ラグドールの平均寿命とかかりやすい病気について
販売中のラグドール
ふわふわの白い被毛と青い目のコントラストが美しいラグドール。ラグドールとは「ぬいぐるみ」という意味で、その名の通り抱っこしてもらうのが大好きです。性格は穏やかで大人しく、とても飼いやすい猫種です。
ラグドールを飼ってみたいと思ったときに気になるのが、平均寿命とかかりやすい病気についてですね。今回は、ラグドールの平均寿命とかかりやすい病気について、長生きの秘訣までをまとめています。
ラグドールがかかりやすい病気を把握することで、病気を予防出来たり、いざというときにすばやく対応することができます。是非最後までご覧ください。
ラグドールの平均寿命
ラグドールの平均寿命は14~16歳くらいで、猫全体の平均寿命とほぼ変わりません。
ラグドールはのんびりとした性格から屋外での生活には対応しにくい為、完全室内飼いが推奨されています。そのため比較的長生きできるのだと考えられています。
ラグドールの年齢を人間に換算すると何歳になるのでしょうか?表にまとめてみました。
ラグドールと人間の年齢換算表
ラグドールの年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
1ヶ月 | 1歳 |
2ヶ月 | 3歳 |
3ヶ月 | 5歳 |
6ヶ月 | 9歳 |
9ヶ月 | 13歳 |
1歳 | 18歳 |
1歳半 | 20歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
ラグドールは人間の5~6倍のスピードで歳を取ります。
生まれてから約1年で人間の18歳程度、1年半で20歳程度に相当します。その後は1年に約4歳ずつ歳を取っていきます。
あっという間に歳を取ってしまうラグドールですが、飼い主が健康管理にしっかりと気を付けて、寿命を全うしてもらうようにしたいですね。
ラグドールが気を付けたい病気
ラグドールは、遺伝的な疾患は比較的少ない猫種だと言われていますが、ペルシャ猫、バーマン、バーミーズなどの血を引いているため、これらの猫がなりやすい病気には注意が必要です。
ここではラグドールが気を付けたい病気について紹介しています。
肥大型心筋症
心臓の筋肉が肥大して、十分な血液を送り出せなくなってしまう病気です。
初期は症状がほとんどありません。重症化すると、「元気がなくなる。」「食欲がなくなる。」「呼吸困難」「血栓症」「胸やお腹に水が溜まる」「後ろ足の麻痺」などが起こります。このような症状が出た場合は、すぐに受診しなければ命に危険がおよぶ場合があります。
原因ははっきりしませんが、遺伝によるものだという説が一般的です。
熱中症
熱中症は、暑さのため体温調節ができなくなってしまう病気です。特に長毛種がかかりやすく、症状が重くなると脳や内臓に障害が起こります。
「ふらつき」「呼吸が早くなる」「ぐったりする」などの症状が現れます。このような症状が現れて熱中症が疑われるときは早めに受診しましょう。体温を下げたり、水を飲ませる、投薬や輸血などの治療法があります。
毛球症
毛球症は、猫がグルーミングのときに大量の毛を飲み込んでしまい、毛が胃の中に溜まってしまう病気です。
特に長毛種がかかりやすく、症状は「食欲がなくなる」「便秘」「嘔吐」などです。症状が軽ければ市販の毛玉除去剤で対応できますが、重症になると切開手術をしなければばらなくなります。
ラグドールの長生きの秘訣
愛猫に少しでも長く健やかでいてほしいというのは飼い主の共通の願いです。ここでは、ラグドールの長生きの秘訣について見ていきましょう。
完全室内飼いをする
ラグドールはおとなしくおっとりした性格ですので、屋外での生活には適応できません。外は猫にとって危険なことが沢山あります。交通事故、他の猫との喧嘩、ノミ、病気の感染、迷子など数えきれないほどです。
ラグドールが窓の外を眺めているとつい外へ出してあげたくなるものですが、一度でも外に出る楽しみを知ってしまうととても外に出たがるようになり、出られないとストレスが溜まることもあります。
猫の幸せと健康のため、完全室内飼いを強くおすすめします。
食事に気を付ける
ラグドールは体が大きく、成猫になるまで2~3年かかるとされています。成長期の子猫の間は高たんぱく、高脂質のフードを与え、栄養不足にならにように十分注意しましょう。
フードは猫に必要な栄養素がすべてバランスよく含まれる総合栄養食がおすすめです。
成猫になってからは、フードの与えすぎや運動不足に注意して、肥満にならにようにこころがけましょう。
ブラッシングとシャンプーを欠かさない
ラグドールは長毛種ですのでブラッシングを怠ると、グルーミングのときに大量の毛を飲み込んでしまい、毛球症になってしまうリスクが高くなります。
ブラシやコームを使って1日1回丁寧にブラッシングしてあげましょう。シャンプーは抜け毛を落とせるだけでなく、体を清潔に保ち、猫アレルギー対策にもなりますのでおすすめです。
シャンプーのしすぎは被毛のぱさつきを招きますので、月に1回くらいのペースで十分でしょう。
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まとめ
ラグドールは遺伝的な病気も少なく、比較的長生きできる猫種です。また、ラグドールがなりやすい病気には、飼い主の少しの心がけで予防することが出来るものも多いです。
日頃から猫とよくコミュニケーションを取り、健康管理をしっかりとしてあげましょう。
あなたと可愛いラグドールとの毎日が、健やかで楽しいものであることを、心から願っています。
犬の家&猫の里 編集部
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