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ビションフリーゼを飼うと生涯総額でいくらかかる!?ライフステージごとの費用の変化などライフタイムコストについて解説

2025.06.25 2025.06.25

ふわふわの白い被毛とやさしい性格が魅力のビションフリーゼは、これから犬を飼いたいと考えている方にとってとても人気のある犬種です。

でも、いざ飼い始めるとなると、どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。

この記事では、ビションフリーゼと暮らすうえでかかる生涯費用、いわゆる「ライフタイムコスト」について、ライフステージごとの変化や節約の工夫も交えて詳しく解説します。

ビションフリーゼの基本情報と寿命

ビションフリーゼはどのような特徴をもち、どれくらいの期間一緒に過ごせる犬種なのでしょうか。以下で解説します。

ビションフリーゼの特徴と飼いやすさ

ビションフリーゼは明るく社交的で、人と一緒に過ごすのが好きな犬種です。

むやみに吠えることが少なく、小さな子どもがいる家庭でも飼いやすいと言われています。

特徴的なくるくるとした被毛はダブルコートで、定期的なトリミングが必要です。

体力は控えめですが、遊ぶことが好きなのでお散歩や室内での運動も欠かせません。

平均寿命とライフステージの変化

ビションフリーゼの平均寿命は12〜15年ほどです。

子犬期・成犬期・シニア期と段階的に身体の状態が変わっていきます。

子犬期は成長にあわせたケアが必要で、成犬期は健康維持が中心、シニア期には病気や介護が必要になることもあります。

ライフステージに応じたコストが生じるため、長期的な視点で費用を考えることが大切です。

ライフタイムコストとは?

「ライフタイムコスト」とは、犬と一緒に過ごす間にかかる全費用のことです。ここではその内容と変化について解説します。

生涯費用の定義と内訳

ライフタイムコストには、購入費用・生活用品・食費・トリミング・病院代・予防接種・しつけ教室・保険料など、さまざまな費用が含まれます。

1ヶ月ごとの費用は少額でも、10年以上の積み重ねでかなりの金額になります。

ビションフリーゼはお手入れに費用がかかる犬種のため、トリミング代の占める割合が高いのも特徴です。

ライフステージ別にかかる費用のちがい

子犬期はワクチンや健康診断、生活用品の購入などの初期費用が必要で、出費がかさむ時期です。

成犬期はトリミングや定期健診、食費など毎月の出費が安定します。

シニア期には病気や介護のための医療費が増える傾向にあり、年間10万円以上かかるケースもあります。

初期費用としてかかるお金

ビションフリーゼを迎えるときに必要な初期費用の内容を見ていきます。

購入費用

ビションフリーゼの購入費用は一般的に25万円〜40万円ほどです。

ただし、人気のカラーや血統がよい場合には50万〜100万円になることもあります。

ブリーダーから購入する場合はやや高額になりますが、親犬の健康管理や育成環境がしっかりしているという安心感があります。

初めての生活用品の準備

ケージ、食器、トイレ用品、キャリーケース、マットや冷暖房グッズなど、生活に必要なアイテムの購入には合計3万〜10万円程度が目安です。

用品のグレードによっても差があり、長く使えるものを選ぶと後々の費用を抑えられます。

健康診断やワクチン、登録関連の費用

子犬期には混合ワクチンを2〜3回(1回あたり5,000〜10,000円)、狂犬病ワクチン(3,000〜5,000円)、マイクロチップ登録、自治体への登録などが必要になります。

