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ゴールデンレトリバーの寿命は?罹りやすい病気や予防について紹介します

2018.08.28 2024.03.26

ゴールデンレトリバーの寿命

一般的に犬の寿命は小型犬よりも大型犬の方が短いとされ、ゴールデンレトリバーは10~12年と大型犬としては平均的な寿命です。

ゴールデンレトリバーの年齢を人で例えると?

犬は人より早く年を取るといわれています。
ゴールデンレトリバーの年齢を人に例えるとどうなるでしょうか?
換算方法は諸説ありますが概ねこのような年齢になると言われています。

犬の年齢

人に例えた年齢

1歳

12歳

2歳

19歳

3歳

26歳

4歳

33歳

5歳

40歳

6歳

47歳

7歳

54歳

8歳

61歳

9歳

68歳

10歳

75歳

11歳

82歳

12歳

89歳

13歳

96歳

14歳

103歳

15歳

110歳

16歳

117歳

17歳

124歳

18歳

131歳

19歳

138歳

できることなら、愛犬には長生きしていて欲しいものですよね?以降で、ゴールデンレトリバーの長寿の秘訣と、罹りやすい病気を解説します。

ゴールデンレトリバーの長寿の秘訣

ゴールデンレトリバーの長寿の秘訣は、ある意味ではとても基本的なことです。しかし、これらを幼いうちからしっかりと管理しておくことで、ゴールデンレトリバーがシニアになったときの健康状態に大きな違いがでます。

適切な食事管理

ゴールデンレトリバーは食欲が非常に旺盛です。よく食べることは基本的には良いことですが、行き過ぎて肥満になると健康に悪影響なのは人間と同じですね。

成犬のゴールデンレトリバーの場合は、平均体重が25~34キログラムで1日に1800キロカロリーが必要であるとされています。一般的なドックフードなら500グラム前後です。

これを目安に年齢や体重にあわせて調整してあげることが大事で、一気に食べさせるのではなく必ず数回に分けて与えましょう。

十分な運動

ゴールデンレトリバーは活発で好奇心旺盛なので散歩は肥満防止になるだけでなく、ストレス解消にもなるとても大事な習慣です。

特に大型犬を始めて飼う飼い主の場合、散歩を1日1回で済ませてしまう方もいますが、ゴールデンレトリバーとしては少し運動量が足りないと言えます。

ゴールデンレトリバーの場合30~40分程度の散歩を、1日2回は必要となります。ただ歩くだけではなく、公園やドッグランなどで全力で走り回れるような機会もあればなお良いです。

ゴールデンレトリバーが罹りやすい病気

ここからは、ゴールデンレトリバーが罹りやすいとされる病気について、一つ一つ解説していきます。

その病気にも言えるのは、「早期発見・早期治療が重要」ということで、寿命にも大きな違いがでます。病気の知識を持っておくことと、症状を見逃さないように日ごろから観察することが大事です。

胃拡張胃捻転症候群

ゴールデンレトリバーのような大型犬が罹りやすいとされる、胃にガスが貯まり拡張することで胃がねじれてしまう病気です。

症状はお腹が異常に膨らみ、吐こうとしてもねじれた胃のせいで吐けずに、涎だけが大量に溢れます。見るからに苦しそうなので、異常はすぐに気づくでしょう。

ゴールデンレトリバーの病気の中でも極めて緊急性が高いもので、症状が出始めてから間もなくショック状態となり、放っておけば死んでしまいます。症状を見て胃拡張胃捻転症候群ではないかと思ったら、とにかくすぐに病院に連れて行きましょう。

胃拡張胃捻転症候群は食後の急激な運動がきっかけで発症しやすいとされているので、食事のあとは食休みを挟むようにすると予防効果があります。

外耳炎

ゴールデンレトリバーは大きな垂れさがった耳がチャームポイントですが、形状的に耳に蓋をしているも同然なため蒸れやすく、外耳炎に罹りやすいという弱点でを持っています。

症状は、耳を頻繁に掻いたり、床にこすりつけたりととにかく痒そうです。緊急性はそこまで高くありませんが、重症化すると手術となる可能性があるので、やはりなるべく早い治療が望ましいでしょう。

耳掃除や耳周りの被毛のカットなど、定期的な耳のケアで予防できます。

股関節形成不全

ゴールデンレトリバーによくみられる遺伝性疾患が股関節形成不全です。生まれつき股関節が不安定で亜脱臼を常におこしているような状態と言えます。

症状は生後4ケ月程度からみられ、飛ぶように歩いたり。腰を振りながら歩いたりと、見るからに歩きにくそうにします。本来なら活発なはずのゴールデンレトリバーが段差や運動を嫌うような素振りも、股関節形成不全の初期症状として考えられるでしょう。

根本的な治療は難しく、鎮痛剤やサプリメントなどの投薬治療とリハビリを併用して少しずつ改善していくしかありません。自宅での食事療法も重要になります。

遺伝性疾患なため予防は難しいですが、肥満や運動のし過ぎが原因となるケースもありますので、気をつけておくべきでしょう。

骨肉腫

骨にできる悪性腫瘍の一つで、高齢のゴールデンレトリバーの足に発症しやすいとっされています。

骨肉腫が足にできると、足を引きずって歩いたり、足が腫れたりするので、骨折や捻挫と思われるかもしれません。

骨肉腫は癌のようなもので、その中でも極めて悪性が高いとされ、すぐに治療を始めないとあっという間に全身に転移してしまいます。

骨肉腫ができた足は切断するしかなく、それでも転移率が高い腫瘍であるため根治は難しいです。抗癌剤による延命治療もできますが、劇的な効果を発揮する可能性は高くありません。

愛犬に骨肉腫ができた場合は、飼い主も覚悟が必要になるでしょう。

まとめ

ゴールデンレトリバーは活発で食欲が旺盛なため、非常に健康的な犬種です。しかし、だから放っておいても良いということではないですし、だからこそ気をつけなければならないとも言えます。

愛犬が元気だからといって、油断してしまっては思わぬ病気が発覚して寿命を大きく縮めてしまう事態になりかねません。

ゴールデンレトリバーの飼育には、適切な管理や病気の知識、日ごろのケアがとても大事です。

参考文献
肥満傾向にあるゴールデン・レトリーバーへの食餌療法が体重と血液生化学成分に及ぼす影響
骨軟骨性外骨腫と骨外性骨肉腫の犬の一例
犬の胃捻転について
犬の股関節形成不全(異形成)の診断と治療

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この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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