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猫図鑑

「マンチカン立ち」をする理由は?二足で立つ注意点についても解説!

2021.10.17 2024.03.26

みなさんはマンチカンが二足で立つ姿を見たことがありますか?

猫は四足歩行をしますが、マンチカンは突然二足立ちをすることがあります。

かわいいポーズに癒やされますが、なぜマンチカンは二足立ちをするのでしょうか。

ここでは、「マンチカンがなぜ二足立ちをするのか?」「二足立ちの注意点」について解説していきます。

マンチカンが立つ意味は?

猫は四足歩行の動物です。

しかし、マンチカンは突然立ち上がったり、そのまま直立不動になっていたりと二足立ちをすることがあります。

少しとぼけたような顔はとてもかわいく、なんとも微笑ましいのですが、どうしてマンチカンは立つのでしょうか。

ここでは、マンチカンが立つ理由をみていきましょう。

驚いた時

マンチカンは驚いたときにも二足で立つことがあります。

想定外のことが起きたり、大きな物音がしたり、知らない動物に遭遇したりすると驚きで思わず立ってしまいます。

そのまま呆気にとられるようなときもあれば、攻撃・威嚇モードに入ることもあり、危険を感じたときは逃げることもあるでしょう。

人間でも、びっくりしたときに体の筋肉が硬直することがありますが、マンチカンも同じくびっくりして無意識に立つことがあるようです。

威嚇する時

マンチカンだけではなく、他の猫でも考えられる理由で「威嚇するため」二足立ちになることがあります。

自然界の動物で多く見られますが、威嚇するときに自分をより大きく見せようとすることで「自分は強い」「大きくて怖い存在だ」とアピールします。

これはマンチカンだけではなく、他の猫にも共通していることです。

猫にとって素早く自分を大きく見せる方法は、二足で立つことで、さらに攻撃的なポーズのときは、手を大きく広げるように見せます。

実際の大きさよりももっと大きく見せることができますし、その後の攻撃にすぐ移ることができます。

周囲を見渡す時

マンチカンは警戒心の強い猫です。

周囲に気配を感じたとき、警戒しているときも二足立ちをします。

ちょっとした物音がしたとき、何かいつもと違う匂いがするとき、何かの気配を感じたときなど普段と違う何かを察したときに、周囲を警戒したり周りの様子を見るために二足立ちします。

二足立ちすることで、目線が高くなるので、より高い位置から周囲を観察することができるからです。

好奇心

猫は何か珍しいものを見つけたり、興味深いものを見つけたりしたときに好奇心で二足立ちすることがあります。

「あれは何?」「見たいけど怖いな。」「触りたい!!」といった好奇心が膨らみ、興味津々になって目標物に近づくために二足立ちするようです。

特に自分と目標物の間に障害物があるときは、視線を高くするために立ち上がって見たくなる心理が働くのでしょう。

甘える・おねだりする時

マンチカンは甘えたいときや、飼い主さんの気を引きたいときにも二足立ちすることがあります。

「一緒に遊んでほしい」「おやつがほしい」「かまってほしい」など、何かの要求があるときに立ち上がってアピールすることがあります。

このときの二足立ちは、威嚇のときとは違って少し力が抜けたように立つのが特徴です。

背伸び

マンチカンがお気に入りのおもちゃやおやつなどが、いつもと違うところにあるとき、それを背伸びして取ろうとします。

夢中な時

遊びに夢中なとき、おもちゃを視線より高い位置に持っていくと、気を引かれた猫はそのままおもちゃを取るために立ち上がります。

おもちゃに夢中になりすぎて、そのまま二足歩行をしてしまう可愛らしい姿をみせるときもあり、大変愛らしいです。

放心状態

マンチカンの中には二足立ちになったまま、放心状態でしばらくそのままになっている場合もあります。

さまざまな理由で二足立ちになりますが、あまりにも力が入りすぎていると、その後力が抜けて二足立ちのまま放心状態になってしまうのでしょう。

マンチカンが立つときは注意が必要?

このようにマンチカンはバランス感覚も優れているので、二足立ちをすることは無理をしているわけではありません。

ただし、本来猫は四足歩行をする動物なので、かわいいからといって必要以上に二足立ちをさせることは足腰の負担になってしまいます。

猫の本能でもある、威嚇・警戒・興味などの二足立ち以外で、飼い主さんがただ見たいという理由で頻繁に二足立ちさせることは控えるようにしましょう。

2足歩行は体に負担がかかる?

マンチカンが二足立ちすることは、少なくとも足腰への負担をかけているといえます。

そのため、シニア期に入って骨の変形や関節炎を起こすことがあります。

特に関節のクッション部分である軟骨が減ると痛みが生じて動きにも制限が掛かってしまいます。

また、肥満になると体重が足腰や関節に負担をかけることで二足立ちできなくなります。

立つことは、猫の本能による行動なので、自分に意志に反して立てないことはマンチカン自身にとってもストレスになってしまいます。

普段の食事や運動不足には配慮してあげましょう。

よく二足立ちする猫種は?

マンチカン以外にも、かわいい二足立ちを見せる猫もいます。

他の猫ではどのような表情を見せてくれるのでしょうか。

スコティッシュフォールド

関節が非常に柔らかい猫種です。

そのため、二足立ちでバランスを取るのも得意ですが、年齢と共に関節炎になりやすいので注意が必要です。

ミヌエット

マンチカンとペルシャの交配でできた猫種です。

マンチカンの足の短さとペルシャの長毛が特徴で、ミヌエットは足が短いですが見た目はゴージャスな気品を感じます。

骨格はペルシャに似てガッチリしていますが、足が短いので二足立ちを普段の生活の中でよくみることができる猫種です。

まとめ

二足立ちをするマンチカンは本当にかわいく何回見ても飽きないものです。

しかし、頻繁に飼い主さんが求めてしまうと年齢と共に体に負担を掛けてしまいます。

マンチカンは関節の病気がつきものという意識を持って、自然に二足立ちしたときをみてかわいがってあげるようにしましょう。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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