マンチカンは一人暮らしでも飼える?飼育のポイントと注意点!
販売中のマンチカン
猫の人気ランキングでも上位のマンチカンですが、一人暮らしの場合、飼うときの注意点が気になるところです。
マンチカンはその穏やかな性格から、留守番上手といわれますが、実際はどうなのでしょうか。
ここでは、本当にマンチカンは一人暮らしでも飼いやすいのか、飼育のポイントと注意点を詳しく紹介していきます。
マンチカンが飼いやすい理由
マンチカンは猫を飼ったことがない初心者の方でも飼いやすいといいます。
では、具体的にどういったところが飼いやすいのでしょう。
人懐っこい
マンチカンの性格は温厚で、家族や先住猫がいても仲良くできる性格をしています。
穏やかで初めて猫を飼う人でも手が掛からないので、飼いやすいでしょう。
好奇心が強く、遊ぶことも大好きなので、遊んであげることでより懐いてくれます。
賢い
頭がいいのでしつけがしやすく、一人暮らしでも飼いやすいです。
トイレの場所、登ってはいけない場所なども覚えてくれやすいのが特徴です。
ケガをしにくい
マンチカンは足が短い(個体差はある)ので、高いところに一気に登ったり降りたりすることが少ないのが特徴です。
しかし、高いところを好む好奇心はあるので、飼い主さんがキャットウォークなどを設置してあげるなど配慮するべきでしょう。
一人暮らしの家であれば、なるべくシンプルに家具の配置をして、より無理な運動がないように注意してあげましょう。
マンチカンは一人暮らしでも飼える?
マンチカンはおとなしく鳴き声も小さめなので、一人暮らしでも飼いやすいでしょう。
マンチカンに限らず、猫の鳴き声がうるさいなどの理由で近隣とのトラブルが起きることは稀です。
去勢・避妊をしていない発情期の猫が大きな声を出した場合に限られるでしょう。
近隣トラブルを避けるために、去勢・避妊手術は必ずしてあげるようにしてください。
また、マンチカンはおとなしいだけではなく、しつけもしやすい猫といわれています。
一方で、マンチカンは頭が良く同時に繊細な性格なので、強く叱るなど大きな声を出すことで、飼い主さんに警戒心を持ってしまうこともあります。
感情的に叱る・声を発することはやめましょう。
マンチカンの飼い方
マンチカンと一緒にくらすとき、性格・性質を考えて改良するポイントがいくつかあります。
それらを踏まえて、マンションの一人暮らしでも安心して飼えるよう、マンチカンの飼い方について解説します。
ぜひ、飼うときの参考にしてください。
フードを与えすぎないこと
マンチカンは太りやすい猫種といわれていて、フードを多く与えすぎるとすぐに太ってしまいます。
育ち盛りの子猫は多めにフードを与えても構いませんが、成猫のマンチカンはフードの与えすぎに注意が必要です。
体重の増加により、足腰への負担から関節痛・腰痛を引き起こすことがあります。
さらに、心臓・腎臓への負担で心臓疾患や慢性腎不全などのリスクを高めてしまうので、フードの量は気をつけましょう。
定期的にブラッシングを行う
マンチカンは短毛種と長毛種がありますが、どちらも毛並みと被毛のつやを保つために定期的なブラッシングが必要です。
短毛種は週に一度、長毛種は1日1回のブラッシングを行って、抜け毛や毛玉を取り除きましょう。
被毛が生え変わる季節は、抜け毛の量が増えるので、こまめにブラッシングをおこない健康管理をしてあげましょう。
遊びに付き合う
活発な性格のマンチカンですが、成猫になると少しずつ性格が落ち着き、自らおもちゃなどで運動したがらなくなることがあります。
また、足の短いマンチカンが運動不足になると、体重増加と筋力低下によって足腰に負担がかかることで、腰痛や関節炎を起こしやすくなります。
日常的に運動を入れるという意味でも、一緒に遊んであげることで病気の予防にもなります。
誤食につながるものは片付ける
マンチカンは大変好奇心が強く、子猫のときは特に何にでも興味を示します。
また、子猫から成猫になってもマンチカンは目線が地面に近いので、お菓子の袋や紐などをすぐに見つけて誤飲してしまうことがあります。
マンチカンが異物を飲み込んでしまった場合、自分で吐き出すか便と一緒に排出されないと、動物病院で開腹手術をして異物を取り出さないといけなくなるので誤飲には細心の注意が必要です。
一人暮らしで長時間マンチカンを見ていられない場合、誤飲につながるような紐や髪留めなどの小物、ビニール袋などのゴミは片付けておきましょう。
また、ゴミ箱からおもちゃになりそうなものを取り出してしまわないように、ゴミ箱は蓋付きのものを使いましょう。
猫を飼うためのお部屋のポイント
一人暮らしは、賃貸の場合もあると思うので、いろんな工夫をしてマンチカンが暮らしやすい空間を作ってあげましょう。
ここでは、マンチカンを飼うときの部屋のポイントを紹介していきます。
キャットタワーを置く
広いスペースが確保できなくても、上下運動ができればマンチカンもストレス発散ができます。
キャットタワーをうまく置くことで運動ができるようにしてあげましょう。
マンションの壁を利用してキャットウォークを作るのもいいでしょう。
また、賃貸の場合は高さ運動ができるように、重心のあるスツールなどを重ねてあげてもキャットタワーと組み合わせて運動できます。
フロアマットを利用する
マンチカンは運動することが大好きなので走り回ることもあります。
下の階にドタバタとした音が迷惑になるのが気になる場合は、フロアマットやカーペットを敷くと防音対策になります。
また、マンチカンが飛び降りたときのケガの防止にもなりますね。
家を空けるときに配慮する
猫は3日程度であれば一人で留守番することができます。
その際に、トイレやご飯を多めに用意するようにしましょう。
夏であれば冷房を、冬であれば籠もれるような暖かい場所を作って室温の対策も忘れないようにしましょう。
部屋の湿度に気をつける
夏は気温30℃くらいまでなら問題なくすごせますが、それ以上の気温が上がる場合はエアコンを付けておくようにしましょう。
室温は28℃設定がマンチカンにとっても快適にすごせる室温です。
夏場は特に暑さからくる脱水症状が起きないように注意してください。
冬は毛布や布団など入って暖が取れるものがあればエアコンを常時付けておく必要はありません。
また、外の景色を眺めることができ、日光浴ができる窓がある部屋を用意してあげましょう。
まとめ
マンチカンは一人暮らしでも飼いやすい猫でおすすめです。
ただし、猫の寿命は約15年といわれて長いものなので、環境の変化で簡単に手放すことがないようにしましょう。
飼い始めから亡くなるまで、病気・ケガを患うこともあるかもしれません。
そういったことも含めて一生を添い遂げてあげる覚悟をもって飼うようにしましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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