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猫のトイレの掃除方法と頻度について紹介します!
猫のトイレを掃除する頻度は?
猫は1日に数回排泄を行います。
できればトイレをするたびに排泄物が付着した猫砂をスコップですくって捨ててあげましょう。
仕事などで家を空ける時間が長い場合は、最低でも1日1回は排泄物の処理をしてあげてください。
猫のトイレ掃除は、排泄物の処理以外にも、猫砂の交換やトイレ本体もきれいにする必要があるのですが、これらはどのくらいの頻度で行うのが適切なのでしょうか。
猫砂を換える頻度
猫砂というのは、定期的に全量交換が必要です。
少なくなるたびにきれいな猫砂を継ぎ足しているから、全量交換なんてしなくても良いのでは?と思うかもしれませんが、排泄物は意外にいろいろなところに飛び散っています。
きれいに見えても実はニオイや菌が付着しているので、継ぎ足しながら使い続けるのではなく、一旦すべて捨てて、新しいものに換えてあげたほうが良いのです。
交換頻度は使っている猫砂の素材やメーカーによって異なりますが、固まるタイプの猫砂であれば、1~2週間に一度を目安として全量交換しましょう。
システムトイレで使われるような崩れるタイプの砂であれば、1か月程度が目安です。
もし、汚れやニオイが気になるようであれば、早めに交換しましょう。
トイレ本体を洗う頻度
毎日使うトイレは、どうしても汚れや菌の温床となりやすいので、少なくとも月に1回はトイレ本体も丸洗いしましょう。
余裕がある場合は週1回でも良いですよ。
通常のトイレよりも、手入れに手間がかからないと言われているシステムトイレも、月に1回は本体を洗うようにしてください。
トイレの洗い方
準備するもの
- ・スポンジ
- ・ペット用洗剤、重曹、クエン酸など(ペット用洗剤だけでも大丈夫です)
洗い方
手順1:猫砂をすべて出す
まずは入っている猫砂をすべて取り出します。
このタイミングで全量交換する場合は捨ててしまえば良いですが、掃除後に再び使う場合はいったんビニール袋などに取りだしておいてください。
手順2:お湯につける
分解できる場合は分解し、お湯につけて汚れをふやかします。
猫のトイレはプラスチック製のものが多いので、耐熱温度は事前に確認しておきましょう。
手順3:ブラシで洗う
汚れが浮いてきたら、洗剤(もしくは重曹やクエン酸など)とブラシを使って汚れを落としていきます。
洗剤を使うのであれば、ペット用のものを使うようにしてください。
人間用のものには香料が含まれているものも多く、嗅覚が優れている猫にとっては嫌なニオイとなってしまうことも。
場合によっては香料が原因でトイレを使ってくれなくなる可能性もあるので、できる限りペット用のものや天然成分のものを使ってください。
手順4:しっかり乾燥させる
洗浄後は軽く水分をふき取り、風通しや日当たりの良い場所でしっかり乾燥させれば、トイレ本体の掃除は完了です。
猫砂の捨て方
猫砂には、鉱物系・紙系・材木系・シリカゲル系などの種類があります。
紙や木が原料のものであれば可燃ごみとして捨てることが可能ですが、鉱物系のものやシリカゲル系のものは、自治体によって不燃ごみ扱いになることもあります。
猫砂を捨てるときはお住いの自治体のルールに従って捨ててください。
猫砂をゴミとして捨てる際の注意点としては、穴が開いて散らばったりしないように、袋を二重にして捨てるようにしましょう。
消臭袋を使うと、ニオイが漏れにくくなります。
猫のトイレの臭いや汚れ対策方法
トイレの出入り口にマットを敷く
猫がトイレから出るときに足に砂がついていると、細かな砂がいたるところ飛び散って、部屋が汚れてしまうことがあります。
これを防ぐために役立つのが、トイレマットです。
トイレの出入り口に敷けば、自然と排泄後にマットの上を通ってくれるので、足についた猫砂を落とすことができます。
清潔さを保つためにも、丸洗いできるトイレマットがおすすめです。
ドーム型やハーフドーム型のトイレを選ぶ
猫は排泄が終わると砂をかけて隠そうとしますが、その際に砂がこぼれてしまうことも多いです。
部屋の掃除を少しでも楽にしたいということであれば、壁がついて砂がこぼれにくいハーフドーム型のトイレや屋根までついているドーム型のトイレを選ぶようにしましょう。
ペット用脱臭機を置く
こまめに掃除をしていても、トイレがある空間はどうしてもニオイがたまりがちです。
もう少しニオイを軽減したいと考えているのであれば、脱臭機を置いてみてはいかがでしょうか。
脱臭機能が付いた空気清浄機でも良いですが、脱臭に特化している脱臭機の方が、効果は高い物が多いです。
さらに、ペットに配慮して、サイズや稼働音も工夫されているので、トイレのニオイにお困りの方は、導入を検討しても良いかもしれません。
猫のトイレ掃除をサボると?
粗相が増える
猫は非常にきれい好きなので、汚れたトイレでは排泄をしたがりません。
いつまでもトイレが汚いままだと、トイレ以外の場所で排泄をしてしまいます。
病気
トイレが汚いままだと、おしっこを我慢してしまう子もいます。
尿を膀胱にためておく時間が長いと、膀胱炎などの泌尿器系の病気になってしまうリスクが高まるので注意が必要です。
ストレス
猫は非常に繊細な生き物なので、トイレが汚い状態が続いてしまうと、ストレスを感じてしまいます。
ストレスを放置してしまうとさまざまな病気を引き起こしてしまう可能性があるのですが、先ほどの膀胱炎もストレスが原因の一つだと言われています。
臭い
猫の尿は濃く、ニオイが強いのが特徴です。さらに、肉食動物である猫の便は、草食動物に比べるとニオイが強い傾向にあります。
そのため、掃除を怠ると強烈なニオイが発生し、家の中の衛生状態も悪くなってしまいます。
まとめ
猫は非常にきれい好きかつ繊細な生き物なので、トイレを我慢して病気になったり、ストレスをため込んだりしてしまいます。
愛猫が快適に、そして健やかに生活するためにもトイレはこまめに掃除してあげましょう。
排泄物の処理は毎日、猫砂の全量交換は1~2週間に一度、トイレ本体の掃除は月に1~2回を目安に行いましょう。
もちろん、余裕があればもう少し頻繁に掃除をしてあげても問題ありません。
掃除に伴って猫砂を廃棄する場合は、必ずお住いの自治体のルールに従って捨てるようにしましょう。
犬の家&猫の里 編集部
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