バーマンとラグドールの違いは?そっくりな見た目の特徴について紹介します!
販売中のラグドール
猫の中でもよく似た見た目をしているバーマンとラグドール。そっくりな両者ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、バーマンとラグドールの違いについて、解説していきます。お迎えを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
バーマンとラグドールの違いは?
バーマンとラグドールは原産国が違います。バーマンの原産国はビルマ(現在のミャンマー)、ラグドールの原産国はアメリカです。バーマンとラグドールが似ている理由は、ラグドールの先祖である猫がバーマンに似ていたからだという説もあります。バーマンは原産地では聖なる猫とも呼ばれ、古い歴史を持ちますが、ラグドールは比較的新しい猫種です。
バーマンとラグドールの見た目の違いは、体格です。バーマンはラグドールよりも少し小さめの体型をしています。また、ポイントカラーの長毛とブルーの瞳は共通していますが、足先に白いグローブ(ミテッド)をはめている点が、バーマンがラグドールと異なる点です。ちなみにラグドールにも四肢に色の入るミテッドの個体もいますが、四肢の色に決まりはありません。
バーマンとラグドールの特徴の違い
まず、バーマンとラグドールの特徴の違いについて、見ていきましょう。
バーマンの特徴
バーマンは、四肢の先の白いグローブ(ミテッド)が大きな特徴です。白いグローブは、キャットショーの審査でも重要視されています。ラグドールにも白いグローブを持つ子はいるため、確実性はありませんが、判断基準のひとつとして考えて良いでしょう。バーマンのポイントカラーの色は多種多様です。
ラグドールの特徴
ラグドールは、長毛の白くシルクのようなふわふわした被毛と鮮やかなブルーの瞳が印象的です。ふっくらとした頬やふさふさした尻尾を持つ優美な姿をしています。ラグドールという猫種名は、「ぬいぐるみ」が語源ですが、その名の通りぬいぐるみのように愛らしい姿です。被毛は、ポイントカラー、バイカラー、ミテッドなどのさまざまなパターンがあります。人の手によって交配された猫種で、バーマンの血も引き継いでいます。
バーマンとラグドールの性格の違い
では、バーマンとラグドールの性格はどう違うのでしょうか。
バーマンの性格
穏やかで優しい性格のバーマンは、辛抱強さも持ち合わせています。飼い主さんに従順で、一緒にいることを好む、甘えん坊な子が多いです。「一緒に遊んで」と催促してくることも少なくありません。友好的なので、子供がいる家庭にも迎え入れやすい猫種です。
ラグドールの性格
温和で人懐っこいタイプの子が多く、フレンドリーで従順な犬のような性格です。大きな体ですが、抱っこをされるのを好みます。一緒にいる時間を作り、スキンシップをたくさん取ると喜ぶでしょう。のんびり過ごすことが好きなおっとり系の猫種です。
バーマンとラグドールの体格の違い
バーマンとラグドールでは、体格はどう違うのでしょうか。
バーマンの体高・体重
体高 | 25㎝前後 |
---|---|
体重 | 3~7㎏ |
ラグドールの体高・体重
体高 22~28㎝
体重 オス4~8㎏、メス4~6㎏
体高 | 22~28㎝ |
---|---|
体重 | オス4~8㎏、メス4~6㎏ |
ラグドールは、猫種の中でも最大といわれるほど、体が大きく、がっしりとした筋肉質な体型をしています。ラグドールはバーマンよりもひと回り大きめな体格で、体重も重いです。
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バーマンとラグドールの平均寿命と気をつけたい病気の違い
バーマンとラグドールの平均寿命と気をつけたい病気の違いについて紹介します。
バーマンの平均寿命と気をつけたい病気
バーマンの平均寿命は、10~13歳です。遺伝的に「肥大型心筋症」や「白内障」、「股関節形成不全」になりやすいです。異常があれば獣医師さんの診察を受けてください。また、加齢により、「尿結石」や「腎不全」などにかかりやすくなります。普段から尿の状態をチェックするようにしましょう。
ラグドールの平均寿命と気をつけたい病気
ラグドールの平均寿命は、14~16歳で、バーマンよりも少し長生きの傾向があります。命に関わる重大な疾患は少ないですが、「肥大型心筋症」になりやすいです。初期の段階では気づきにくいため、健康診断をまめに受けましょう 。
バーマンとラグドールの見分け方は?
バーマンとラグドールを見分けるポイントは、体格です。どちらも大きめな体型が特徴ですが、ラグドールの方が大きく成長します。両者を比較すると、バーマンの方が小さめの体型をしています。
また、バーマンには「ミテッド」と呼ばれる4本の足先の白いグローブがあるのが特徴です。足先の色を見ることで、見分けることができるでしょう。ミテッドの個体はラグドールにもいますが、色に決まりはないため、判断材料のひとつになります。
バーマンとラグドールでしつけ方に違いはある?
どちらもおっとりした性格で、しつけやすい猫種です。両者とも食欲旺盛なので、肥満に注意してください。太りやすい体質なので、食事コントロールし、しつけに食べ物(おやつ)を使わないようにしましょう。
どちらも大型の猫種なので、体の大きさに合わないトイレだと、ストレスを感じることがあります。大きめのトイレや屋根なしのトイレグッズを用意して、トレーニングしましょう。
ラグドールは、神経質な面があるため、叱るよりも褒めて伸ばすとスムーズにしつけられます。激しく叱るのではなく、「ダメ」と短く伝えることが大切です。一方のバーマンは一生懸命話しかけてくるほど、コミュニケーション好きです。遊びを取り入れながら、しつけていくと良いでしょう。
まとめ
バーマンとラグドールの魅力は青い瞳に白い被毛がゴージャスな見た目です。どちらも穏やかで友好的な性格なので、どんな家庭にも迎え入れやすい猫種です。
両者を見分けるポイントは、体格と足先の色です。ラグドールの方がバーマンよりもひと回り大きめな体をしており、白い靴下を履いたような模様「ミテッド」があればバーマンだと判断できるでしょう。
どちらも日本では珍しい猫種なので、それぞれの性格や特徴、しつけなどの注意点を押さえた上で、お好みに合った猫種をお迎えしてくださいね。
犬の家&猫の里 編集部
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