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外で犬を飼うメリットデメリット
外飼いのメリット
外飼いといっても、いろいろな飼い方があります。家の外に温度調節もできるような犬舎を建て数頭の犬を犬舎に放して多頭飼いしている場合と庭のかたすみに単独で鎖につながれている場合とでは全く違います。一概に何がいいと言えないところですが、あえて犬を家の外で飼う利点をあげると次のようなことでしょうか。1) 抜け毛でにおいで室内が汚れないこと 2) 番犬になること 3) 人間の食べ物を欲しがったりできないこと 4) 家具を破壊されないこと 5)遊んで~と言って仕事や遊びの邪魔にならないこと 6) 日光浴ができること 7) 人間が犬を介した病気にかかりにくいこと 8)トイレトレーニングがいらないこと、などがあげられます。犬の毛アレルギーのある人も外でなら飼えるかもしれません。それから留守がちの家でしたら、家の中にいるよりは外の方が犬には刺激になるかもしれません。
外飼いのデメリット
外飼いの一番のデメリットは、犬が人間のことを学ぶチャンスが少ないことです。そして、これは逆も言えます。人間も犬のことを学ぶことができません。人間は庭にいる時間よりも室内にいる方が長く、食う、寝る、遊ぶ、その他多くの出来事は家の中で起こります。外にいる犬は家の中にいる犬に比べると、圧倒的に人を観察するチャンスが少ないので、人間の理解という学びにおいては不利なのです。さらに犬は人間と同じく群れで暮らす動物ですので、単独で屋外におかれるということは、外敵に対してひとりで立ち向かい、家族を守らなければならないということです。これは大変なストレスですね。もちろん個性がありますので、平気な犬もいるでしょう。健康上の問題点としては、飼い主が体の異常に気付きにくいこと、外国から来た犬は日本の暑さ寒さに弱いこと、脱走の危険があること、吠え声が近所迷惑になること、などでしょうか?
外飼いでは感じられないこと
最近庭にいる犬をあまり見かけなくなりました。通りかかりに吠えられて振り向くと、犬が窓の中からこちらを見ています。昔は猫は中、犬は外が普通でした。犬が家の外から中に入ってきたのは、小型犬の人気もあるでしょうが、それだけではなく犬を家の中で飼った方が単純に楽しいからだと思います。犬の知能は3歳児ほどだといいますが、確かに3歳くらいの子どもの行動を見ると、ウチの犬と同じようなことをしてるって思うことがあります。でも、そう思えるのは一つ屋根の下で犬と暮らし、寝食をともにして、いっしょにいろいろなことをしてきたからでしょう。インフルエンザで隔離され一人で寝ていたとき、ウチの犬は3日3晩離れようとせず、散歩と食餌以外はずっと私のふとんの上に乗って見守ってくれました。本当に犬の献身と愛情深さには頭がさがります。それは犬を家に入れて暮らしてみなければわからなかったことです。
まとめ
確かに今は犬を室内で飼うこと人の方が多く、そこには人間にも犬にもメリットが多いと思います。でも、外でのんびりとひとり風に吹かれて暮らしたい犬もいるかもしれないし、家の中にいることがストレスになる犬もいるかもしれません。生活空間を分けた方がうまくいく家庭もあるでしょう。定説や常識だけに捕らわれずに、犬との理想のライフスタイルを考えてみてくださいね。
犬の家&猫の里 編集部
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