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犬がくるくる回る理由は?病気の可能性もある?

2021.11.22
                     

犬がくるくる回る理由は?病気の可能性もある?

愛犬が尻尾を追いかけるようにくるくると回る姿を見た経験はあるのではないでしょうか。犬がくるくる回る行動は、本能的な行動や感情表現だけでなく、ストレスや病気が原因である場合もあります。この記事では、犬がくるくる回る原因と対処方法について解説していきます。原因に合わせて、適切な対応をしていきましょう。

犬がくるくる回る理由は?

では、犬はどのようなときにくるくる回るのでしょうか。その理由について、具体的に見ていきます。

嬉しい時

犬は興奮して嬉しくなると、その場でくるくると回ります。おやつやご飯をあげるとき、散歩に行くとき、帰宅した飼い主さんを迎えるときなど、嬉しい気持ちを全身で表しているのです。

嬉しくて回っているときは、犬は感情のコントロールができず、興奮している状態です。飼い主さんは、すぐに次の行動に移さないことが大切です。犬の気持ちが落ち着くまで、少し待ってから行動するようにしましょう。

このときの回る行動は、感情表現からくるものなので、問題ありません。

ストレス

犬はストレスや不安、恐怖を感じているときに、くるくる回ることがあります。回ることで気持ちを落ち着かせようとしたり、溜まったストレスを発散しようとしたりしているのです。

放っておくと、尻尾を噛んで傷つけたりすることがあります。回る行動が習慣化して、エスカレートする前に、ストレスの原因を取り除いてあげることが必要です。

うんちしたい時

排泄をする前にも、くるくると回る行動が見られます。

犬には、何か行動するときに場所を定める前に、その場所を確かめる習性があります。排泄をするときは、無防備な体勢になるため、外敵に襲われないように周囲の安全を確保しているのです。

野生動物の名残として見られる本能的な行動なので、心配はいりません。犬がスッキリ排便するためにも必要な動きです。邪魔をしたりせずに安心して排泄させてあげましょう。

寝床を整えている

犬には、穴を掘ってそこに体を丸めて寝る習性があります。寝床でくるくる回っているときは、寝心地が良いように寝床を整えているのです。

飼い主さんがタオルや毛布を入れると、犬は足で押しのけたり、咥えて動かしたりしながら、自分好みの仕様に変えようとします。

犬の本能からくる習性のひとつなので、特に心配する必要はありません。

病気や体調の異常の場合

犬がくるくる回るときは、病気や体調の不調が隠れている場合もあり、注意が必要です。ここでは、くるくる回るときに考えられる病気について、見ていきます。

認知症

老犬に見られる症状のひとつが痴呆、いわゆる認知症です。この場合、同じ場所をよたよたと円を描くように繰り返し回る様子が見られます。

壁にぶつかっても後戻りせず歩き続ける、住み慣れた家でも方向が分からずに迷子になる、夜泣き、徘徊などの行動が見られます。

認知症は命に関わるものではありませんが、犬の動きには気を付けることが必要です。ふらついた際に、ケガをすることもあります。円形のサークルに入れる、小型犬なら子供用のプールに入れておくと、飼い主さんも安心です。

回ることを止めさせずに、存分に歩かせてあげましょう。認知症は柴犬などの犬種に多く見られます。

耳の異常

中耳炎や外耳炎などの耳の異常も考えられます。平衡感覚を失い、意図せずにくるくる回る「旋回行動」をしている可能性が高いです。気になるときは、病院で検査を受けてみてください。これらの耳の異常は、脳の前庭障害を引き起こすこともあるため、注意しましょう。

また、目の動きや首の傾きがないかチェックしてみてください。首を傾げた状態で目の位置が水平にならない「捻転傾斜」や眼球が小刻みに揺れる「眼振」が見られます。

原因が耳の奥である場合は、比較的軽い症状で済みます。

脳の異常

前庭障害でも脳の近くに原因がある場合、脳腫瘍や脳梗塞の危険があります。このとき見られる旋回は、より深刻な病気の兆候となります。旋回以外にも、嘔吐や食欲不振、痙攣が見られたら、重篤な状態です。

