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マンチカンの適正体重は?月齢ごとの体重推移、体重維持のコツ、かかりやすい病気について解説

2024.05.23 2024.05.23

短い足が印象的なマンチカンですが、家族として迎え入れた時やはり気になるのは愛猫の健康ですよね。健康維持のためには適正体重を守ることがとても大切です。この記事ではマンチカンの体重について、月齢ごとの推移や体重維持のコツ、マンチカンが注意したい病気について解説していきます。

 

マンチカンの特徴

まずはマンチカンがどんな猫なのか、外見と性格について見ていきましょう。

 

外見

マンチカンと聞いてすぐに思いつく特徴に短い足がありますが、長足のマンチカンもいることをご存知ですか?

実は短足のマンチカンは全体の2割ほどと言われていて、あとの8割は他の猫と同様に足長です。生まれていくる確率が低い短足のマンチカンは、希少価値が高い傾向にあります。

 

性格

マンチカンは非常に人懐っこい性格をしています。人とのふれあいを楽しむことが多く、子どもや他のペットともうまくやっていくことができます。

また好奇心旺盛で遊び好きな一面もあり、遊ぶことが大好きです。

かしこく、落ち着きのある一面も持ち合わせる為、しつけがしやすい猫種と言えるでしょう。

 

マンチカンの適正体重

ここからは具体的にマンチカンの適正体重について解説していきます。

体重管理の重要性と月齢ごとに体重がどのように推移していくかチェックしましょう。

 

なぜ体重管理が大切なの?

猫の健康を維持するためには体重管理が特に大切です。何故なら、適切な体重を保つことで体重が原因となる病気のリスクを減らすことができるためです。

体重が増えると関節や脊椎にかかる負担が増加し、さらに糖尿病や心臓病、関節痛といった病気のリスクも上げる可能性があります。

痩せすぎでも免疫低下など健康に悪影響を及ぼします。

そのため飼い主さんは愛猫の体重に注意を払って健康的な体重を維持することで、さまざまな健康リスクを未然に防ぐための対策をとることが大切です。

 

成猫の適正体重

短足のマンチカンは平均体重が3~5キロほどと言われています。足長のマンチカンはそれよりもやや体重が重たくなる傾向にあります。

とはいえこの範囲には個人差がありますので、獣医さんと相談しながら、愛猫だけの適正体重を見極めるようにしましょう。

 

月齢ごとの体重推移

猫はおよそ1年で大人になると言われています。

子猫のマンチカンは以下のように、12ヶ月でぐんぐん体重を増やして大きくなります。

成長期中の成長曲線は個体差が大きいですが、目安として時期毎の体重目安は以下の様になります。

 

2ヶ月

600g程度

 

3ヶ月

900g程度

 

6ヶ月

1.8kg程度

 

9ヶ月

2.7kg程度

 

12ヶ月

3kg程度

 

マンチカンの適正体重を維持するポイント

太りすぎも痩せすぎも健康にはよくありません。ここからはマンチカンの適正体重を維持するために飼い主さんが気をつけたいポイントについて解説します。

 

栄養バランスがとれた食事

マンチカンの健康を守るためには、栄養バランスが良い食事がとても大切です。高たんぱくで低カロリーの食事になるように心がけましょう。

また食事の質だけではなく、食事の量や回数にも注意が必要です。食事の量や内容については、獣医さんと相談しながら愛猫の年齢や健康状態に合わせて調整しましょう。

 

定期的な運動

運動はマンチカンの健康を保つために欠かせない要素です。マンチカンは活動的ですので、定期的に運動させることでストレスを発散にもなりますし、同時に適正体重を維持することにも役立ちます。

飼い主さんと一緒におもちゃを使った遊びをしたり、キャットタワーでの登り降りをしたり、身体を動かす機会をたくさん作りましょう。

 

ストレスが少ない環境づくり

猫がストレスを感じてしまうと、健康に悪影響を及ぼす場合があります。自宅で安心して過ごせる環境を整えてあげるようにしましょう。

飼い主さんは静かで穏やかな空間を保ちながら、猫がひとりでゆっくりできる場所を用意してあげましょう。

また日常のルーティンを一定に保つことで、猫は安心感を得られます。食事や遊びの時間をなるべく一定にしてあげることでストレスを減らし、心身ともに健康を保つ鍵になります。

 

マンチカンがかかりやすい病気

適正体重を維持できなかった場合、病気のリスクが高まります。ここからは肥満の場合と痩せすぎの場合で、マンチカンが気をつけたい病気について解説していきます。

 

肥満の場合

太りすぎてしまった場合、以下のような病気に注意が必要です。

 

糖尿病

肥満が引き起こす病気のひとつに糖尿病があります。糖尿病は体内でインスリンがうまく使われないことにより、血糖値が異常に高くなる状態を指します。

いつもより水をたくさん飲みおしっこをする量が増える多飲多尿が見られたり、食欲が増加するにも関わらず体重が減少したり、元気がなくなったりなどの症状が見られます。

 

心臓病

肥満は心臓にも負担をかけるため、心臓が血液を体中に送り出すことが困難になり、心臓病を発症してしまいます。

症状としては活動時間が短くなったり、息切れをするようになったりすることがあります。

 

関節病

増えすぎてしまった体重によりマンチカンの足にかかる負担が増大し、関節を痛めてしまうことがあります。

特に膝や股の関節に影響を及ぼしやすく、違和感のある歩き方をしたり、ジャンプをためらったり、触られることを嫌がったりするようになります。

 

痩せすぎの場合

痩せすぎてしまった場合も、以下のような病気に注意が必要です。

 

免疫力の低下

痩せすぎは免疫力の低下を招きます。これにより風邪などの感染症にかかりやすくなる可能性があります。

また傷が治りにくくなったり、皮膚のトラブルが起こりやすくなるなど体の抵抗力が落ちている兆候が見られます。

 

体温の低下

痩せすぎていると体温を保つことが難しくなります。低体温になることが多く、寒い時期には寒さで震えることもあるでしょう。

そのような状態になると、活動性が低下して、元気がなくなります。

 

栄養不足

痩せすぎの根本的な問題のひとつに栄養不足にあります。これにより皮膚や毛の健康状態が悪化したり、成長不良を起こす可能性も出てきます。十分な栄養を摂取できるよう食事内容を見直し、必要であれば獣医さんと相談しながら食事管理を行いましょう。

 

まとめ

人懐っこく遊び好きなマンチカンの適正体重は短足が約3~5kgです。体重管理は健康維持に重要で、肥満は糖尿病や心臓病、関節病のリスクを高め、痩せすぎは免疫力低下や体温の問題を招きます。

栄養バランスの良い食事、適度な運動、ストレスの少ない環境作りが体重維持のコツですので、定期的に獣医さんと相談しながら、マンチカンの健康を守りましょう。

 

 

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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