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ラグドールが注意すべき病気と怪我は?かかりやすい病気や気をつけたい怪我、それぞれの対策について解説

2024.03.07 2024.03.26

ラグドールを愛猫に迎えたい飼い主さんにとって、気になるのはラグドールの健康ですよね。この記事ではラグドールがかかりやすい病気や注意すべき怪我について、その症状や対策について説明していきます。この記事を参考にしていただき、愛猫との健康で楽しい生活を送れるようにしましょう。

 

ラグドールの平均寿命

ラグドールの平均寿命は、およそ15年前後と言われています。他の猫種と同じ程度の平均寿命と言えるでしょう。

これから下記で解説する病気や怪我に気をつけて対策をすることで、愛猫がより長生きする場合もあります。

 

かかりやすい病気

ここからはラグドールがかかりやすい病気とその症状について具体的に解説していきます。

 

心筋症

心筋症は、ラグドールに最も一般的に見られる遺伝性の心臓病です。この病気では心臓の筋肉に異常が起こる事で、心臓が血液を効果的にポンプできなくなる可能性があります。

症状は最初はほとんど目立たないか、あるいはとても少ないことが多いですが、病気が進行すると呼吸困難、活動性の低下、食欲不振などが見られるようになります。最悪の場合、突然の死を引き起こすこともあります。

 

腎臓病

この病気は、猫によく見られる病気のひとつで徐々に腎臓の機能が低下していきます。

初期段階では症状が見られないことが多いですが、病気が進行するにつれて、減量、嘔吐、食欲不振、頻繁な尿意などが見られます。長期にわたる管理が必要となり、食事療法や薬物療法が取り入れられることもあります。

 

尿管結石

尿管結石は猫の尿路に結晶や石が形成される病態で、尿の流れを妨げたり、痛みや感染症を引き起こすことがあります。

症状には、頻繁にトイレに行く、排尿時の痛みを訴えて鳴く、血尿、排尿困難などがあります。治療しない場合、尿路閉塞を引き起こし、腎臓の損傷や生命を脅かす緊急事態に至ることもあります。

 

病気の対策

ラグドールを含む猫種において、病気を未然に防ぐためには日々のケアが重要です。ここでは病気の予防と対策について具体的なアプローチを紹介します。

 

定期的な健康チェック

猫の健康維持には定期的な健康チェックが不可欠です。獣医さんによる定期検診を少なくとも年に1回は受けることをおすすめします。この検診には体重測定、寄生虫のチェック、歯と歯茎の健康状態の評価などが含まれます。

 

バランスの取れた栄養

適切な食事は、猫の健康を保つ上で極めて重要です。ラグドールの年齢、体重、健康状態に合わせたバランスの取れた食事を提供するようにしましょう。特に猫がかかりやすい腎臓病の予防には、高品質のタンパク質を適切な量で摂取できる食事がおすすめです。

 

適切な運動

定期的な運動は肥満を防ぎ、心臓病や糖尿病などのリスクを減らすのに役立ちます。ラグドールは比較的落ち着いた性格をしているため、飼い主さんが積極的に遊びに誘い、運動を促してあげましょう。

 

ストレス管理

ストレスは猫の免疫システムに悪影響を与えて、様々な病気のリスクを高めます。猫が快適で安心できる環境を提供することが重要です。複数の猫を飼っているの場合は、それぞれの猫が自分の空間を持てるようにし、自分だけの場所をつくってあげましょう。

 

気をつけるべき怪我

次にラグドールが気をつけるべき怪我について解説します。

 

高所からの転落

ラグドールをはじめとした猫は高いところが好きですが、高いところから落ちてしまうこともあります。高いところから落ちてしまうと、以下のような怪我を負う可能性があります。

 

骨折

高いところからの転落事故による最も一般的な怪我の一つが骨折です。特に足の骨折が多く見られ、猫が片足をかばって歩く、あるいは全く歩けないといった症状が現れます。痛みや腫れ、そして歩行時の異常な様子を見せたときは、骨折を疑う大きなサインといえます。

 

内臓損傷

高い場所からの落下は、外見上は目立った傷がなくとも、内臓に損傷を与えることがあります。転落後に猫が嘔吐を繰り返したり、元気がなくなったりする場合、内臓損傷の可能性があります。このような症状が見られる場合は、ただちに獣医さんに相談することが重要です。

 

家庭内での外傷

安全と思われるお家の中でも以下のような思わぬ怪我をしてしまうことがあります。

 

切り傷

家庭内にある鋭利な物によってラグドールが切り傷を負うことがあります。傷を負ってしまった場合は、出血や傷口の開きによって怪我をしていることには比較的早く気づくことができるでしょう。しかし傷口が深い場合や出血が止まらない場合は、獣医さんの診察が必要です。

 

打撲

家具にぶつかるなどしてラグドールが打撲を負うこともあります。打撲の主な症状には、痛み、腫れ、あざがあります。ラグドールが特定の部位をかばう行動を見せたり、触れられるのを嫌がったりする場合は、獣医さんに相談しましょう。

 

怪我の対策

怪我をしないで済むように、飼い主さんができる対策について説明します。

 

窓やバルコニーの安全対策

窓やバルコニーは、ラグドールが外の世界に興味を持つ場所です。しかし窓やバルコニーが開けられる状態になっていると、転落の原因になり得ますので、網戸や安全ネットの設置をお勧めします。

特に換気や洗濯を干すときなど窓を開ける際は、網戸がしっかりと閉まっているか確認してください。

 

安全な家具の配置

ラグドールが登る可能性のある家具は、安定していることを確認しましょう。本棚や棚の上など、猫が飛び乗りやすい場所には、滑り止めのマットを敷くなどして転落を防ぐ工夫をします。

 

鋭利な物の管理

キッチンのナイフやはさみなど、鋭利な物はラグドールの手の届かない場所に保管してください。

 

遊び道具の安全性の確認

ラグドールと遊ぶ際に使用するおもちゃは、猫が誤って飲み込んだり、怪我をしたりしないよう、定期的に安全性を確認しましょう。破損しているおもちゃは速やかに交換することが重要です。

 

まとめ

ラグドールの平均寿命はおよそ15年前後と言われていますが、飼い主さんの適切なケアによって長生きの可能性があります。かかりやすい病気には心筋症、腎臓病、尿管結石などがあり、これらは早期発見と適切な治療が重要です。病気の予防には定期的な健康チェック、バランスの取れた栄養、適切な運動、ストレス管理が効果的です。気をつけるべき怪我には高所からの転落や家庭内での外傷があります。窓やバルコニーの安全対策、家具の安全な配置、鋭利な物の管理、遊び道具の安全性の確認をして、怪我を未然に防ぐようにしましょう。飼い主さんがこれらの注意とケアを心がけることで、ラグドールの健康と安全を守ってあげましょう。

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この記事の監修者

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