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コラム

除草剤は犬を飼っていても使える?ペットへの影響と口にしたときの対処方法を解説

2023.03.28 2024.03.13

ご家庭で庭の手入れなどに除草剤を使う機会がありますが、犬を飼っている方の中には、除草剤がペットに悪影響を与えないか気になっている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ペットが除草剤を摂取してしまった場合に起こる影響と対処方法について、解説します。

除草剤によって犬が中毒症状を起こす可能性あり

除草剤によって犬に出る症状

犬が除草剤を摂取すると、嘔吐や下痢、ふらつき、血尿や血便、脱水症状、食欲不振、けいれんなどの症状が見られることがあります。

症状は摂取後30分程度で現れ始めることが多いです。除草剤を摂取してしまったことが分かっている場合は、速やかに獣医師さんの診察を受けてください。

どこで犬は除草剤に接触しているのか

犬が除草剤を摂取してしまう場面は意外と多いです。犬が除草剤を摂取してしまう具体的な原因として、次のような行動が考えられます。

  • ・除草剤を舐めた
  • ・除草剤が付着したものを拾い食いした
  • ・除草剤が付着した草を食べた
  • ・足裏についた除草剤を舐めた
  • ・除草剤の散布中に吸い込んだ

愛犬が除草剤に接触しないように、飼い主さんが気を配る必要があります。

犬の散歩コースにも除草剤に接触する危険性がある

除草剤は、いつもの散歩コースにも撒かれている可能性があり、愛犬が接触する危険があります。

除草剤の危険性がある場所

特に除草剤の危険が高い場所は当然ですが緑の多いところです。緑地には、除草剤が使用されている可能性があります。

たとえば、公園の緑地や道路の緑地帯、遊歩道、マンションの駐車場などを歩くときは、除草剤の摂取を防ぐためにも何か口にしていないか注意してください。

除草剤が散布されている時期

除草剤が散布される時期は、茎葉処理と土壌処理によって、それぞれ異なります。
茎葉処理の場合は4~10月、土壌処理の場合は2~3月と9~10月です。

11~1月の時期を除く時期は、除草剤の散布が行われています。環境によっては、ほぼ通年行われているため、時期を問わず注意するようにしてください。

散歩中に除草剤から犬を守るための対応策

散歩中に愛犬に除草剤を摂取させないためにも、次の対策を実践しましょう。

枯れた場所・草が生えてない場所を避ける

草が枯れた場所や生えていない場所に注意してください。除草剤には、草を枯らして生えないようにする効果があります。

そのため、草が枯れている場所や全く草が生えていない場所は、除草剤が使われている可能性があります。そのような場所の土や枯れた草の上を歩くと、足裏に除草剤がついたり、枯れた草を食べてしまったりする恐れがあるため、避けましょう。

拾い食いに注意する

愛犬を散歩する際は、拾い食いに注意してください。飼い主さんがちょっと目を離した隙に、愛犬が拾い食いをしてしまうケースは少なくありません。

除草剤が撒かれた場所であれば、その場所の草花や落ちているものには、除草剤が付着しています。拾い食いしたものと一緒に除草剤を摂取してしまうことがあるため、散歩中は愛犬から目を離さず、行動をよく観察して、何かを口にするような行動をとったらすぐに止めるようにしましょう。

散歩の後に犬の足を洗う

散歩中に何気なく通った場所に除草剤が撒かれているかもしれません。そこを通った愛犬が足裏に付着していた除草剤を舐めてしまい、体内に取り込んでしまうこともあります。散歩から帰宅したら、愛犬の足の裏をきれいに洗ってあげるようにしてください。

犬が除草剤を摂取したときの対処方法

犬が除草材を摂取してしまった場合、中毒症状を起こすことがあります。その際、慌てて指を入れて吐き出させるなど、自己判断による治療は絶対にしないでください。

飼い主さんは落ち着いて、適切に対処しましょう。

犬が除草剤を摂取したときの状況を覚えておく

まずは、慌てずに摂取したときの状況をメモしておいてください。

  • ・いつ食べたか
  • ・どういう状態の除草剤か(こぼれた除草剤など)
  • ・食べた量(大さじ1杯程度など)
  • ・除草剤の種類(○○という商品)
    など、正確な情報を獣医師さんに伝えるようにしましょう。

