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ボストンテリアは臭い?匂いが気になる場合のお手入れ方法を紹介します

2021.10.11 2024.03.18

個性的な表情と毛並みが特徴的なボストンテリアは室内でも飼いやすい犬種としてもよく知られています。

ボストンテリアを飼っていて、どうしても匂いが気になるという方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、ボストンテリアの匂いの対処方やお手入れの仕方をご紹介していきます。

ボストンテリアの特徴

表情に個性があり、体型や白と黒の毛色もボストンカラーと呼ばれ、ボストンテリアの特徴です。

小型犬ながらも筋肉質な体つきからは、本能的な力強さを感じることができます。

温和な性格で傷付けることは好まず人間が好きで、人懐っこく愛嬌もあり優しい性質を持っています。

テリア種の大きな特徴でもありますが、興奮しやすい特徴も持っています。

ボストンテリアは体臭が気になる?

数ある犬種の中でも、ボストンテリアは比較的匂いが気にならないタイプになります。

しかし、個体差があるのですべてのボストンテリアの匂いがしない・気にならないというわけでもありません。

内部的・外部的理由で匂いが発生している可能性もあります。

人間と同じでしっかりケアをおこなっていなければ、匂いが出ることは必然ですので、そういったところも気をつけて見てみましょう。

ボストンテリアの体臭の原因

ボストンテリアはあまり匂いが気にならない犬種ではあります。

しかし匂いが気になる場合、何かしら体臭の原因はあるはずです。

では、その原因を知ることから始めてみましょう。

皮脂

ボストンテリアの匂いの原因として一つとして挙げられるのが皮脂です。

皮脂が分泌される汗腺は2種類あり、そのうちのアポクリン汗腺は皮脂腺と直結しています。

そのため、汗と一緒に皮脂が分泌され、時間が経って皮脂が酸化することで匂いの原因になります。

しかし、この匂いは犬同士の識別のためにも大切な匂いでもあるので、多頭飼いの場合は匂いを残してあげることも大事です。

口臭

体臭が気になると思っていて、よく観察すると口臭だったというケースもあります。

スキンシップや舐められたときなど、口の匂いをチェックしてみましょう。

口臭の原因になる主な症状

  • ・歯の根元が茶色に変色している
  • ・歯がぐらついている
  • ・歯茎が腫れている
  • ・歯の表面に歯石が付着し凸凹になっている

歯のプラーク(歯垢)や歯石が原因で起きる口内トラブルはボストンテリアだけではなくどの犬種でもありえることです。

また、放っておくと悪化してしまいます。

人間と同じで、年齢を重ねると歯周病に発展します。

そうなると口臭トラブルだけではなく、雑菌が繁殖して内臓まで身体を蝕むケースもあります。

ボストンテリアの気になる匂いが口臭だった場合は、早めの処置が必要です。

外耳炎

外耳炎は垂れ耳の犬種に多く見られる病気です。

耳を塞ぐように垂れてしまった耳や長毛で通気性を悪くしてしまっているのが原因になります。

ボストンテリアのように耳が立っている場合、垂れ耳の犬種に比べるとリスクは低いですが、ゼロではないということは知っておきましょう。

外耳炎の主な症状

  • ・痒がっている
  • ・耳から匂いがする
  • ・耳垢に黒くベタつきがある
  • ・耳掃除の頻度が多くなる
  • ・耳の内側が赤く腫れている
  • ・耳を触られると嫌がる

