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ラグドールの寿命は?長生きのコツやかかりやすい病気、気をつけるべき怪我などについて解説

2024.03.07 2024.03.26

ふわふわした毛と青い瞳がとても魅力的なラグドールですが、家族として迎えるときに気になるのは「寿命」ですよね。この記事では、ラグドールの平均寿命や他の猫種との寿命の比較、またかかりやすい病気や気をつけるべき怪我について、そして長生きさせるために飼い主さんがおさえておきたいポイントについて解説していきます。

ラグドールってどんな猫?

はじめにラグドールの特徴を外見と性格に分けて説明していきます。

 

外見

ラグドールは「ぬいぐるみ」という名前の由来通り、抱っこしてあげるとぬいぐるみのようにリラックスすることが特徴の猫です。

さらに特徴的なのは、ふわふわの長い毛、大きな青い目、そして力強い体格です。体重はオスで大きい子だと10キロ近くになることもありますが、メスはオスに比べるとやや小さめです。毛色はバリエーションが豊かで「シール」「レッド」「ブルー」などがあり、色の入り方にも「ポイントカラー」「ミテッド」「バイカラー」などさまざまなパターンがあります。

性格

ラグドールの性格は、非常に穏やかで、人懐っこい性格をしています。家族の一員としての接しやすさ、そして他のペットや子どもたちとも上手にやっていける社交性を持っています。飼い主さんのそばにいることを好み、静かに寄り添うような甘え方をします。一方で、遊ぶことも大好きで、知性が高いため、簡単なコマンドも覚えることもできます。

 

ラグドールの平均寿命

ここからはラグドールの平均寿命について解説していきます。

 

ラグドールの平均寿命は14~16歳くらい

ラグドールの寿命は、だいたい平均14年から16歳くらいと言われています。もちろん、この数字はあくまで目安で、健康管理と環境によってはもっと長く生きることもあります。

 

他の猫種の平均寿命とほぼ同じ

ラグドールと他の猫種との寿命を比較すると、ほぼ変わりはないでしょう。

ですが、屋外で活動する猫種に比べると完全室内飼育が推奨されているラグドールは比較的長生きできる傾向にあると言えます。

しかし寿命には個体差があり、遺伝や生活環境など様々な要因に左右されるため、一概に寿命を確定することは難しいです。重要なのは、どの猫種であっても、飼い主さんが愛情をもって健康管理に取り組むことでしょう。

 

ラグドールがかかりやすい病気

長生きのためにはなるべく病気にはかからないようにしたいですよね。ここからはラグドールが気をつけるべき病気について解説します。

 

肥大型心筋症

ラグドールにとって、肥大型心筋症は特に注意すべき遺伝的な疾患です。

この病気は心筋が異常に厚くなることで、心臓の機能が低下し、最終的には心不全を引き起こす可能性があります。

飼い主さんは、愛猫が息切れをしたり活動量が少なくなったりするなどの兆候に注意し、これらのサインを見つけ次第、すぐに獣医さんに相談することが大切です。肥大型心筋症は早期に発見することで、適切な治療と管理により改善が見込めます。

 

腎不全

腎不全は、特に年齢を重ねたラグドールがかかりやすい一般的な病気です。

腎臓は体内の老廃物を排出し電解質のバランスを保つなど、重要な役割を果たしていますが、この機能が低下すると腎不全に陥ります。

病気が進行しているサインとして、食欲不振、体重減少、嘔吐、下痢などがあります。これらの症状が見られたら、早めに獣医さんへ相談しましょう。この病気は完治する病気ではありませんが、適切な食事療法や薬物療法により症状の進行を遅らせることが可能です。

 

ラグドールが気をつけるべき怪我

病気だけではなく、怪我にも十分に注意する必要があります。ここからはラグドールが負いやすい怪我について解説します。

 

高い場所からの転落

室内で生活していたとしても、ラグドールは高い場所に登るのが好きです。ですが万が一高いところから落ちてしまうと、骨折や内臓損傷など深刻な怪我につながることがあります。

猫は高い場所が好きなので、家具の配置に注意し、猫が安全に降りられるようにすることが大切です。また家具が不安定で倒れやすい場合は、固定するなどの対策をしましょう。

 

小さな部品や刃物による怪我

ラグドールが怪我をする原因のひとつに、小さな部品や刃物があります。特に日常生活でよく使う画鋲や安全ピン、ホチキスなどの小さな部品は、床に落ちていると猫が興味を持ち、誤って飲み込んでしまうことがあります。これらを飲み込むと、消化管を傷つけたり、内部で詰まりを引き起こす大きなリスクがあります。

またキッチンにある刃物やハサミも、猫が触れると切り傷を負う危険があります。刃物はいつも使用後に安全な場所にしまい、小さな部品は作業後にしっかりと片付けることが重要です。

 

ラグドールを長生きさせるコツ

ここからは飼い主さんがどのようなことを気をつければラグドールを長生きさせることができるのか、具体的に解説していきます。

 

適切な食事と栄養管理

ラグドールを長生きさせるには、バランスのいい食事が大切です。猫の年齢や活動レベルに合わせた、栄養価の高いフードを選びましょう。特にラグドールは大きな体を持つ猫種なので、筋肉を健康に保つためにタンパク質が豊富な食事が必要です。

また太り過ぎを防ぐために、食事の量にも注意しましょう。定期的に体重をチェックし、獣医さんに相談しながら、最適な食事プランを考えることが大切です。

 

定期的な運動

ラグドールはのんびりとした性格ですが、定期的な運動は健康維持に欠かせません。毎日飼い主さんが主導となり、遊び時間を設けて、猫が好むおもちゃで一緒に遊ぶようにし、適度な運動を促しましょう。

またキャットタワーや窓辺の棚など、猫が自由に登ったり降りたりできる空間を作ることも、活動的な生活を送るのに役立ちます。運動は体重管理だけでなく、ストレス解消にもつながりますので大切にしていきましょう。

 

獣医師による定期的な健康チェック

ラグドールの健康を守るためには、定期的に獣医さんによる健康チェックが必須です。年に一度は健康診断を受け、予防接種や寄生虫の検査を行いましょう。またラグドールがかかりやすい病気についても、早期発見、早期治療が可能になります。何か異変を感じたら、すぐに獣医さんに相談することが大切です。

 

心地よい環境づくり

ラグドールが長生きするためには、ストレスのない環境作りも重要です。静かで安全な休息の場所を確保し、猫がストレスを感じないように心がけましょう。

また飼い主さんは猫が怖がったり驚いたりするような行動は避け、穏やかに接することが大切です。猫が安心して過ごせるような環境を整えることで、心身ともに健康を保つことができます。

 

まとめ

ラグドールはふわふわの毛と大きな青い目が特徴で、非常に穏やかで人懐っこい性格をしています。平均寿命は14から16歳程度ですが、肥大型心筋症や腎不全など特定の病気に注意が必要です。また高い場所からの転落や小さな部品を誤飲するなどの怪我のリスクにも注意しましょう。長生きさせるコツとしては、バランスの良い食事、定期的な運動、獣医さんによる健康チェック、そしてストレスのない環境作りが重要です。これらの点に気をつけることで、ラグドールの健康を守り、より長く一緒に過ごすことができるでしょう。

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この記事の監修者

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