が多い?

換毛期

ダブルコートの犬種には、一年に2回、毛が生え変わる換毛期というものがあります。ダブルコートの犬種は皮膚に密着するように生えているアンダーコートを増減させることで、体温を調節します。人間でいうところの衣替えのようなもので、暖かくなる春には気温が上がっても快適に過ごせるよう、アンダーコートがごっそり抜けていきます。

逆に気温が下がり始める秋には豊かなアンダーコートを生やすため、古くなった毛が大量に抜け落ちます。こうしたことから、換毛期にはどうしても抜け毛が多くなってしまうのです。

被毛の多さ

同じダブルコートの犬種であっても、被毛の多さはそれぞれ違います。日本スピッツはダブルコートの犬種の中でもかなり豊かな毛に覆われていますので、抜け毛が多くなる傾向にあります。

日本スピッツのお手入れ方法

ブラッシング

ブラッシングは、通常であれば週に3~4回程度、換毛期に突入したら毎日行うのが理想です。ブラッシングの頻度が少ないと、皮膚の通気が悪くなり、皮膚疾患を引き起こす恐れがあります。特に日本スピッツは皮膚疾患になりやすい犬種ですので、抜け毛が増える時期はこまめにブラッシングしましょう。

日本スピッツのように、被毛が多い犬種のブラッシングには、スリッカーブラシがおすすめです。スリッカーブラシにはピンが針金になっているハードタイプとラバーになっているソフトタイプがあります。

ハードタイプはしっかりと死毛が取り除けるだけでなく、毛のもつれや毛玉を解消する際にも役立ちます。ただ、ピン先が鋭いので、力加減を間違えてしまうと、愛犬の肌を傷つけてしまう危険性があります。

一方でソフトタイプはそういった心配がなく、初心者の方でも安心して使うことできます。ただし、ハードタイプに比べると、効率は下がってしまいますので、どちらの方が良いかよく検討するようにしましょう。

肝心のブラッシングのやり方ですが、顔周りや足回りなど犬が嫌がるところは後回しにして、背中や胸あたりから始めるとスムーズです。

耳の周辺や内股など毛玉ができやすいところは、時間をかけて丁寧にブラッシングしてあげてください。毛玉を無理に解消しようとすると、毛が引っ張られて痛みを感じてしまいます。

ブラッシング=痛いものと認識されてしまうと、今後ブラッシングをさせてくれなくなってしまうので、注意してください。

シャンプー

被毛が汚れてしまったときや、換毛期に突入して抜け毛が多くなったときは、1~2か月に1回くらいのペースでシャンプーをしてあげましょう。

注意点として、日本スピッツは皮膚が敏感なので、シャンプーのしすぎは避けてください。皮膚を守るために必要な皮脂まで取り去ってしまい、乾燥や肌荒れなどを引き起こす原因になります。

被毛が白いので、どうしても汚れが気になってしまうというときは、硬く絞ったタオルで優しく拭くか、ドライシャンプーできれいにしてあげてください。

トリミング

日本スピッツの毛はある程度の長さまでしか伸びないので、サロンでのカットは必要ありません。

ただ、とにかく被毛が多いので、自宅でのシャンプーが大変という場合には、サロンにお任せしても良いと思います。プロにお願いすれば、洗い残しやすすぎ残しの心配もありませんし、なによりきれいに仕上げてもらえますよ。

日本スピッツの抜け毛や毛玉対策方法

こまめにブラッシングをする

こまめにブラッシングすることで、毛玉ができにくくなるだけでなく、部屋の中に散らばってしまう抜け毛の量を減らすことができます。

ブラッシングをする場所ですが、ベランダや公園など屋外では行わないようにしてください。抜けた毛が飛び散り、他の人に迷惑をかけてしまいます。エアコンや扇風機の風が当たらない部屋や、浴室などがブラッシングには向いています。

毎日掃除をする

抜け毛を減らすには、やはり毎日掃除をするのが一番です。

効率よく掃除をする方法として、フローリングに落ちた抜け毛は掃除機ではなく、まずはフローリングワイパーを使って毛を舞い上げないように除去しましょう。

毛やホコリは部屋の隅に集まりやすいので、隅から中央に向かって、掃除するのがポイントです。フローリングワイパーで抜け毛がある程度除去できたら、掃除機を使って丁寧に掃除をしてください。

なお、犬の抜け毛を掃除機内にためておくと、ニオイの原因になるので、掃除機の中も常に清潔に保っておきましょう。

洋服を着せる

換毛期になると、少し動くだけでも毛が舞い散ることがあります。

そんなとき、洋服を着せておくと、一時的ではありますが、毛がそこら中に散らばってしまうのを防ぐことができます。

部屋を掃除している間や、公共の場に連れていくときなどに洋服を着用させると便利です。

ただし、長時間着用させていると蒸れたり体温が上がりすぎたりする可能性があるので、あまり長く着用させることはおすすめしません。

まとめ

日本スピッツ特有の白くフワフワとした美しい見た目を保つためには、こまめなブラッシングと1~2か月に1回程度のシャンプーが必要です。

シャンプーは自宅でもできますが、大変な場合には、プロにお願いするのも一つの手です。

また、日本スピッツは抜け毛がかなり多いので、毎日掃除をしないと、あっという間に家の中が毛だらけになってしまいます。

大変かもしれませんが、抜け毛の多い犬を飼育するのであれば、その点は覚悟しておきましょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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