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コラム

猫を放し飼いにするデメリット!幸せに過ごしてもらうためのポイント紹介します

2021.11.10 2024.03.06

最近、問題になっている飼い猫の放し飼いですが、飼い主としてはどのような行動を取るべきなのでしょうか。飼い主も飼い猫も安心して過ごせる環境がベストですよね。そこでこの記事では、飼い猫の放し飼いと室内飼いについて、それぞれのデメリットを考えていきます。併せて、飼い猫が外に出さない対策もお伝えしますので、飼い猫が幸せに過ごせる環境を作っていきましょう。

猫は放し飼いにしても大丈夫?

「動物愛護管理法」では、猫の放し飼いは、法律上問題ありません。まずは飼育の基本となる「動物愛護管理法」について知っておくことが必要です。飼い主の責務として定められたものなので、しっかり確認しておきましょう。

「動物愛護管理法」のポイントを簡単にまとめました。

  • ・猫の生態、習性に応じて適切な飼育をし、健康・安全を確保しなければならない。
  • ・飼い猫が人に対して気害を加えたり、生活環境に悪影響を与えたり、他人に対して迷惑行為をしてはならない。
  • ・餌や水を与えずに飼い猫を衰弱させるような、健康を阻害するような行為はしてはならない。
  • ・故意に飼い猫にケガを負わせたり、殺したりしてはならない。
  • ・飼い猫を捨ててはならない。
  • ・無用な繁殖を防止するために、不妊去勢手術等を行う。
  • ・動物による感染症についての正しい知識の元、予防に必要な注意を払う。
  • ・自分が所有していることを明らかにするため、飼い主の義務として、マイクロチップの装着、飼い主の情報を登録する。(令和元年6月改定)

猫の放し飼いが認められているのは、「動物の生態、習性に応じて適切な飼育」と定められているためです。猫の放浪癖がある習性から、放し飼いが認められています。

野良猫に対しては、地域の安全や衛生面などから、排除の対象になります。放し飼いの飼い猫が野良猫とみなされないためにも、所有者情報の登録は必須事項です。

飼い猫の放し飼いによって起こった問題は、飼い主の責任となります。周囲とのトラブルを避けるためにも、現在は室内飼いが推奨されています。

放し飼いのデメリット

猫にはもともと放浪癖があるため、室内で飼っていても、自由度が高い外に出たがる習性があります。ですが、放し飼いに伴う危険性や問題を認識しておくことも大切です。ここでは、放し飼いのデメリットについて見ていきます。

事故

放し飼いによるデメリットとして真っ先にあがるのが、交通事故に遭う危険です。一歩外に出れば、車が往来する道に出ていくこともあるでしょう。

猫の行動範囲はかなり広いため、車と接触する事故にも遭いやすいです。日頃から飼い猫を外に出さないように配慮することで、事故から守ることができます。

病気

放し飼いをしていると、ノミやダニ等から寄生される場合があります。他の猫から感染症をもらうこともあり、病気にかかることも心配です。
外との接触は、このようなリスクがあることも知っておきましょう。

望まない妊娠

望まない妊娠をするケースは放し飼いをしている場合に起こりやすいです。生まれた子猫は飼いきれず、引き取り手を探すのに困ることにもなります。繁殖させて、野良猫を増やさないためにも、避妊去勢手術をすることも検討のうえ飼うようにしましょう。

野良猫との喧嘩

外を出歩く放し飼い猫は、野良猫と縄張り争いから、喧嘩になります。衛生状態の悪い野良猫は、細菌を保持していることが多く、ケガを負えば、傷口から細菌が入って感染症にかかる危険があります。野良猫との接触は避けたいところです。

近隣からの苦情

放し飼いの猫に対する近隣の苦情はよく聞かれるものです。庭や畑を荒らす、糞や尿を所構わずするという被害は少なくありません。車や家に傷をつけるといったことも起こりうることです。このような問題から、猫の放し飼いへの周囲の批判は高まっています。

室内飼いにはデメリットはない?

