ビションフリーゼの人気カットは?被毛の特徴や気をつけるべきポイント、カットの頻度、お手入れのポイントについて解説
販売中のビションフリーゼ
純白のふわふわした毛が何よりも特徴的なビションフリーゼですが、その美しい被毛を維持するためにおさえておくポイントが気になりますよね。この記事ではビションフリーゼの人気があるカットスタイルから被毛の特徴、気をつけるべきポイント、さらにカットの頻度や自宅でできるお手入れのポイントについて解説します。
ダブルコートだけど抜け毛は少ない
ビションフリーゼの被毛は「ダブルコート」と呼ばれる二重構造をしています。外側の毛は比較的固く、内側の毛は柔らかくて密です。この内側の毛は保温性に優れているため、寒い季節でもビションフリーゼは温かく過ごすことができます。
またビションフリーゼはダブルコートの被毛でありながらアレルギーが比較的起こりにくいと言われています。そのため抜け毛も比較的少ないという特徴があります。
ビションフリーゼの被毛で気をつけるポイント
ふわふわして美しい被毛だからこそ気をつけたい点がいくつかあります。以下の点をおさえておきましょう。
伸びが早い
ビションフリーゼの被毛は成長が早い特徴があります。そ毛が伸びる速度に合わせてカットの頻度を調整することで、いつも清潔で健康な状態を維持することができます。
絡まりやすい
ビションフリーゼの毛は絡まりやすい性質を持っています。これは毛が細かく密であるため、摩擦や動きによって毛同士が絡み合いやすくなるからです。特に遊んだ後や散歩から帰った後のケアは大切で、絡みを早期に解消することがトラブルを避ける鍵となります。
汚れやすい
ビションフリーゼのふわふわとした毛は、汚れを吸着しやすい傾向にあります。泥やほこりが毛に付着しやすく、定期的なシャンプーが必要です。シャンプーは特にアクティブな一日の後や、汚れが目に見えて付着している場合に行うことをおすすめします。
人気のビションフリーゼカットスタイル
ここからは人気のカットスタイルを3つご紹介します。
パウダーパフカット
パウダーパフカットは、ビションフリーゼのふんわりとした外見を最大限に生かすスタイルです。このカットは全身を均等にトリミングし、丸みを帯びた形を作り出します。特に頭部と足の毛を長めに残し、体の毛はやや短めにカットすることで、バランスの良い愛らしい見た目になります。お手入れや状態の維持は大変ですが、ビションフリーゼといえば!というお勧めのスタイルです。
テディベアカット
テディベアカットは、その名の通り、ビションフリーゼをぬいぐるみのような可愛らしい外見にするスタイルです。このカットでは、顔周りの毛を丸くふんわりとさせ、体の毛は適度に短くして全体のバランスを整えます。特に子犬のような愛嬌のある表情を引き出すために、目の周りの毛を短く整えることが一般的です。日々のお手入れはそこまで難しくなく、活動的なビションフリーゼにピッタリです。
ビションフリーゼモヒカン
ビションフリーゼモヒカンは、少しユニークで個性的なスタイルです。このカットでは、背中のラインに沿って毛を立たせ、両サイドの毛を短くトリミングします。このスタイルは見た目にインパクトがあり、特にペットショーや写真撮影で注目を集めることができます。ただし、このカットを維持するには頻繁なトリミングが必要となりますが、愛犬の個性を表現するには最適なスタイルです。
ビションフリーゼのカットのポイント
カットについておさえておきたいポイントについて解説します。
1ヶ月程度に1回
ビションフリーゼのカットは、健康な被毛を保つためにも、約1ヶ月ごとの頻度で行うことが一般的です。毛の成長が早いこの犬種にとって、定期的なカットは見た目を整えるだけでなく、絡まりや皮膚病を防ぐ重要な役割を果たします。毎月のカットが理想的で、特に夏場や活動が多い時期は、涼しく快適に過ごせるよう調整するようにしましょう。
プロにお願いする
ビションフリーゼのカットは専門的な技術が必要なため、プロのトリマーに依頼することが望ましいです。プロのトリマーは、犬の毛質や肌の状態、さらには個々の犬の形態に合わせたカットを施すことができます。また専門的なトリミングでは、ただ毛を整えるだけでなく、耳掃除や爪切り、必要に応じた皮膚のケアも行われるため、犬の健康維持にも寄与します。プロに定期的にカットを依頼することで、愛犬が快適に過ごせ、健康を保つことができます。
自宅でできるビションフリーゼのお手入れ
自宅でも定期的なケアが必要です。自宅でできる被毛のお手入れについて解説します。
基本のブラッシング方法
ビションフリーゼの被毛は絡まりやすく、毎日のブラッシングが欠かせません。
ブラッシングは毛の根元から丁寧に、特に耳周りや脚の内側など絡まりやすい部分に注意を払いながら行いましょう。ブラッシングには、被毛の根元まで届くしっかりしたブラシを使用し、肌を傷つけないように優しく行うことが大切です。この日常のケアによって、毛玉の形成を防ぎ、皮膚の健康を保つことができます。
シャンプーは月に1回程度
ビションフリーゼのシャンプーは、汚れを効果的に落とし、皮膚を健康に保つために重要です。シャンプーは十分にブラッシングをして毛のもつれを解消してからおこないましょう。シャンプー剤は犬用のものを選び、肌に優しいタイプを使用しましょう。水温はぬるま湯が適切です。すすぎは特に丁寧に行い、シャンプー剤が残らないよう注意が必要です。
部分的に自宅でもトリミングを
トリミングに関しては、基本的には1ヶ月に1回トリマーさんにお願いするのが理想的ですが、目の周りや肛門周りなどは1ヶ月以内に伸びてしまうことがあります。そのためトリミングを練習して飼い主さんでもできるようにしておきましょう。
小さなはさみを用いて目の周りや足の裏、肛門周りの毛を定期的にカットして清潔を保つことがポイントです。ただ自宅でのケアが難しい場合は、プロのトリマーに相談することも大切です。
まとめ
ビションフリーゼの被毛はダブルコートという二重構造で、外側の毛は比較的硬く、内側の毛は柔らかく密集しています。ですが低アレルゲン性犬種で、抜け毛が少ないのが特徴です。これにより、アレルギーがある家庭でも比較的飼いやすい犬種とされています。ただし被毛は伸びが早く、絡まりやすく、また汚れが付着しやすいため、見た目をきれいに保つためには定期的なカットとシャンプーが必要です。カットは月に1度は行うようにしましょう。またプロのトリマーに依頼するのが望ましいです。自宅でのケアとしては、毎日のブラッシングや必要に応じた部分的なトリミングも重要で、これによって被毛の健康を保ち、皮膚トラブルを避けることができます。
犬の家&猫の里 編集部
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