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猫図鑑

シャム猫の平均寿命とかかりやすい病気について

2020.08.13 2024.04.01

白に黒のポイントが入る毛並みが可愛いシャム猫。サファイアブルーの目も美しく、気品のある容姿にうっとりとしてしまうほどですね。

しかし、シャム猫は病気や怪我には少し注意が必要な猫種です。

今回はそんなシャム猫の平均寿命とかかりやすい病気について見ていきましょう。これからシャム猫を飼ってみたい人や、すでに買っている人も参考にしてみてくださいね。

シャム猫の平均寿命

シャム猫の平均寿命は、10~13年と言われています。猫全体の寿命が14~15年とされていますので、やや短い方だと言えますね。

しかし、飼い主が健康管理をしっかりとすることで、寿命を延ばすことも可能です。

シャム猫の年齢を人間に換算すると、何歳になるのでしょうか?表にまとめてみました。

【シャム猫と人間の年齢換算表】

猫の年齢

人間の年齢

1ヶ月

1歳

3か月

5歳

9カ月

13歳

1歳

18歳

1歳半

20歳

2歳

27歳

3歳

33歳

4歳

39歳

5歳

45歳

6歳

50歳

7歳

55歳

8歳

60歳

9歳

65歳

10歳

70歳

12歳

74歳

13歳

78歳

14歳

82歳

15歳

86歳

猫は人間の5~6倍の速さで時間が過ぎていることが分かります。

シャム猫年齢で1歳の時に人間の年齢で18歳に相応し、1歳半のときに20歳に相応します。

いつまでも可愛らしく無邪気なように見えるシャム猫ですが、あっという間に歳を取ってしまいます。

大切な愛猫が寿命を全うできるように、飼い主は健康管理をしっかりしてあげましょう。

シャム猫が気を付けたい病気

シャム猫は、病気や怪我には少し注意が必要な猫種です。しかし、病気の症状や予防方法を理解しておくことで発症のリスクを下げることができます。

ここでは、シャム猫が特に注意した方が良い病気について紹介しています。

慢性腎臓病

腎臓の機能が低下し、体内の毒素を尿として排出できなくなってしまう病気です。歳を取った猫にとても多いのですが、シャムは遺伝的な要因でかかることもあり、発症率はほかの猫の2倍ともいわれています。

腎臓の機能の3分の2くらいが失われて始めて症状が現れると言い、早期発見の非常に難しい病気です。現在のところ治療法はなく、投薬と食事療法で進行をおさえることしかできません。

水を沢山飲む、尿が薄くなり量が増える。嘔吐などの症状が見られます。症状が進むと致命的な尿毒症を発症します。

予防のため、塩分の取り過ぎになるので人の食べ物を与えないことと、猫が水を沢山飲めるような工夫をするようにしましょう。

尿石症

体内のミネラル成分が集まって、尿道や腎臓に結晶や結石をつくる病気です。細菌感染、体質、ミネラルの多い食べ物、水分不足、ストレスなどが原因となります。

頻尿、血尿、尿が出なくなる、排尿時に痛がるなどの症状が見られます。

治療法は、投薬で石を溶かしたり手術で石を摘出します。

眼球振盪

両目のバランスが崩れて、自分の意思とは関係なく目が動いてしまう病気です。「眼振(がんしん)」とも呼ばれます。

病気が原因で起こる場合と生理的に起こる場合があり、シャムによく見られるといわれています。

先天性のものがほとんどで治療方法もありませんが、生活していく上で大きな問題はありません

シャム猫の長生きの秘訣は?

一般的な猫の寿命に比べると、少し寿命が短いシャム猫ですが、少しでも長生きしてもらうための秘訣があるなら知っておきたいですよね?

ここでは、シャム猫の長生きの秘訣について紹介します。

運動をしっかりさせる

室内飼いの猫はどうしても運動不足になりがちですが、シャム猫はとても好奇心旺盛で活発な猫ですので、運動できる環境がなければストレスが溜まってしまいますし。肥満になってしまう可能性もあります。

猫じゃらしで遊んであげたり、ねずみのおもちゃやボールを投げて持って来させたり、キャットタワーを設置したりと色々と工夫をしてみましょう。

しっかりと運動することによって、フードも良く食べるようになり、水もたっぷり飲むようになります。水を飲むことは、慢性腎臓病や尿石症にならないようにするためにもとても大切なことです。

飼い主は、いつもシャム猫がしっかり運動できる環境を作るために、気を配ってあげましょう。

室内飼いを徹底する

外に出る猫より完全な室内飼いの猫の方が、寿命が長いことが分かっています。交通事故、猫同士のケンカ、ノミ、猫白血病やウイスルなど、外は猫にとって危険なことが沢山あります。

また、シャム猫は好奇心旺盛な性格なので、外に出すと思わぬ怪我をしてしまう可能性もあることでしょう。

猫の健康幸せとのため、完全な室内飼いをおすすめします。

定期的に健康診断を受ける

シャム猫は眼や腎臓、泌尿器の病気など様々な病気にかかりやすく、これらの病気には初期にはほとんど症状がでなかったり、早期発見が難しい病気も存在します。
猫がいつもと違う様子を見せ始めてから動物病院に連れていったけれど、手遅れだったなどという悲しいことにならないためにも、1年に1回は必ず健康診断を受けるようにしましょう。

また、歳を取ったシャム猫の場合は、1年に2回の健康診断をおすすめします。また、必要なワクチン接種も欠かさないようにしましょう。

まとめ

優雅で可愛い容姿と甘えん坊な性格で人々を魅了し続けるシャム猫は、病気にかかりやすく怪我もしやすいという、少し手のかかる猫かもしれません。

しかし、ほんの少しの工夫と、病気や飼い方についての正しい知識を持つことで、シャム猫の寿命を延ばして長生きしてもらう可能性を高めることができるものなのです。

あなたの大切なパートナーであるシャム猫に、いつまでも元気でいてもらうために、この記事が役立つことを願っています。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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