ここまで放し飼いのデメリットについて見てきました。確かに外は室内に比べて、危険が多です。一方で、室内は猫にとって最も安全なテリトリーだといえます。モラルや安全面から見ても、室内で飼う方が飼い主も飼い猫も安心です。しかし、室内飼いでのデメリットもあります。

運動不足になる

外を気ままに歩きたい猫にとって、室内だけで過ごすことは少し退屈に感じるかもしれません。室内飼いの場合、行動範囲が狭く、運動不足になりやすいです。適度な運動と快適な空間を確保することで解消できるので、ぜひ取り入れてみてください。

上下運動ができる場所づくり

猫の運動不足に効果的なのが、上や下に移動することで運動できる場所づくりです。

壁を利用して猫棚やキャットタワーを用意しても良いのですが、飼い猫が怖がったり気に入ってくれなかったりすることもあります。作りこみ過ぎず、既存の家具を組み合わせて、階段状にするなど工夫してみましょう。普段の生活に溶け込んだ場に日頃の習慣に合わせて用意するのがポイントです。

室内での事故

交通事故には遭わなくても、室内で起こる事故はたくさんあります。

2階以上の窓やベランダから落下して、ケガを負うことも少なくありません。

その他にもお湯の張ってあるバスタブに落ちて溺れる、コードをかじって感電、ガスコンロやストーブでやけどする等、室内にも危険は潜んでいるので、危険個所には注意しなければなりません。

部屋を荒らされる

室内飼いをしていると、物を壊されたり、粗相をされたり、食べ物を食い散らかす等、部屋が散らかる場面がよく見られます。

特に家を留守にするときに、飼い猫が飼い主と離れることを不安に感じる分離不安、いたずらや好奇心から、部屋を荒らすケースもあります。

部屋を散らかす原因には、様々な要素が考えられます。飼い猫の様子から何が原因かを考えて、対策することが大切です。

外に出てしまわない為のポイント

室内で飼っていたとしても、飼い主の隙を見て、飼い猫が外に出てしまうこともあります。一度外に出してしまったら、作ったテリトリーを確認するために外に出ようとしてしまいます。では、飼い猫を安全に飼うためには、どうしたら外に出すことを防げるのでしょうか。

窓の外を眺められる場所を作る

猫が外を眺められるくつろぎスペースを複数個作ってあげましょう。安全な場所から外の景色を眺めるのはなわばりを守る猫の習性です。
くつろぐ場所は、時間や日によって変わります。日の光が入る場所に柔らかくて暖かいカーペットを敷いたり、クッションを置いたりして、猫が気に入ってくつろげる窓辺を用意してみてください。

ただし、人や交通量が多いなど、猫が興味をそそる風景だと、逆に「外に出たい」という本能を刺激してしまうこともあるので、注意しましょう。

プレイスペースを作る

猫だけが自由に過ごせるスペースを用意することも、猫がストレスを溜めないための有効な方法です。飼い主と適度な距離感を持つことで、お互いに過ごしやすくなるのです。キャットウォークを設ければ、猫が離れたところから様子を伺うことができます。猫専用の扉や自由に部屋を出入りできる動線にし、ストレスを溜めずに快適な生活を送るためのサポートをしてあげましょう。

窓や玄関の開閉に気を付ける

窓や玄関の開いた隙に、飼い猫がするりと逃げ出してしまう場合があります。脱走防止の扉やネットを張る等、玄関と猫のいる部屋を行き来できないようにしておきましょう。

また普段の飼い主が行う窓の開閉を見て、猫は窓を開けることを覚えます。猫は少しの隙間でも自分で開けてしまいますので、補助鍵をつけたり、窓の内側にワイヤーネットを設置したりして対応しましょう。

まとめ

「動物愛護管理法」で猫の放し飼いについては、猫の性質上、禁止されてはいません。猫の持つ習性からすると、放し飼いで自由に行動させたいところですが、事故や病気、近隣からの苦情など、デメリットの方が大きいです。

最近では、室内飼いが推奨されています。運動不足や空間づくりに配慮すれば、安心して過ごせるからです。

室内でのデメリットもありますので、対策を講じた上で、健康に過ごしやすい環境づくりをして、猫にとっての快適な暮らしを実現しましょう。

この記事の監修者

犬の家&猫の里 編集部

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