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ラグドールの特徴は?歴史や性格、毛色、寿命について解説

2024.03.11 2024.03.26

大きめな体とふわふわとした被毛が特徴的なラグドールですが、これからラグドールを家族に迎えたいと思っている方はその特徴が気になりますよね。この記事ではラグドールの歴史や性格、外見などラグドールの基本の特徴について解説していきます。

 

ラグドールの歴史

ラグドールにはどのような起源やルーツがあるのでしょうか。以下で解説していきます。

 

ラグドール誕生の背景

ラグドールの起源は、1960年代のアメリカにさかのぼります。この猫種の創始者であるアン・ベイカーさんは、カリフォルニア州で特別な外見と性格を持つ猫を繁殖させることにより、ラグドールを生み出しました。彼女が目指したのは、美しい毛色と穏やかな性格を持つ家庭向けの猫をつくり出すことでした。

「ラグドール」という名前は、英語で「布製の人形」を意味する「ragdoll」に由来しています。この名前は、抱っこされるとまるでぬいぐるみのように静かになるラグドールの性質からインスピレーションを得たものです。

 

品種としての発展

ラグドールは、その美しい外見と人懐っこい性格で、急速に人気を集めました。最初の数年で、ラグドールはアメリカ国内外で注目され、多くの猫愛好家やブリーダーに飼育されるようになりました。1970年代には、公式な猫種として認定され、品種改良が進められてきました。繁殖プログラムを通じて、健康面や外見の多様性に大きな進展が見られ、今日では数多くの猫展で賞を受賞しています。

 

ラグドールの外見

ラグドールの大きさや毛色にはどのような特徴があるのか解説していきます。

 

大きさ

ラグドールは体が大きく、筋肉質でがっしりとした体型が特徴的です。

猫種の中では最大クラスで、大きめのオスでは10kg程度の体重になることもあります。

一般的には体長が50cm程度、体重はオスが5~9kg程度、メスが4~7kg程度です。

 

毛色

ラグドールが生まれたばかりの子猫のときは全身が真っ白であることがほとんどです。成長にともなって、だんだんと顔や手足、しっぽなどに模様が出てくることが特徴です。

毛色の種類には以下のような毛色があります。

 

ブルー

人気が高い毛色が、ブルーの毛色です。この美しい淡いブルーグレーの色合いは、高貴で落ち着いた印象を与えます。特に顔や手足、尾に色がついたブルーポイントや、お腹と手足の下が白いことが特徴です。まるで靴下をはいているかのようなブルーミテッドは、特に人気が高いです。

 

シール

シールはアザラシを意味する英語から名付けられた毛色で、こげ茶色を表します。この毛色は、白い基調に明るいこげ茶色が映える可愛らしさが特徴です。中でもシールポイントは人気が高く、耳や鼻先、手足、尾の先に向かってこげ茶色が美しいグラデーションを描きます。

 

クリーム

クリーム色のラグドールは黄色味がかった淡い色合いが特徴で、まるでぬいぐるみのような柔らかさを演出します。この色合いの毛並みは、鼻や肉球がコーラルピンク色であることが多く、さらに愛らしさを増します。クリームポイント、クリームミテッド、クリームポイントバイカラーなど、複数のバリエーションが存在します。

 

ラグドールの性格

ラグドールはその名の通り、ぬいぐるみのようにおとなしく抱っこさせてくれることが多い猫種です。他にはどんな性格の特徴があるのでしょうか。

 

穏やか

ラグドールは、他の猫種に比べても特に温和で落ち着いた性格をしています。飼い主さんや家族との時間をとても楽しむことができ、特に子供や高齢者の方とも良い関係を築きやすいです。この穏やかな性格は、初めて猫を飼う方や穏やかなペットを望む家庭に特に適しています。

 

運動量が少ない

ラグドールは運動量が比較的少なめの猫種です。活発な運動を必要とする猫種に比べると、ラグドールは日々の運動ニーズが低いため、室内でも飼いやすい猫種と言えます。しかし適度な運動は健康を維持するために必要ですので、日常的な遊びや運動の機会を飼い主さんが提供してあげることが大切です。

 

ラグドールの寿命

ラグドールの平均寿命とかかりやすい病気について解説していきます。

 

平均寿命

ラグドールの平均寿命は15年前後と言われております。ですが、適切なケアによって平均寿命よりも長く生きることも可能です。愛猫の健康は日々のケアと定期的な獣医さんのチェックによって大きく左右されます。

 

かかりやすい病気

ラグドールは特定の健康問題に注意が必要です。以下に、特に注意が必要な病気を挙げます。

 

心筋症

ラグドールをはじめとした猫に多く見られる心筋症は、心臓の筋肉が厚くなり、機能が低下する病気です。疲労感が増す、呼吸の速度が上がる、食欲不振になるなどの兆候が現れることがありますが、初期段階ではこれらの症状を見逃しやすいため、獣医さんによる定期検診が大切です。

 

尿石症

尿石症は、飲水不足、特定の食事、尿路感染により、尿中のミネラルが結晶化し結石を形成することがあります。主な症状には頻尿、血尿、発熱、食欲不振があり、排尿時の苦痛が見られることもあります。日頃から水分摂取を促し、適切な食事管理をすることである程度予防が可能です。

 

まとめ

ラグドールは大きな体とふわふわの被毛が特徴の猫種です。1960年代アメリカで誕生し、穏やかな性格と美しい毛色で人気を博しました。体重はオスで最大10kg程度、毛色は成長と共に変化し、ブルーやシール、クリームなどがあります。性格は温和で、運動量は少なめです。平均寿命は15年前後で、心筋症や尿石症などの健康問題に注意が必要です。適切なケアと定期的な健康チェックを行い、愛猫との楽しい時間を過ごしましょう。

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この記事の監修者

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