コラム・豆知識
注目のワンちゃん、ネコちゃん
犬に最初に行うしつけ
新しい家族のことを理解させる
子犬を家に迎えたら、その日は水と食事だけ与えて、サークルの中でそっとしておいてあげましょう。親兄弟から離されてやって来た子犬はひとりぼっちで慣れない環境にすっかり疲れてしまっています。子犬のペースで環境に慣れるまで、静かに待ってあげましょう。できれば日中家に迎え、少し新しい環境に慣れたら、夜は疲れてぐっすり眠れるかもしれません。1週間はひとりぼっちにせず、家族の誰かが家にいて子犬を見守ってあげてくださいね。体力のない子犬は体調を崩すと急変することがあります。様子がおかしいと思ったらすぐに動物病院に連れて行った方がいいかもしれません。1週間は静かに過ごし、優しい言葉をかけながら、犬に安心感を与えてあげてください。最初のしつけは、子犬がこの家は安心で、家族はみんな優しい人だと理解させることです。
アイコンタクト
飼い主さんにとって犬とのアイコンタクトはコミュニケーションの第一歩です。名前を呼ばれたら飼い主さんを見る、ということを覚えさせましょう。犬の向かいに座り、「見て」と言いながら自分の目の近くにおやつを持っていきます。「見て」と言って、こちらを見たら「いい子だね」とほめて、おやつを与えます。最初はちゃんと飼い主さんの目を見てなくても大丈夫です。なんとなくこちらを見てるな~と思ったら、ほめてごほうびをあげてください。ピンポイントで目が合ったときは「いい子だね~」と大げさにほめてあげてくださいね。そのうちにちゃんと目が合うようになりますよ。そして、アイコンタクトを覚えた子は名前を呼ばれたら、「なんですか?」という表情で飼い主さんの顔を見上げるようになります。アイコンタクトができるとしつけはスムーズに進みます。
「ヨシ」と「イケナイ」、「オイデ」と「マテ」
犬のしつけの基本は「ほめてのばす」ことです。でもほめてばかりではダメなことが犬に伝わらないこともありますね。いいことをしたら笑顔で「ヨシ」、いけないことをしたら厳しく低い声で「ダメ」と叱り、家庭でのルールを子犬に教えてあげてくださいね。犬の短期記憶は1秒とも3秒とも言われ、さっきしたことはもう覚えていません。後でいたずらに気がついて叱るのはNGですよ。叱っていいのは現行犯の時だけです。もちろんいいことをした時もすぐにほめるのが大事です。「オイデ」は家の中でもよく使うコマンドですが、「オイデ」で犬が飼い主さんのところに来た時に叱るのもNGです。「オイデ」で来たら必ずいいことがある、と教えてあげましょう。「マテ」はさまざまな場面で使える大切なコマンドです。何かをしようとした犬を一瞬止めることができ、危ないことをしようとした犬の動きを止めることができます。「オイデ」と「マテ」の他に、「スワレ」、「フセ」、「ハウス」、この5つが家庭のしつけの基本ですから、子犬の時期からしっかりと教えていくといいですね。
まとめ
人の子育てにも流行があるように、犬のしつけ方法もまた流行りすたりがあるようです。しつけの方法は少しくらい変わっても根本は変わりません。しつけとは家族の一員である犬に家庭生活で必要なルールを教えることです。そのためには、人と犬が目やしぐさや言葉でコミュニケーションができるくらいに信頼関係を深めることが大切ですね。
犬の家&猫の里 編集部
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