外耳炎は自然治癒することがない病気です。

日頃から綿棒をして変化に早めに気付いてあげましょう。

加齢

ボストンテリアの匂いの原因で考えられるのが「加齢」です。

年齢を重ねるとともに、肌は敏感になって乾燥しがちになります。

それに加えて必要以上にシャンプーをすることで皮膚へのダメージが大きくなって肌トラブルに繋がってしまうので、シャンプーのしすぎに注意しましょう。

排泄物

尿や便などの排泄物が体に付着して臭いというケースもあります。

便の場合、柔らかさで体調の変化に気付いてあげることができるので、お尻に便が付着している場合は硬さを見てあげるのも健康管理の一つです。

ボストンテリアの体臭対策方法

ボストンテリアの匂いの原因をご紹介しましたが、体臭に対してどんな対策をすると良いのでしょうか。

ここでは、日常的なお手入れで解消できる方法をご紹介していきましょう。

ブラッシング

ブラッシングは毛質を整えるだけではなく、無駄な毛を取り除き皮膚の通気性を良くすることで匂いを解消できます。

ボストンテリアは短毛種なので、頻繁なブラッシングは必要ありませんが、皮膚の活性化のためにマッサージ感覚でブラッシングしてあげるのもいいでしょう。

シャンプー

シャンプーは、汚れと匂いの原因を洗い流すためのお手入れとして大切です。

皮膚や毛を清潔に保つことで、ボストンテリア特有の匂いを抑えるとともに、健康維持を心がけることができます。

目安は月に1回程度にしましょう。

頻度の高いシャンプーは逆に皮膚を弱くする可能性があるので、頻繁なシャンプーは避けましょう。

歯磨き・デンタルケア

人間と同じようにボストンテリアのデンタルケアも匂い予防では必要です。

自分で歯磨きができないので、しっかり飼い主さんが歯みがきをしてあげましょう。

歯みがきを嫌がる場合、ガムやおもちゃでもデンタルケアが可能です。

耳掃除

耳掃除もデンタルケアと同様に定期的におこなうようにしましょう。

市販のベビーローションでも大丈夫ですので、皮膚を傷つけないように耳掃除をしてあげましょう。

耳の匂いを未然に防ぐケアとしては十分です。

肛門絞り

肛門腺は、肛門左右にある分泌物の入った袋のようなもので、通常排便時に分泌するものです。

ボストンテリアのような小型犬で室内飼いの場合、この分泌物を出す力が弱くなってしまい、定期的に飼い主さんが絞って出してあげる必要があります。

分泌液が溜まってしまうと、悪臭だけではなく、病気の原因にもなるため定期的なケアが必要です。

運動・食事

運動と食事のバランスが大切なことは人も犬も同じです。

必要栄養素のタンパク質でも、カロリーオーバーは肥満の元ですし、脂質の取り過ぎは腸内バランスを崩し体臭に表れます。

適度な運動も含めて、健康維持をすることで匂いの予防にもつなげていきましょう。

部屋のにおい対策

ボストンテリアの匂い対策の一つとして、お部屋の匂い対策があります。

外部的にしっかりケアをしていくことで匂いが気にならない環境づくりをしていきましょう。

空気清浄機

特に家でうんちをするワンちゃんの場合に有効なのが空気清浄機です。

設置する際に、トイレの近くに置くなどせずに、できるだけ部屋全体の空気を入れ替えるような場所におきましょう。

芳香剤

犬がいる空間に芳香剤を置くと有害かと言われると、一概にそうとは言い切れません。

ただし、犬にストレスになってしまうような強い匂いは注意が必要です。

猫の場合、アロマの香りで中毒症状に陥る子もいますが、犬の場合体内でアロマの成分の分解できるのでその点は問題ありません。

しかし、香りの強いものはストレスになることもあるので、おすすめは消臭剤です。

香りを出すものではなく、匂いを消す効果のあるものにしましょう。

換気・掃除

空気清浄機と似ていますが、外気と内気を入れ替えるだけでも匂いは格段になくなります。

掃除も同じで、根本的な匂いのケアになります。

ムッとするような部屋の匂いはシャンプーやブラッシングだけでは変わるものではありません。

同時に換気をおこなうのも効果的ですね。

まとめ

ボストンテリアだけではなく、どの犬種でもましてや人間でも匂いはあるものです。

個体差はありますが、お客様が来るときの配慮や健康維持のための匂いケアがベストでしょう。

今回、ボストンテリアの匂いケアについてご紹介しましたが、ぜひ犬の気持ちになって対策・予防をおこなってあげてくださいね。

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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