これらを合わせると、初年度の医療関連費用は3万円程度を見込んでおきましょう。

毎月・毎年かかる維持費

毎月・毎年発生する主な支出について解説します。

フードや日用品の定期的な購入費用

フード代は月3,000円〜5,000円ほどです。

加えて、トイレシートやおやつ、おもちゃなどで月1,000〜3,000円程度。

月合計で5,000円〜8,000円程度が一般的です。

節約のために安いフードを選ぶと保存料や添加物がたくさん含まれていることが多いので、愛犬のために質のよいフードを選ぶと健康維持につながります。

トリミングやお手入れ関連の費用

月1回のトリミングが推奨されており、1回あたり5,000〜8,000円が相場です。

年間では6〜10万円ほどになります。家庭でできるお手入れを取り入れると、費用を抑えられます。

動物病院での定期検診や予防接種の費用

混合ワクチン(5,000〜12,000円/年)、狂犬病ワクチン(3,000〜5,000円)、フィラリア予防(800〜2,000円/月)、血液検査(3,000〜5,000円)などで、年間の医療費はおおよそ2万〜4万円です。

病気やケガに備えた医療費

ビションフリーゼがかかりやすい病気や手術費用について見てみましょう。

ビションフリーゼがかかりやすい病気とは?

膝蓋骨脱臼(パテラ)、アレルギー性皮膚炎、外耳炎などが多く見られます。

いずれも小型犬に多い傾向があり、早期発見・早期治療が大切です。

医療費の目安とペット保険の活用

急な通院では初診料1,000〜3,000円、検査や点滴治療を含めると1回2万円以上になることもあります。

膝蓋骨脱臼の手術は片足で20〜40万円、開腹手術は15〜35万円程度です。

ペット保険に加入しておくと、こうした費用の一部がカバーされ安心です。

高齢期に備えた介護・通院費用

シニア期には心臓病や腎臓病などのリスクが高まります。

健康診断は年2回に増やすのがおすすめで、1回あたり5,000〜30,000円程度が目安です。

介護用品や通院費も増えるため、月1万〜2万円かかるケースもあります。

ペット保険料

いざというときの備えとして重要なペット保険について解説します。

ペット保険のメリット

病気やケガの際に、高額な医療費の一部を補償してくれます。

通院・入院・手術をカバーするプランもあり、予期せぬ出費を抑えるのに役立ちます。

ペット保険料の目安

ビションフリーゼの場合、月1,500〜5,000円程度が一般的な保険料です。

補償内容が手厚いほど保険料は高くなりますが、安心感があります。若いうちに加入すると、保険料は割安になります。

ペット保険を選ぶ際のポイント

補償内容・自己負担額・対象年齢・加入条件などを比較し、自分の飼育スタイルに合った保険を選びましょう。

既往歴があると加入できない場合があるため、早めの検討が安心です。

ライフタイムコストの平均と節約の工夫

ビションフリーゼと暮らすためにかかる総費用と、その抑え方を見ていきます。

一生でかかる総額の目安

ビションフリーゼの平均寿命を13年とすると、ライフタイムコストはおおよそ150万〜300万円程度とされています。

医療費や保険料、トリミング代の比率が高くなります。

無理なく節約するためのポイント

トリミングや健康管理の一部を自宅で行ったり、定期的なセールで日用品を購入するなどの工夫で出費を抑えられます。

健康な生活習慣を維持することが、結果として医療費の削減にもつながります。

かけるところ・抑えるところのバランス感覚

健康や安全に関わる部分(医療、食事、住環境)はしっかりと費用をかけ、グッズや装飾品などは工夫して抑えるとよいでしょう。

バランスのよい支出を心がけることが大切です。

まとめ

ビションフリーゼは飼いやすく愛らしい犬種ですが、ふわふわの被毛には定期的なトリミングが必要で、維持費が高くなりやすい一面もあります。
また、膝や皮膚のトラブルにも注意が必要で、医療費や予防接種、保険料などの費用も計画的に見ておく必要があります。

一生にかかる費用はおおよそ150万円〜300万円が目安です。
健康や安全にかかわる部分にはしっかり費用をかけながら、日用品などは工夫して節約することも大切です。かわいさだけでなく、費用面もしっかり考慮して、ビションフリーゼとの暮らしを安心して楽しめるよう準備をしていきましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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動物病院やトリミング施設を併設した店舗、ペットホテルの運営など、
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