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犬図鑑

ボルゾイは抜け毛が多い?お手入れ方法や毛色についてもご紹介します

2019.07.07 2024.03.18

ボルゾイの被毛の特徴

毛質

ボルゾイの被毛は、絹糸のように細く柔らかな毛質をしています。さらに1本1本が長いので、毛玉になりやすく、床のゴミなどをからめとってしまうので、美しい状態を保つためには、こまめなお手入れが欠かせません。

毛色

ボルゾイはブルーとブラウン(チョコレート)を除いたあらゆる毛色が認められているので、カラーバリエーションが非常に豊富です。
ホワイトの単色やブラックの単色に加え、レッド&ホワイト、シルバー&ホワイト、レモン&ホワイト、セーブル&ホワイトのように、ホワイトと2色で構成されているものやトライカラーといって3色の毛色で構成されているものもあります。

被毛のタイプ

犬の被毛のタイプには「ダブルコート」と「シングルコート」の2つがあります。
人間の場合、一つの毛穴から生える毛は基本的に1本ですが、犬の場合は一つの毛穴から複数本の毛が生えています。中でもダブルコートの犬種は一つの毛穴から2種類の毛が生えています。一つは紫外線などの外部刺激から皮膚を守るためのオーバーコートです。もう一つは皮膚に密着するように生えるアンダーコートです。皮膚を保湿したり、保温したりする役割があります。

シングルコートの犬種は、アンダーコートがない(もしくは発達していない)ので、オーバーコートだけです。

ボルゾイは抜け毛が多いの?

ボルゾイはかなり抜け毛が多いと言われています。その理由は先ほど紹介した被毛のタイプと関係しています。

ボルゾイをはじめとしたダブルコートの犬種は、2種類あるうちのアンダーコートが、換毛期になると大量に抜け落ちてしまいます。綿のように柔らかなアンダーコートは体温をしっかりと保持してくれるので、寒い季節は必要不可欠です。しかし、暖かい季節になると逆に熱がこもってしまうので、アンダーコートを減らします。そのため、冬を終えて春ごろになると、家の中が愛犬の抜け毛だらけになってしまうなんてことも珍しくありません。

お手入れ方法

ブラッシングについて

ボルゾイは毛量が多いので、スリッカーブラシがおすすめです。ブラシ部分に、くの字に曲がった針金がたくさんついており、毛玉や根元の抜け毛を簡単に取り除くことができます。毛玉は耳の後ろやお腹、脇などにできるので、見える範囲だけではなく、細かいところも丁寧にブラッシングしてあげてください。
毛並みを整えるときは、コームを使うときれいに仕上げることができます。

ブラッシングのタイミングですが、散歩の前、散歩から帰ってきた後、シャンプー前に行うのがおすすめです。散歩の前に毛の絡まりやもつれを解消しておくと、ほこりなどが付着しにくくなります。散歩から帰ってきた後も家に土ぼこりや花粉などを持ち込まないようにブラッシングします。
シャンプー前に行うのは、抜け毛や毛玉を除去しないと、水にぬれたときに固まって洗いにくくなってしまうからです。

季節の変わり目は特に抜け毛が増えるので、愛犬が嫌がらないようであれば、お散歩の前後だけでなく、ブラッシングの頻度を増やしても問題ありません。

シャンプーについて

体が大きなボルゾイをシャンプーするとなると、それなりに広いスペースが必要となり、なおかつ作業時間もかなりかかると思うので、サロンに通ってプロにお任せするのも良いと思います。
ただ、せっかくだからシャンプーも自分の手でやってあげたい!ということであれば、コミュニケーションをとるチャンスでもあるので、ぜひ挑戦してみてください。
カットと違って専用の道具などは必要ありませんし、ポイントをおさえれば飼い主さんでも問題なく行うことができます。

シャンプーのポイント

1.お湯の温度

犬の皮膚は薄く、人間よりも敏感なので、触ってちょっとぬるいと思うくらいの37℃前後に設定します。

2.お湯のかけ方

背中のあたりからかけるとびっくりしてしまうので、顔から遠いお尻や後ろ足のあたりからかけてください。

3.使うシャンプー剤

人間用のものは刺激が強いので、必ず犬用のものを使ってください。

4.すすぎ方

すすぎ残しがないように、シャワーヘッドを体に近づけて、しっかり洗い流します。

5.乾かし方

生乾きはニオイや皮膚トラブルの原因になりますので、大きなバスタオルでしっかり水気をとり、ブラシで毛をかき分けながらドライヤーで完全に乾かします。

まとめ

ボルゾイはダブルコートの犬種の中でもかなり抜け毛が多いです。抜け毛をそのままにしていると通気性が悪くなり、皮膚病の原因になってしまうことも。ブラッシングやシャンプーといったお手入れは、ボルゾイの気品あふれる容姿を保つだけでなく、健康に生活するためにも必要になります。体が大きいのでやや手間はかかってしまいますが、ぜひコミュニケーションをとりながら、丁寧に行ってあげてください。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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