できるだけ早く獣医師さんの治療を受けましょう。

前庭障害は高齢犬に多く見られる疾患です。日頃からおかしな動きや様子がないか、注意して見るようにしましょう。

くるくる回る時の対処方法

犬がくるくる回るときは、ケガをしないように安全を確保することも大切です。ぶつかりやすい箇所や角は、クッション性の柔らかいもので保護しておきましょう。フローリングは、足元が滑りにくいようにマットを敷くなどして対応してみてください。

それでは、原因別の対処方法について見ていきましょう。

嬉しい場合

まずは、犬の興奮を落ち着かせましょう。そのためには、犬が求めている行動をすぐにしないことが大切です。

くるくる回っているときは、落ち着くまで動かないこと。おやつやご飯は与えない、散歩には連れ出さないようにします。犬の様子が落ち着いたら、おやつやご飯を差し出したり、散歩に連れて行ったりしましょう。

トイレの場合

トイレの前にくるくる回るのは、気にする必要はありません。むしろ放っておいてあげましょう。

犬はトイレをするときには、排泄に集中したいのです。物音を立てたり、様子を伺ったりと、犬の気をそらすことは避けましょう。飼い主さんは、愛犬が気持ちよく排泄できるようにしてあげるだけで良いのです。

寝床を整えている場合

犬は寝床でくるくる回っているときは、好きなだけさせてあげましょう。

飼い主さんがタオルや毛布を入れるなどして整えた寝床も、犬は自分好みに変えてしまうかもしれませんが、犬の行動を止めずに好きなようにさせてあげるのが得策です。飼い主さんが犬の寝床を下手にいじらずに、犬が納得のいくまでやらせてあげましょう。飼い主さんはそっと傍で見守ってあげてください。

寝床のタオルやクッションは柔らかいものなら、犬の体にフィットした心地よい環境を作りやすくなります。犬が好みそうなものを用意してあげましょう。

ストレスの場合

ストレスの場合は、原因を探ることが必要です。

運動不足やコミュニケーション不足、引っ越しなどの環境の変化など、思い当たる原因はないか考えてみましょう。原因に対応した対策を取ることで、問題行動も見られなくなります。

たとえば、長めのリードで時間をかけて散歩をする、遊ぶ時間を多めにとる、犬の生活環境を見直すなど、犬の抱えるストレスや不安の解消に努めましょう。

根本的な原因を突き止めることが重要です。原因が分からないと行動を繰り返すだけでなく、尻尾を噛んで傷めてしまうこともあります。

ストレスが原因の場合は、行動が根付いてしまう前に、早めに対処することも肝心です。

病気が疑われる場合

病気の可能性があるときは、くるくる回る以外に他の症状が見られることが少なくありません。

他にどのような症状があるのか、病気の兆候と重なる症状はないか、チェックしてみてください。

愛犬の行動や様子がいつもと違うことに気が付いたら、早めに動物病院を受診しましょう。普段のくるくる回る様子や犬の行動を動画に撮っておくと、診察の際もスムーズです。

叱ったほうがいい?

犬がくるくる回っていると、飼い主さんは止めさせたくなるかもしれません。ですが、叱って止めるのは逆効果です。

犬を余計に興奮させて、かえって激しく動き回ることもあります。また叱られることで、より不安を募らせることにもなるのです。

飼い主さんは犬が回る行動を叱って抑えようとするのは止めましょう。冷静になだめる、ときには相手にしないで放っておくことも必要です。

まとめ

犬がくるくる回る行動には、様々な理由があります。本能や感情表現ならば、それほど心配はいりません。しかし、ストレスや病気が原因の場合、そのサインを見逃さないことが大切です。

ストレスによる場合は、原因を探って、できるだけ早く解消してあげるようにしましょう。愛犬の性格にもよるので、一概にどれが効果のある方法だとはいえません。色々試してみるのがおすすめです。

病気による場合は、重篤な状態を引き起こすこともあります。愛犬の様子をよく観察し、くるくる回る以外の症状も注意して見てみましょう。異変を感じたら、獣医師さんに相談してみてください。

普段から傍で愛犬の様子を見ていれば、異変も察知しやすいです。愛犬のきもちに寄り添い、生活環境や体の調子などに配慮して、変化にも気づけるようにしましょう。

もくじ

この記事の監修者

ペットショップ 犬の家&猫の里

犬の家&猫の里 編集部

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