万が一、犬が除草剤を口にしたとしても、けいれんなどの症状が見られなければ、すぐに死に至るケースは少ないため、冷静に対処してください。

電話や病院で医師に相談する

愛犬が食べた際の状況が整理できたら、電話や病院でかかりつけの獣医師さんに相談し、指示を仰ぐようにします。

食べた量が少量で、特に症状が見られない場合は、自宅で様子を見るように指示される場合もあります。2~3日様子に異変がなければ、心配はいらないでしょう。

すぐ病院に行けない場合には

すぐに病院に行けない場合は、どうしたら良いのでしょうか。

夜間対応の動物病院を探す

夜間も対応をしている動物病院を探しましょう。普段から休日や夜間も対応してもらえる病院がある場所を調べておくことをおすすめします。緊急時も落ち着いて対応できすし、大切な愛犬を守ることができるかもしれません。

水を飲ませる

摂取した除草剤や血中濃度を薄めるために、愛犬に水を飲ませてください。症状の軽減に繋がる場合があります。

夏場は熱中症の可能性もあるため、判断が難しい場合は、3倍程度に薄めたスポーツドリンクを与えて、水分だけでなく塩分も補給してあげてください。冬場や水を飲まない場合は、白湯を与えてみましょう。愛犬が嫌がるときは、無理やり飲ませようとしないでください。

過ごしやすい場所で休ませる

愛犬の体力の消耗を避けるため、過ごしやすい場所で休ませてあげましょう。暑いときはエアコンなどで温湿度を調節し、寒いときは毛布などをかけて体を温めてあげてください。

どうしても自宅で除草剤を使用したい場合

自宅で除草剤を使う場合は、次のようなものを試してみてください。

ペットにやさしい除草剤を使用する

自宅で使用する除草剤は、ペットが口にしたとしてもリスクが少ないタイプのものを使用しましょう。

完全無農薬で、ペットの口に入っても安心な材料で作られている商品も販売されています。そのような商品ならば、ペットにやさしいく、除草することが可能です。除草剤を使ったときは、使用した場所や周囲に愛犬を近づけないようにしましょう。

重曹を除草剤代わりにする

除草剤の代わりに重曹を使う方法もあります。重曹は掃除の万能アイテムで、膨らまし粉としてホットケーキミックスなどの食品にも含まれています。重曹による除草は、安全性が高いため、ペットを飼っている家庭にもおすすめです。

人工芝などで除草剤を使わない方法もある

防草シートで地面を覆った上から、人工芝を張る方法もあります。見栄えもよく、雑草が生えるのを防ぐため、草刈りや除草剤を使う必要がありません。

犬が走り回っても足裏を痛めることもなく、安全です。人工芝を張る場合は、人工芝だけだと、敷いたつなぎ目から雑草が生えてきてしまいます。防草シートの寿命を伸ばすためにも、人工芝と防草シートを併用するのがおすすめです。

犬を飼育するときは植物にも注意しよう!

犬を飼育する際に、庭を開放する場合は、犬が食べると中毒を起こす植物があるので、注意する必要があります。

たとえば、身近な季節の植物である、アサガオ、アジサイ、チューリップ、ツツジなどの花や、アイビーやワラビといった植物です。中でもユリは犬が摂取すると、死に至ることもある猛毒な植物なので、注意してください。

ほかにも、室内に飾っている花や観葉植物にも犬にとって危険なものがあります。キクやカーネーションなどの花、ポトスやアロエ、ドラセナなどの観葉植物も、犬が口にすると中毒症状を起こすことがあるので、避けた方が良いでしょう。

まとめ

一般的な除草剤は、犬が摂取すると中毒症状を起こす成分が含まれています。万が一、愛犬が摂取してしまった場合は、状況を整理し、落ち着いて対処することが大切です。

また、家庭で除草材を使う場合は、ペットが口にしても問題のないものを選ぶと良いです。除草剤の中には、完全無農薬で安全なものもあります。そちらを活用したり、重曹などを除草剤の代わりに使ったりするのがおすすめです。

除草剤は、普段の散歩ルートにも撒かれている可能性があります。愛犬を危険な目に遭わせないためにも、飼い主さんは常に周囲や愛犬の行動に気を配るようにしましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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