子犬の居住空間－サークル

子犬が家に来る日が決まると、わくわくしながらその日を待つことになります。でも子犬を迎えてからあわてずにすむように、子犬を迎えるその前に、子犬を迎え入れる準備をすませておきましょう。最初は子犬の環境作りに必要最低限のものを揃えましょう。まずは子犬の生活拠点となるのがサークルです。子犬の時はサークルの中で睡眠、排泄、食事をすませ、一日の大半はこのサークルの中で過ごします。サークルのサイズは、クレートまたはベッドとトイレがおける広さです。狭いのをかわいそうに思って広くする必要はありません。昔穴を掘って暮らしていたので、犬はむしろ囲まれた狭いところの方が安心して落ち着けるものなのです。サークルのサイズはまた数か月後成犬になった時のことも考慮して決めます。成犬になってもサークルの中で生活させるのであれば、少し大きめものがいいですね。

必需品一式

最初に最低限必要になるものは、クレートまたはベッド、フードボウル、水飲みボウルまたは給水器、トイレシーツ、トイレのトレイです。クレートやベッドは子犬の眠る場所です。子犬は四方を囲まれている方が安心できるものです。クレートの大きさは犬がぐるっと中で回れる大きさ、ベッドは体がすっぽり入る程度の大きさです。ただし子犬の成長は早いので、それも考えて購入してくださいね。日頃からクレートに慣らしておくと、災害時などにも役に立ちます。フードボウルは衛生面やかじってしまうことも考えて、プラスチックよりもステンレスか陶器がいいですね。水飲み用のボウルもフードボウルと別に用意します。ただし犬が蹴とばして水をこぼしてしまうこともありますので、お留守番の時はサークルに取り付けられる自動給水器が便利です。トイレシーツは吸水性も高くとても便利です。失敗した時のためにビニールシートや新聞紙などの上にトイレシーツを敷くといいですね。トイレ・トレーを使うことも多いです。

散歩用グッズ、グルーミング、おもちゃ

すぐには必要ありませんが、ワクチンプログラムが終了したらお散歩デビューです。首輪とリードを用意しましょう。首輪はとても多くの種類やデザインが売られているので、わが子に似合う色やデザインのものを選ぶのが楽しいですね。首輪は成長に合わせて買い替えます。被毛のグルーミング道具には獣毛ブラシ、スリッカー、コーム、ピンブラシなどがあります。長毛・短毛、抜け毛の多いダブルコート、抜け毛の少ないシングルコートなど被毛の種類・性質になったものを選んでくださいね。衛生面で必要になるのは歯ブラシ、目ヤニや口、足などの汚れをふき取るウエット・ティッシュ。歯磨きを嫌がる子に歯磨きシートも販売されています。犬のおもちゃはいろいろなものがあります。音の鳴るもの、引っ張り合いできるもの、噛むおもちゃなど、子犬のありあまるエネルギーを発散させたり、飼い主さんと一緒に遊んだり、楽しいツールです。子犬が齧っても安心なものを与えてくださいね。

まとめ

子犬との生活に夢をふくらませながらペットショップの中を歩いていると、実にさまざまなグッズが売られていて、あれもこれも必要な気になってついつい買いすぎてしまいますね。でも、いいと思って買ったけど、ウチの子には使えなかった。ということもよくあることです。本当に必要なもの以外は、子犬の成長を見ながら徐々に必要なものを買い足していくほうが無駄にならずにいいかもしれませんね。